9月です。8日、台湾。9日フィリピンでした。

期待の望みもなく、惰性の旅です。

 

早速、売り込みの来訪です。 

黒蝶貝30mmの丸、260個余りです。

比較的に厚い貝なので全て買い。穴は小さいので帰って開け直します。

これは前回に注文していたので買い。

むしろ注文の量より少ないです。

ホテルに預けてあったヤコウ貝の磨きです。

800gです。傷も虫食いもなくきれいな貝です。

眺めながら水割りです。

取引先に預けてあったタカセ貝の磨きです。

失念していました。ヤコウ貝と共に今回持ち帰ります。

 

10日(日)、10月のゴルフに備えて練習場に行こうと準備をするが

酒欲に負けて諦める。

朝食はやはりマンゴフルーツにガーリックライス、スクランブルエッグでした。

たまに目玉焼きにしてもらいます。

これがアメリカンブレックファーストですがフィリピノブレックファーストとあまり変わりはありません。

トーストのパンもあまりおいしくありません。

しかし値段は違います。

このような朝食ですが朝はしっかり食べています。

昼と、夜はビールにロールパン1個が主食です。

このパンがビールの肴に合います。

むろんビールだけでは済まなく後は水割りです。

 

11日、20数年前に行った取引先を探して行く。

住所も覚えてなくて、名前だけで知り合いの運転手に頼む。

行ったり来たりであったが辿りつけた。

昔買ったムラサキガレイシのスライスが欲しかったためです。

キイロガレイシのスライスを見せられるがこれは手持ちがあり

躊躇うが800個全て買う。

ムラサキガレイシのスライスを1,000個注文して帰る。

 

赤サンゴのチューブの問い合わせがありました。

前以て日本からメールで2軒に頼んでいたが、1軒は値が高く、

他の1軒は15本しかなく後はこの値段では出来ないと言われ15本のみ買う。

 

なお、マクタンローズ、マクタオーキッドなどむらさきの貝を使った

品ですがやはりクチムラサキサンゴヤドリ貝で、トヨツ貝ではないようです。

トヨツ貝は採れるのが少ないとの事です。

私はたしかフィリピンで仕入れて何百かあります。

35年使っている貝職人のところに行けば、クライアントのデザインのパーツが製作中です。

未完成でしたが持ち帰りに間に合わないので、そのまま受け取り

別の職人に完成を依頼する。

金も前渡ししてありますが返えらぬものと諦めていました。

フクロウのパーツだけでも1,000個の注文を出しています。

全てで2,000個あまりの注文をしていますが、前渡しの金10万円を諦めて作らすしかないようです。

クライアントのデザインなので裏面のみの写真です。

 

タクシーで何年振りかに漁師村に貝屋を訪ねる。

昔、取引した親は亡くなっているが子供が継いでいた。

ゴールデンカオリー(南洋タカラ貝)を見せられ買えと言われるが、

確かに最近獲れたと思われ濃いオレンジ色です。

昔は万の値が付く貝でしたが安くなりました。

成長瘕のない2点だけ買う。

 

標本貝については全くの素人ですので、生業にするつもりはありません。

やはりこの道の目利きが必要です。

今回はたまたま偶然にこの貝に出合わせただけです。

 

かねてから貝の師である故中安氏からの“美しい貝を買いなさい”

との教えを守っただけです。

氏ですら昔、漁師からUS$2,000.00(1個)のイモ貝を買い、

それが不良品で私が次回に返しに行ったことです。

漁師はあっさり認めましたが金は返してくれません。

結局、2,000ドルに見合う貝を数回に分けてもらったはずです。

 

選んだ2個です。大きい方で9cmあまりです。

 

帰国後、取引先に電話して2個とも即決で買ってもらいました。

きれいな無傷の貝でしたので、取引先に持ってもらいたくて買った

貝です。

 

タカラ貝で思い出すのは40年ほど前、ママさん(ミセスポンセ)が

シンセイタカラガイ(cypraea valentia=シプレアバレンシア)を

必ず儲かるから買えとしきりに奨めてくれました。

あまりにしつこいので1万円だと思い、“買う”と答えると

私の聞き間違いで100万円です。

当時はプカの全盛期です。100万あればプカで30~40万円は

必ずもうかりました。

帰国後、中安氏にこの話をすると,買って来れば150万円で買ってやったのにと残念がりました。

来月買ってくると言いますともう遅いとの答えです。

砂地に棲息する貝なので来月では数が採れていて、値が下がっていると言われました。

結果はその通りでした。

(平凡社の世界貝類大図鑑より)。

(決してきれいな貝ではありません。)

