バイヨークホテルの朝食会場は上階にあるレストランにある。
80階以上のところだと思う。
標高にすれば400メートル以上である。
ここは真ん中の厨房を取り囲む形で、席が円形に広がっていた。
見通しの良い窓によって外の上からの景色が望めるようになっている。
そして中にはいくつかの野外席もあった。
低い雲の下にはバンコクの町の四周が遠方まで見える。
ここはPM2,5などはあまりないようだ。
そして気温も体感では30度くらいで酷暑の東京よりは圧倒的に過ごしやすい。
これもまた空港方面に向けて写真を撮ったようだ。
自分の部屋の方向と同じだ。
マッカサンの駅が少し上方から見渡せる。
そしてそれとは真反対の西側には、空港線スカイトレインの終点であるパヤタイ駅がある。
こちらは南方面、すなわちバンコク中心部のサイアムスクエアー方面を見ているか。
しかしバンコクも高層ビルが多くなった。
この10年間でかなり変わった。
もうどこがどこだかわからない。
バイヨークスカイビル独り勝ちの時代は終わった。
ここで朝食バイキングを見て回った。
中心部を囲むように各種メニューがぐるっと円形に配置されている。
その中でこれぞというものを見つけた。
インドチャイである。
いわゆるインド風ミルクティー。
さてどんなものだろう。
実はこのホテルの周辺はインド人街なのである。
まずはこれをとった。
窓際において写真を撮ったが、光量の関係でくっきりとは映らない。
もうすでに最初からミルクは入っており、やはりエキゾチックな感じはする。
一口飲んでみるとこれは単なるミルクティーではない。
何か香り付け、味付けがされている。
多分何らかの香辛料が添えられている。
甘くさわやかな気のする香辛料だ。
後でこのインドチャイについて調べてみた。
そうしたら紅茶の葉は煮だしでミルクと一緒に煮て、濃くするそうだ。
そのあとで香辛料を加えるそうだが、いくつかあるのでこれが何かは作った人に聞いてみなければわからない。
コンデンスミルクと混ぜる場合もある。
それにしてもこのチャイは素晴らしい。
紅茶のコクがあり、甘い香辛料には非常に優雅な感じがし高級感がある。
しかしインドでは庶民の普通の飲み物だ。
コーヒーより飲んだ感じはよかった気がした。
無論お代わりで数杯飲んだのは言うまでもない。
さて次には朝食の食べ物をとって回った。