山梨県大月から富士吉田方面に向かう国道139号線。
この都留市と富士吉田市のちょうど中間あたりにうどんの駅という店がある。
この看板は目立つのですぐにわかり、そのまま駐車場に入ることができる。
ここには前にも行ったことがあるが、ブログ記事としては書いてはいないので、今回再挑戦をすることにした。
富士吉田は言うまでもなくうどんの郷土料理があり、文科省からもほうとうとともに山梨県伝統郷土料理に選定されている。
前には何を食べたか忘れたが、この看板にでかでかと出ている肉汁うどんを食べてみようと思った。
肉汁うどんは埼玉県でも郷土料理であり、これでわかる通り、北関東周辺で一般的に食べられているうどん料理である。
ただし中身は多少は違うと思う。
ここはメニューはたくさんありそうだが、うどんは同じで結局はみそ味、しょうゆ味、温か冷、後はトッピングの選択か。
何も迷わないで、店の前の看板にもあった当店NO1の肉汁うどんをたのんだ。
ここはチェーン店形式のセルフ式だ。
後別に山間部に行かなければ気軽に食べれない鹿の肉(もみじ)も頼んだ。
最近鹿が増えて農作物に被害を与えているそうなので、このように捕まえて肉にしているのだろう。
もっとももみじという名前で江戸時代でも食べていた。
このうどんは豚肉がかなり目立つ。
関東だから肉といえば豚肉は当然である。
うどんはかなり硬く、こしが強い。
しかし伊勢うどんほどでもない。
これは吉田うどんの特色である。
したがって茹でるのには時間がかかる。
だし汁は醤油味だったが、みそ味の方が特色が出てよかったのかもしれない。
これは辛子みそで吉田うどんでは普通に使われる調味料である。
これは富士吉田市内のうどん店ではテーブルに置いてあるが、ほうとうの店では見たことがない。
辛子みそはたくさん入れると激辛うどん料理になってしまう。
この種の激辛調味料は日本にもあるが世界にもたくさんある。
しかしたくさん入れると唐辛子の辛さだけが目立ってしまい、激辛にするとなんでも同じようになってしまう。
ほどほどにするのが、少しの刺激が舌に伝わり、丁度よいと思う。
鹿肉はあまり特色やあぶら味を感じないあっさりとした肉だった。
豚のバラ肉とは対照的だった。
この店の窓からは晴天の富士山がよく見えた。
これからは国道139号線(富士山周遊道路)で富士宮まで行くが、冬の時期にここに行くと富士山が非常によく見える。
冬型の気圧配置の北風びゅんびゅうの日がおすすめである。