 

中安氏が当時、ミセスポンセから直接100万円で買えば、たぶん

200万以上でコレクターに売ったことでしょう。

わずかこぶし大の貝で100万からの儲けです。

ポケットに入る大きさです。

私が100万儲けるには当時でプカシェル200kgは航空便で仕入れねばなりません。

 

当時、氏はよくコレクターからの帰りに私の社に寄り50万、100万の小切手を見せ、お陰であの貝が売れましたと言っていたものです。

 

クレナイガンセキボラを選ばして100個仕入れる。

お客さんから注文を受けているが航空便での輸入なので浅草橋のシェルワールドのみ販売です。

塩酸で痛めつけていますので穴が開いていないか厳選します。

ハイチなどの中南米の貝ですがバーター取引で入っています。

 

スライスシェルを5種類、各1,000個注文して帰る。

 

午後からは何時もの取引先に行き出来上がり商品の確認。

航空便で送らせた箱の1つが破損して商品が無くなっているので

写真を見せる。

これで2回目です。カートンが弱いのでダブルにしろとクレームを

つけると次には守るが、その次は元の黙阿彌です。

日本から清涼飲料水のカートンの持参して提供、ホテルで古新聞を貰って提供し厳重にラッピングをするように注意しているがなかなか守られない。

ギングチサザエの箸置きです。

100個単位でPPの袋に入れられ、そのまま他の商品と共に

無造作に入れられています。

結果は上の写真の如くです。

わざわざホテルで新聞をもらい提供してもです。

この箸置きも漂白すればきれいですが、貝が弱くなりますので

無漂白で頼むこちらの気持ちは全く理解してくれません。

 

両親とは30年来の付き合いですが、片方は亡くなり子供達の

時代です。

ママさん(ミセスポンセ)は別格でしたが、ここの両親も信頼できる

人でした。

今でもある程度の金を預けている間柄です。

 

ヤシ貝のリーフですが、昔仕入れました物で上のように下部が

破損したものを上の写真の左下のようにカットして、このようにと

頼みました。

写真の右のロングリーフがオリジナルですが、今回左のように

破損したものを修正してもらいました。

ロングリーフは動きが今一です。数百個はありますので全て

左のようなショートリーフに変更します。

このカメオも1個のみ、裏面に傷があり目ざわりでした。

今回、補修してもらいました。

 

白蝶貝のツノを持参して横に通し穴を開けてもらいました。

 

13日は6時にTM氏の迎えで氏のメンバーズクラブで食事。

これが唯一貴重なフィリピンでの食事です。

 

何時もの貝屋でヒトデ2種類、ハグルマウラウズを仕入れ。

これらも航空便での送りですので卸には向きません。

14日、離島前夜寝ていましたが8時半、白蝶ヤシが100ペア

届きガードマンが部屋に届けてくれる。

長く切らしている商品なので持ち帰りたかった品です。

後の100ペアは航空便です。

オウム貝ブロッキングダエン、黒蝶モンステラリーフも少しだけ

持ち帰りです。

フィリピンの税関がうるさいので後は航空便送りです。

 

45年間通い続けたフィリピンですが次第に距離の隔たりを感じる

この頃です。

ただし、TM氏の長年のご厚情を考えれば体の続く限りフィリピン詣でです。

いやいやフィリピンに行けば仕事は午前中で、誰に気兼ねもいらず朝、昼、晩と水割りを呑むことが出来る楽しみが無くなるのが

本音です。

ブギボードのストラップです。

300個余りあり、原価を割って安くしても売れません。

ボードにはハイビスカスの花を描き、白ヒーシーとブルーとピンクのビーズはサンゴを染めた物です。

サンゴのビーズは今は輸入禁止です。

 

新たにイルカを2種類作って貰い、ブギボードを壊してイルカに

付け変えてやっと完売でした。

むろん、儲けより在庫減らしの苦肉の策です。

 

相変わらず、SCRAP & BUILDの毎日です。

まだこのようにBUILT出来たのはいい方で、SCRAP & SCRAP

の方が多いです。

 

