徳島県の特産品で全国的にも知られているものは、スダチと和三盆。
スダチは緑色をした小さな柑橘類で、しぼり汁を香味料として使う。
西洋風のものには、一般にはレモンを使うことが多いが、魚料理ではスダチが皿の上についていることが多い。
スダチとよく似たものにカボスがある。
これはクイズ問題によく出てくるが、スダチは徳島県、カボスは大分県が正解である。
100パーセント近くをそれぞれの県内で生産し、他県を寄せつけない。
スダチとカボスの区別はその大きさで判断できる。
スダチは小さく、カボスは蜜柑を一回り小さくしたくらいの大きさがあるからだ。
中から出てくる果汁はほぼ同じだろう。
そのほかにこの種のものには、高知県馬路村のユズ、和歌山県北山村のじゃばら、宮崎県中部のヘベス、沖縄のシークアーサー、また広島県のレモンなどが国産品としてラインナップしている。
西日本が中心だ。
大阪の旭ポン酢はこれらをブレンドして作っているそうだ。
徳島市内のスーパーにも地産品スダチが売っていた。
しかしこれを買ったとしても、使い道はないのでやめた。
生のままで食べれるのならよいが、ミカンのようにはいかないだろう。
スダチポン酢なら使うことがあるだろう。
このラベルの左側にゆず、ゆこう入りと書いてあるが、このユコウもスダチとよく似た徳島産の柑橘類である。
このポン酢を買った場合問題が出てくる。
それは各地でこうした柑橘類のポン酢は地産品なので一応買うことになる。
でもこれらを使うことはあまりない。
大分で買ったカボスポン酢、高知で買ったユズポン酢、またこれから買うことになる和歌山県北山(奈良県と三重県に挟まれた飛び地)のじゃばらポン酢などが封を切らずにまだ残っている。
野菜サラダなどに少しずつかけて使っているがなかなかなくならない。
旭ポン酢はこれらと同じく値段が高いが、ミツカンの普及品もまだある。
味などはその違いは分からない。
共通して酸っぱいということだけは言える。
そのうち人にあげることになるだろう。
徳島のスーパーの売り場にはすぐに使ってしまいそうなものが置いてあった。
すだち酎ハイである。
焼酎甲類なので蒸留焼酎にスダチ果汁を加えたものか。
缶酎ハイと同じである。
これならすぐに飲みそうなので1本買った。
同じ会社のアルコール分が25パーセントのものにした。
帰ってから飲んでみると確かに辛口で、甘くはない。
飲みづらいともいえる。
しかし逆に酒はの飲みづらいほうがちょびりちょびりがきくので長持ちする。
まだ少ししか飲んでいない。