ホアヒンの町を歩いてみた。
ホアヒンはタイ王室のビーチリゾートだというのでまずは海岸に行ってみた。
これはヒルトンホテルである。
宿泊料は30000円以上。
設備も朝食ビュッフェも素晴らしいだろう。
でも自分とは関係ないか。
こうしたリゾートホテルは中にプライベートビーチがあり、外とは柵で仕切られている。
また豪華なプールもついている。
自分もこうした高級ホテルに泊まったことはないわけではないが、泳ぐのは大抵プールを使っている。
海に入りたいのは沖縄だけである。
海に突き出た桟橋らしきものがあった。
船でもつくところかと思ったが先端まで行ってみたら、ここは何と海釣り公園であった。
釣り人の数は少なかったが、釣っている人の仕掛けを見るとコマセなしのサビキだった。
海岸線の様子からこの辺りは砂浜なので、日本流に言えばここの釣り物は投げでキス、カレイ、ハゼ、スズキなどとなるが、サビキだと熱帯の小魚になるだろう。
フグ、カワハギなどがうるさそうだ。
しかしあまり連れている様子は見られなかった。
その場に停泊していたのが、小型の沿岸警備艇。
タイの海軍か海上保安庁かはわからないが、注目したのは艇の前の部分にあった艦載機関砲。
被弾経始を図るための傾斜装甲。
直撃弾を受けてもこの装甲が斜めになっていると弾をはじきやすく、また斜めになった分だけ装甲が厚くなるので、防御には効力を発する。
後ろの方には射手への衝撃を和らげるための肩当が付いている。
この口径は20ミリか12,7ミリかどちらだろうかと考えたが、前に動画で米軍の20ミリ機関砲の発射シーンを見た時、同じ肩当があったので、これは多分エリコン社製の20ミリ機関砲だと推測した。
かつて海上保安庁巡視艇も停船指示に従わない。
北朝鮮不審船を能登半島沖や九州近くの東シナ海でこれで撃沈した。
この桟橋は夜には屋台レストランになるようだ。
夜風の涼しいデートスポットのような気がする。
ここが観光地には付き物の風俗街のようだが、バンコクやパタヤに比べるとだいぶおとなしい。
やはりここは田舎だ。
その近くにあった客のだれもいないレストランでビールを飲んだ。
シンハーでもチャンでもない。
ビールは世界中のどんな銘柄でもたいてい同じだ。
当てにはタイのイサーン地方(東北部)の名物料理であるソンタムサラダを食べた。
普通これは街角でおばあさんが材料とすり鉢で手作りしている。
パパイアの皮が中心で必ず川ガニが一匹入っている。