バイヨークスカイホテルの南側一帯はプラットナムといわれる商店街である。
中でもインド人の経営するものも多い。
東南アジアや中国の商店街には安いものが大量に売られている。
日本のディスカウント店やスーパーにあるもの、ない物といろいろとあるが、いつも何かないか探して回っている。
まずは衣料品はこれは同じような値段で、ドン・キホーテなどにもある。
台所用品は金属が使用されているので、飛行機に積めない。
食品は輸入規制のあるものも多く、また最近はカルディやアメ横などでも結構買える。
その中で自分に必要なものを探すことになる。
今までよく買っているものには、まずは老眼鏡。
100円ショップものより高いが、デザインがよいものが多い。
旅行用のスーツケースは見た目は普通のデザインのものがアマゾン通販より安い。
偽物の腕時計。少なくとも2年はもつ。
薄い靴下。
今回はスリにあった経験から肩掛けの鞄を買った。
何しろ小さいもの、すぐ使えるものでなければならない。
これらはそのその瞬間にはつい忘れがちになるが、値切ることはできる。
渋っていると向こうから下げてくる。
翌日の朝はこのインド人街のレストランで朝食を食べた。
ホテルの前の道(ソイ)にはインド料理店が連なっている。
まだどこもがら空きだったが、思い切って一つの店に入った。
ガラス張りで座席は対面だった。
この店はインドのどこの料理なのかはわからない。
北部のヒンディーか南部のタミールか東部のベンガルか。
この言葉はどこのものだろう。
朝食メニューはちょっとしかなかった。
やはりここでも値段は高い。
300バーツ(1000円以上)は付けてある。
アルファベットだと言葉は読めても意味は分からない。
適当に頼んだ。
パンとカレーの朝食セットである。
このパンは日本でいえばコッペパン。
インドらしくない西洋由来の普通のパンだった。
味も食べやすさも普通だった。
日本のパン屋に売っていてもおかしくはない。
これは広義ではカレーになるが、要するにインドの日常の煮込み料理である。
辛くはない。
先日テレビ番組でインドカレーを元から作るという番組があったが、まず最初に刻み玉ねぎと刻みトマトを炒めるところからベースが始まっていた。
これに肉や野菜を足してさらに炒め、そして煮て、さらにクミン、コリアンダー、チリなどのスパイスで味と辛味をつけていった。
カレーとは玉ねぎとトマトをベースとするの煮込み料理であると言っていた。
そう思って見るとこの料理は確かにそうだ。
色が付いた玉ねぎとトマトであふれているような感じがする。
実は自分が見たかったものはこれも今年になってからテレビで見たが、インドの屋台で、広い中心部が少しくぼんだ大鍋の上に材料をばらまいて、まるで日本のイベントの焼きそばを作るような感じで作る屋台料理だった。
が、これはなかった。
元浦和レッズのサッカー選手の槙野とか元自衛隊員(現在は即応予備役)の芸人やすこなどが実際にインドで食レポをしていた。
そんなにおいしそうな表情は見せなかったが、やはりスパイスがきついのだろう。
そしてこの料理に関しては思ったより普通の食感で、どちらかというともっと刺激のあるものが食べたかった。
この日は(3日目)タイ南部の観光地であるホアヒンに向かう予定だったので、リムジンバスの出ているスワンナブーム国際空港に行った。