東京六大学野球は春季リーグ戦の真っ只中ですが、我が東大野球部は現在70連敗中です。
この主な原因は点を取れないことにあることは間違いありません。野球では、ピッチャーが相手打
線を抑えても、味方が得点してくれなければ勝てません。しかし、現在の東京六大学野球の他校
ピッチャー陣は、極めてレベルが高く、そうやすやすと打たせてはくれません。エース級ともなれ
ば、ストレートは140キロ以上は当たり前の世界。加えて多彩な変化球を持っています。これに対
応するのは、極めて難しいのです。
毎季、リーグ戦前に現役部員に対する激励会が行われるのですが、今年は、私の同期の主将で
あった浜田一志君が監督をしている関係もあり、私も出席してきました。
今回は、桑田真澄さんも参加してくれました。桑田さんには投手コーチをお願いしているのです
が、プロ野球において、ピッチャーでありながら、生涯打率.217を記録、ホームランも7本打ってお
り、抜群の打撃センスを誇っていた桑田さんに、あえて、バッティングのコツをお聞きしました。
すると、桑田さんは、バッティングも、キャッチボールと同じだと答えたのです。
キャッチボールでは、グラブの芯で捕球すると、「パ~ン」ときれいな音が鳴ります。キャッチボー
ルでは、どのような球が来ても、「パ~ン」となるように捕球の練習をします。プロ野球を見ている
と、キャッチャーがピッチャーに返球する際、ピッチャーは、綺麗に「パ~ン」とならして捕球してい
ますよね。あれです。球を芯でつかむような感覚です。桑田さんが言わんとすることは、要するに、
ピッチャーの投げた球をグラブの芯でつかむように、バットの芯でとらえればよいということでしょ
う。だから、キャッチボールは野球のすべての基本で、最も大事な練習なのだと話されていまし
た。桑田さんの並はずれた野球センスゆえに到達した感覚だと思いますが、現役諸君にも大いに
参考になったと思います。
桑田さんに教えてもらったバッティングのコツをいち早くつかんで、明日から始まる早稲田戦で何と
か1勝を勝ち取ってもらいたいものです。
桑田さん、後輩たちへアドバイス頂き、有難うございました!
