北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に指定される | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

オリンピックの陰に隠れてなかなか話題にはなりにくいが、三内丸山遺跡を含む、北海道、北東北にある縄文遺跡群が世界文化遺産に指定された。

 

 

 

 

数日前の奄美諸島や八重山の西表島の自然遺産の時には多少は報道されたが、昨日は柔道や女子ソフトボールの陰に隠れさっぱりだった。

 

 

自分も女子ソフトボールの試合に集中した。

 

 

要するにタイミング的に非常に悪かった。

 

 

さてこの世界遺産により日本の固有の新石器時代の遺跡や文化(縄文文化)が世界的に認められたという意義は多い。

 

 

縄文とは氷河期の3万年前ごろに地続きであったユーラシア大陸からやってきたホモサピエンス(新人)がそのままこの地に住み着き、1万5千年前の氷河明けとともに各地に集落をつくり縄文土器を作成したことによる時代を指す。

 

 

従ってこれは中国とか朝鮮半島とかとは全く関係がない。

 

 

そして渡来人でもなく、ホモサピエンスの氷河期における地球的移動の一環である。

 

 

その後の氷河明けとともに日本列島が大陸から切り離され、1万年以上にわたって日本列島の地で独自に生活し、土器や土偶がその証拠として残っている。

 

 

 

 

全人口は20万人くらいだったされているが、自然採集経済ではそれくらいが、日本列島の限界かもしれない。

 

 

ただ文字がないためそれ以上の詳細はわからない。

 

 

しかし遺跡や出土品の年代測定法などの科学技術の進歩により、最近はさらなる詳細が分かるようになってきた。

 

 

縄文土器は全国くまなく出土するが、北海道、北東北の数が多く、また遺跡もはっきりとしている。

 

 

 

 

今ではかなり寒い地方だが、縄文時代のこの時期は地球環境最適期といわれ、今より平均気温が2から3度高かった。

 

 

この辺りが一番自然にも恵まれ住みやすかったのではないか。

 

 

縄文人は今の日本人の元になっており、のちの大陸からの渡来した弥生人が徐々に入ってきて、これと混血し、今の大和の地に中央政権が確立した。

 

 

これは志賀島の金印や卑弥呼の話なども含めかなりの後の話である。

 

 

今回の世界遺産の指定により、古日本人の存在が世界に認められ、今の日本人のルーツが世界的に明らかにされたということである。

 

 

北海道や北東北各県はこれを機会に観光地化するだろうが、我々もこれを見学することにより、様々な価値観にとらわれない日本人の元の姿の認識を深めていきたい。