七夕発表会 | いおりくんの色えんぴつ

いおりくんの色えんぴつ

いおりは2012年生まれのダウン症の男の子。福岡市在住。
ダウン症についてたくさんの人に知っていただきたいと
思いブログをつくりました。

 幼稚園の七夕発表会がありました。
出し物は先生のピアノ伴奏にあわせた楽器演奏(鈴・タンバリン・カスタネット)と
歌の合唱です。いおりの属する年少さんは、5分くらいの時間です。

 幕が開いて、みんなきちんと整列して、上手に自分のパートの楽器を叩きます。
いおりは前列の端っこに座っていました。
きちんとイスに座っていましたが、上を向いたり、横を向いたり、あっち見て
こっち見て、まったく鈴は鳴らしませんでした。
合唱に移るとき、先生がいおりとお隣りの子の鈴を回収しました。
(練習のとき、鈴で遊んでいたから。いおりのを回収したら隣の子の鈴を鳴らした)
 合唱は、」「うたえてのひら」という歌で、途中で手拍子をするところもあります。
歌を歌えないいおりのために考えてくださったようです。
いおりは歌は歌わず、手拍子をする気配なし。最後のところで、手拍子の
構えをしましたが、結局手拍子はせず。
 出し物が終わって、「きをつけ」のところでピシッと気をつけをし、
お客さんの拍手にあわせて、全身をつかったオーバーアクションンな拍手を
しました。

■こどもの成長をタテに見るかヨコに見るか
 同じ年の子どもたちと比べると、あきらかに成長に差がありますね。
まわりの子どもたちと比べて、平均より上だとか下だとか、
ヨコに並べて見ると。
 でも、こども本人の成長をタテに見ると、しっかり成長しています。
ママがバザーの準備などで幼稚園に行ったときに数回練習を
見たそうですが、いおりはじっとすわっていられなかったそうです。
昨年の療育のときも、ひとりでじっと5分間座っていることは
無理だったでしょう。
それが本番ではずっと座っていられました。すごい成長です。
 どうせなら、ポジティブに考えよう。タテの成長を実感でき、
大喜びのわが家でした。