いつ見ても、圧巻、すばらしい。
今年からは、このすばらしい巡行がもう一度楽しめる。
後祭巡行が49年ぶりに行われる。
また、150年ぶりに大船鉾が復活。後祭巡行のトリを務める。
これも楽しみである。
巡行が2日に分かれているのが、もともとの姿。
生活スタイルの変化や、自営業が多い京都では仕事にも
影響が出すぎということで、巡行が1日になったらしい。
今回の変更は、悪く言えば「ちゃぶ台返し」、
一度決めたことを、取りやめたのである。
良く言えば、祇園祭り本来の姿に戻した、
効率よりも本質を重視したということである。
一度決めたことが、未来永劫正しいとは限らない。
決めたときには、それが最良だったことも、
時間、状況が変われば最良でなくなる。
一度決めたからといって、何も考えずやり続けるのはおろかである。
本当に正しかったのかと振り返ること、疑問に思うことは大事である。
その上で、変えない決断(勇気)や、変更する決断(時には朝令暮改と言われても)が必要だと思う。