 

マクタンローズも残り100本余りです。

ムラサキヤタラ(マクタンローズ)も残り100本あまりです。

バラになっているのを1個1個拾いました。

10本の出来でした。

これも今後、フィリピンでは作られないと思います。

思えばマクタンローズ、マクタオーキッド、セブビューティヒーシー、

セブビュ-ティプカレットとクチムラサキサンゴヤドリ貝から作られる製品は消滅するのではないでしょうか。

材料のクチムラサキ貝は普通の貝で比較的に浅瀬に棲む貝です。材料には困らないと思いますが作り手の問題でしょう。

 

インドネシアもフィリピン同様に貝の宝庫です。

しかし、ヤタラ、ヒーシーの類は作られていません。

たぶん3Kの作業故と思います。

40数年前のマクタン島は空港があるだけで隆起サンゴの漁師の島でした。

それ故にヒーシー作りは少々粉塵が舞っても問題がありませんでした。

思い出せばヒーシーブームの頃、フィリピン人のアルバイトを雇い連日この作業場に貼りつかせ、出来たヒーシーを箱に詰めさせ確保したものです。

さすがにオーナーがナカムラ勘弁してくれ、今週中にアメリカに

数万本送らねばならないとクレームを付けられたほどのブームでした。

 

しかし開発が遅れたが故にマクタン島は今ではセブ有数のリゾート地です。

当時の海中は岩肌でムラサキウニが無数におり危険極まりない

ビーチでした。

とても今のビーチは想像できませんでした。

浜辺の砂も他の島から大量に運んできたものと思います。

 

白ヤタラ、ピンクヤタラ、ムラサキヤタラと呼び捨てにしてきましたが、残り少なくなりますとホワイトローズ、ピンクローズ、マクタンローズと趣のある昔の名で呼びたくなります。

 

昔、輸入した貝の新聞紙の包装紙を開けますと、1986,10月05日と10月31日の発行日が見えます。

Oktubreはスペイン語の10月でしょうか。

31年前です。この貝は華僑のマルティニ・ナンから仕入れた物です。

彼とは同い年で誕生月も同じでした。

信頼できる男でしたが60歳を前にして亡くなりました。

晩年はマンダウエ市の市会議員もしていました。

彼が生きていてくれればと惜しまれます。

 

彼はムラサキウニの肉、実?を毎月1斗缶で25箱から30箱

下関に輸出する実力者でもありました。

シェルワールドでの販売にトウカムリランプの注文です。

9インチサイズのきれいな貝です。

トウカムリ、テング貝、ヤシ貝、ヤコウ貝、ヒレジャコ貝などランプ用の貝がありますが、コード(日本製)が残り少なくなりました。

仕入れるかどうか迷っています。

と言いますのもミニマムオーダーが50本です。

プカシェル4.5mm~7mmの端切れです。

まだ何処からか出てくるでしょうが、拾ってみました。

穴が自然に開いたプカだと判ります。

4cm前後のマダライモガイなどの小さな貝から出来たプカです。

因みにナニヨウクロミナシなどの大きなイモ貝からは大きいプカが

出来ます。

13本あまり取れました。

手前のプカが7mmくらいのサイズです。いわゆるシガレットサイズのプカです。

40数年前を思い出し、心ときめかされたクオリティの高いプカです。

当時はシガレットサイズのプカが喜ばれましたが、今では男性は

8~10mmくらいが良いではないでしょうか。

ちょうどナンヨウクロミナシ貝のカットしたものが出てきました。

10~11cmの大きさの断面です。

底の厚さは薄いところで1cmあります。

これらの貝で出来るプカは10mmから20mmクラスの特大プカでしょう。

この貝から小さいプカは出来ません。

ヒーシー2/3mmの端切れです。

現在のヒーシーはザル貝の仲間で作られていますが、昔のヒーシーはシャコ貝などで作られており、純白な肉厚で、角が飛んだりしたカケがありません。

これも暇を見つけて40cmの長さに拾います。

ビニール袋にバラなどの花のサンゴパーツが入れられていました。

早速、ペアにして台紙に付けました。

今年の前半だったでしょうか、丸玉の片穴をふるいにかけてサイズ別に分けましたが、通し穴もミックスで袋に入れられています。

これもふるいにかけてサイズ別に分けました。

40cmの長さで30本は出来ると思います。

通し穴で角エレガントのくさりを通すように穴を大きめに開けた物がまだあるはずです。

これも糸通ししてパーツ売りにします。

30本くらいは取れるだろうと思っていましたが、40本取れました。

穴が不通なのがありますので、開け直して見ますがそうすれば

後1本は取れます。

 

