シャトレーゼガトーキングダムとはなかなか覚えにくい名前である。
何かケーキ店かと思ってしまう。
このホテルは札幌市街地の北、茨戸というところにあり、石狩川の河口付近にある三日月のほとりにある。
なぜここかというと、このホテルはかつて札幌テルメといわれて、要するに巨大な温水プール入浴施設であった。
1990年頃、自分はこの温水プールが好きで3回ほど行ったことがある。
各種の入浴施設があるので、一日中過ごせる。
しかしここは不動産バルの崩壊による、主な出資者である北海道拓殖銀行の倒産とともに1990年代後半に幕を閉じた。
施設は残ったが、新たな出資者により2002年にこの名前で再開した。
札幌駅の北口に送迎バスが待っていた。
ホテルまでは30分はかかる。
時刻も8時ころなので、さっそく定評のある夕食バイキングに向かった。
これも目的の一つである。
建物の中が空洞の広いレストランが待っていた。
北海道とは逆の南国風のコンセプトになっている。
エレベーターもその内壁の一部をなしている。
さてバイキングの内容はどうか。
和洋中とその種類は多い。
本当はもっとたくさんあるが、いちいち写真を載せていたらきりがないので、全体を見渡した結果から言うと、日本の大型ホテルのバイキングの雰囲気とさほど変わらない。
ただ品数は多い。
これは第一クールである。
自分は大体三回はお代わりをするので、一品は少量に抑えている。
これは第二クール。和風か。
もっと特色のあるメニューを期待したが、それは無理だった。
ここで思ったことは、日本国内では大体どこも同じようなものか。
この前にバンコクのバイヨークスカイホテルのバイキングのメニューに感動したのは、そこが外国だったからだ。
そういえばヨーロッパのホテルには見慣れないハムやチーズや各種のパン類が多く、アラブのホテルには脂濃い料理がたくさん並んでいた。
ここは料理そのものはおいしいが、バラエティーさ、物珍しさには欠けると思う。
でも外国人宿泊客から見れば、日本料理的なものが多く、貴重に見えるだろう。
寿司、天ぷら、そばなどは日本で食べたい物だろう。
これはあくまでも自分の感想だ。
これでホテルバイキングの熱は冷めた。
これは翌朝。なんてことないものを食べた。
この生卵も外国人が挑戦してみたい物だろう。
卵を生で食べる習慣があるのは日本だけだろう。
生ガキや肉類、レバーを生で食べる勇気はあるか。
自分は食べるが、これはなかなかできない。
なおスーパーで買ったものでも、今まで特に当たったという記憶はない。