ホアヒンの二日目も夜はナイトマーケット屋台街に出た。
タイはどこに行っても屋台街にあふれている。
屋内レストランもあることはあるが、バンコクを除いてはその数は少ない。
庶民の夕食はたいていが屋台で食べるかそこで総菜を買ってきてうちで食べるかである。
ホアヒンの屋台街も鯛の田舎にあるものと変わらない。
ありきたりのタイ食品の店が並んでいる。
タイの庶民料理といえば、米ものではガパオライス、チャーハン、麺ものではビーフンや小麦麺にナンプラーでの味付けスープによるもの、パッタイ焼きそば、ソンタムサラダ、トムヤムクンスープ、各種カレー料理、海南鶏肉、熱帯果物、甘いスイーツ類などがある。
こうしたものはたいていこの屋台街にはおいてある。
少し高級なところでは、エビ、カニ、イカ、タコ、貝、魚などの日本でもおなじみの海鮮料理がある。
結局こういうところでどれにしようかとうろうろしていても最後には何故か食べなれたものに落ち着いてしまう。
すでに知っているんで冒険しなくてもよいからだある。
タイ風のチャーハンはそういえばスリにあったジェットマーケットでも食べた。
その前にチャーハンはどこで食べても多少味付けが変わるだけで中身は同じような気がしないだろうか。
日本の中華料理店はもちろん中国でもシンガポールでも果てはヨーロッパの中華料理店でもあまり変わらない気がする。
そしてさらに炊き込みご飯であるトルコ中東のピラウ、ヨーロッパのピラフ、さらにインドのビリヤニまでそんなに差異感じない。
だから悩んだあげく結局はこのチャーハンに落ち着いてしまっているのか。
スープにはトムヤムクンを選んだ。
屋台でトムヤムクンを食べたのは初めてである。
これは高級料理だと思っていた。
屋台でも調理できるものだとは知らなかった。
店の主人がココナツミルク入りのスープを盛んに進めていたので、これがトムヤムクンだとは知らなかった。
ここではこれで300円程度と安かった。
これで500円程度と田舎の屋台はさすがに安かった。
バンコクのジェットマーケットや屋内レストランでは多分1500円くらいは行っただろう。
この選択は非常に良かった。
さて期待していたハイシアホテルの朝食バイキングは、その前のバイヨークスカイホテルのものが非常に良かっただけに、期待値が高まっており、そのせいもあってか思ったほどではなかった。
日本にもよくある中級ホテルの朝食バイキングであった。
味的にもバイヨークスカイよりは少し落ちた。
こうしたものは当然値段との関係があるので、その点についてはどうのこうの言えない。
バンコクの最高級ホテルで食べればものすごいだろう。
いつかパックツアーで止まった中東ヨルダンの死海のほとりのリゾートホテルでは腰を抜かすほどすごかった。