2~3mm、3~3.5mmもまだ50本くらいありますので、

シェルワールド、ネットにも整理して出します。

別に戦争好きではありませんが、30数年前に作って貰った

白蝶貝の飛行機です。

どこかゼロ戦(ゼロ式戦闘機)を思い出されます。

イヤリングのパーツとして人気がありました。

残り少ないので作らそうとしましたが、誰も引き受けてくれません。

操縦席、尾翼の部分が高くなっていますので、白蝶貝の厚いのが

必要です。

これが敬遠する理由だと思います。

ギングチサザエの箸置きも250個余り届きました。

待っていただいた方が多かったのでそれぞれの方に分けあって

納めさしてもらいました。

追加注文をしてあります。

夏も終わりが近づいて来ました。

相変わらずSCRAP & BUILTを続けています。

プカの解体です。右下の小さなプカは直径3mmです。

その左のプカが5mmです。3mmのプカはどんなイモ貝から

できるのでしょうか。

想像が付きません。

3mmから5mmのプカ40cmが5本は取れると思います。

上のプカが10mmです。

下のプカが写真のバラのプカから拾ってみました。

約4mmのプカです。40cmに約300個のプカが必要です。

7~8mmのプカの2倍のプカが必要です。

残りは暇を見つけて拾います。

車庫の物入れからホシダカラの楊枝立ての不良品が出てきました。不良品と言っても台座の糊が剥がれて、台座と上の部分が

外れただけです。

取り敢えず台座に乗っけて写真を撮りました。

これも30年くらい前の物でしょうか。

華僑のミスター・タンから仕入れた物です。

昔の方が図柄も彫りもしっかりしています。

 

ミスター。タンは私より若干若かったでしょうか。

40代での急死でした。

以後、仕事は子息が継ぐこともなく廃業となりました。

 

トウカムリ、テング貝などの貝殻やこのような物産系の品は

全て若かりし頃のコンテナ船で輸入したものの残りです。

 

ホワイトローズ、ヒーシーの類もコンテナ船での輸入でしたので

運送代は計算外でした。

今では航空便での輸入ですので、運送代を考えますとホワイトローズなどのヤタラは新規の輸入は代金を考えざるを得ません。

このブログを書きはじめたのが8月中旬過ぎでマクタンローズも100本あまりと言いましたが、遂に無くなりました。

 

今年いっぱいは持つと思っていましたが、甘かったようです。

いよいよ禁断のネックレスを解体です。

50本くらいできるでしょうか。

これが本当の最後です。

30年間持ち続けたわけです。

その間の利息を考えますと倍以上になるのではないでしょうか。

経済には疎いです。気分で値を付けています。

ホワイトローズのネックです。

これも解体です。

ホワイトローズは現在も作られていますので仕入れは問題ありませんが、先ずはSCRAP & BUILTです。

 

実は長い取引のあるクライアントからヒーシー、ヤタラの種類を

450本の注文を受けています。

白のヤタラ(ホワイトローズ)は現在も作られていますので

安心していましたが、不足です。

すぐに発注をかけました。

 

27日(日)にしらす屋さんに行きましたが不漁でありませんでした。

29日電話を入れますとあるとの返事で、仕事を放って買って来ました。

ブローチピンの付いた白蝶パインが出てきました。

5個のみですがピンを外しました。

4cmあまりの大きさです。

再度、作るか迷っています。

今回、マクタンローズ(ムラサキヤタラ)のバラを拾っていまして

肉の薄いのと厚いのがあり、今まで材料はクチムラサキサンゴヤドリ貝とばかし思っていたのが、もしやトヨツ貝でも作られていたのではないかと疑問を持ちました。

右上がトヨツ貝で左がクチムラサキです。下がそれぞれのスライス

です。

ただトヨツ貝は10~50mの深さに生息して少産とのことです。

となればやはりクチムラサキが正解でしょうが、フィリピンに確認を

してみます。