今年もベーコンポテトパイを食して、社会人1年目の初心を思い出す季節になりました。

 

 

 

いやー、怖いもの知らずでしたね。

若さというか。

体力もあったし←それ

 

高校卒業したての当時、平日は地元の本屋さんでバイトさせてもらって、土曜日に片道3時間かけて電車で東京行ってネイルスクールで授業受けて、2時間くらい東京ほっつき歩いてまた3時間電車に乗ってる、みたいな。

ネイルスクールも全日制のところはなかったし。

1年したら東京に出る予定の、しかも高卒で何もわからない小娘をバイトとは言えよく雇ってくれたなぁと、そしてきちんと社会性を身につけさせて貰えたなぁと、その本屋さんには今でも頭があがりません。

 

高校1年の時点では、服飾系を予定していたのですが(タカラヅカみたいなドレスが作りたかった)、2年に上がる春休みに突然コスメに目覚めて。

メイクの専門学校に行こうと学校案内を取り寄せるも、全日制の専門学校に行く資金がなく…

週一のネイルスクールならなんとか、という状況でした。

メイク系の専門学校に見学に行ったとき、「ヘア」&メイクで美容師免許もないと仕事にはなかなかつながらないといわれ、髪をいじるのが苦手だったワタシはそれもあって断念したんですね。

 

え? 大学?

そもそもワタシは妹1と弟3人いる兄弟構成でね。

そして前年から今でいう就職氷河期の波が来てしまい、奨学金受けてまで大学行っても、就職できるかどうかわからん、ってなりまして。

その時点で大学という選択肢はなかったのです。

高校も普通科でしたし。

行けるもんなら史学科とか行ってたかもしれないです。

 

週一で東京に通っているうちに東京の忙しなさについていけないかも?と思い始めて、地元を出ないことを決め、田舎だとネイルも商売にならんし。

アクアライン景気で沸いていた旅館に勤めて数年後。

ふと、「ワタシは美容の仕事がしたかったんだ」と突然旅館を退職。(次の仕事は決まっていないにも関わらず)

ちょうどやめたタイミングで某GMSの衣料品売り場の募集を目にして、もともと服飾系に行きたかったくらいなので衣料品でもいっかと応募したら運よく化粧品売り場に配属された、という流れです。

 

自分のポジションが売り場責任者になると激務だったこともあって、このままワタシは40歳でも体力的に働けるのか?と疑問に思い、脱サラを決意。

それからのらりくらりと、こうしてブログを書いたりして過ごしております。

 

で、なんでベーコンポテトパイなのよ?って話。

東京に通っていた当時ワタシは外食が苦手で。

始発に乗って行くので東京に着いてから朝ごはんを食べるのですが、9時とかなんでマックくらいしか開いてないし。

それで朝マックするのですが、緊張で固形物が食べられなくて。

そのころ定番メニューにあったベーコンポテトパイは、中身がシチューっぽいこともあってなんとか食べることができたんですね。

 

だから毎年、4月にベーコンポテトパイが発売されると必ず買って、社会に出た当時の、東京でご飯さえ出来なかった自分を思いだすのですよ。

今は全然平気で一人でごはん食べられるようになったじゃないかと。

むしろ一人じゃないとダメですけどね。

相変わらず人と食事はできなさそうですし(人と食事する機会が無いのでわかりませんが)

 

 

 

 

2023年