11月、セブ行きでした。

以前にも書きましたが、セブはビルの建設ラシュです。

ほとんどがコンドミニアムと云ってよいと思います。

十数階建ての近代的なビルです。

部屋の賃貸用ビルで投機目的の建設と思われます。

このために労働力の需要は増しており、ヒーシーなどの

製作に携わる者は少なくなっております。

 

近年はヒーシーなどの価格が上昇気味でしたが、

ここ数カ月の上昇は驚くばかりです。

労働力不足と貝材料の値上がりと理解していましたが、

さらにレッドチャイナ(中国)の購買が急増しているようです。

フィリピンに向けて出発の朝です。

先ずはキャセイの羽田ラウンジ。

適当につまみを頼み、水割り2杯で機内へ。

香港に着けばキャセイのラウンジで水割り1杯とシュウマイ3個。

大体定刻通りにセブ着。

タクシーの運転手が気になるが配車係りが車のナンバーのメモを

呉れるので乗り込む。

走りだしてタクシーのメターを見ると370ペソを表示。

メーターを元に戻せと云うとメーターが壊れていると云う。

ホテルまでは700ペソを要求する。走り出すとメーターは370から

作動して400数十ペソになっています。正常に動いています。

いつもはホテルまで300ペソ以内です。

ガソリンが値上がりしたとか何だかんだと理由付けするので

車を無理やり止めさせて降りる。

 

一戦交えることになるかと思いましたが、乗車時に空港の配車係り

から車のナンバーのメモを渡されているので先方も諦めたので

しょう。

370ペソのメーターはたぶんセブ市内から空港まで客を乗せて来て

(320ペソ?)、メーターを戻さずそのまま空港で客待ちをしていた

ものと思います。

別のタクシーで無事ホテル着。

セブのタクシー運転手にもまだこのような悪徳運転手がいるよう

です。

 

久しぶりにフィリピン的タクシー運転手に出合いました。

 

セブに限らずフィリピンでは乗車時にしっかりメーターに気を

つけてください。メーターの位置がチェンジレバーで隠れて

見難い位置にあるタクシーも多いです。

 

セブには日本人が経営する大手のタクシー会社があります。

ここは社員教育も良くて運転手も安心できます。

ホテルでの朝食はサンミゲールルビールにアメリカンの朝食。

フルーツはいつものマンゴーに変わってバナナ。

聞くとマンゴーは高くなっているからとの返事。

 

AM10:00、貝の職人来。

j持参したパーツは1400個余り。

白蝶貝のイトノコリーフも以前の職人の物と遜色なし。

まだまだ注文してあるパーツがかなり残っていますが後は金曜日

に持参とのこと。

写真はメキシコ貝シズクパーツです。

本来は金具枠に嵌めるために作られたものですが裏に樹脂貼り

をしてもらい、先端をカットしてそのままパーツ売りです。

写真のように全てクジャクアワビの1級品です。

今回はヤコウ、メキシコを各150枚持参しましたが、次回も

続けて持参します。

 

ヤコウ貝のゴロです。

私の前の代のものですが旧職人に磨かせて売りに出しましたら

好評のようでしたので今回再度持参しました。

ヤコウ貝2個、これは磨いてもらいます。

破損したオウム貝2個、これはシズク型のパーツを作ってもらい

ます。SCRAP & BUILDです。

まだ破損したオウム貝が20個ほどあると思います。

タカセ貝1個、これは底の径が11cmあり、大きい物ですが

残念ながらトップが破損しています。

磨いてもらいトップに樹脂で補修して安く売ります。

ホシダカラのフットランプ用のパーツです。

別の職人が各100個ホテルに持参しました。

ランプの職人も何人変わったでしょうか。

ここ3代の職人の品は気に入らず、ずいぶん商品を破棄しました。

思えば34年前、台湾で翌年の虎の絵が彫られHAWAIIと

記されたのを見て、フィリピンでヤシにイルカを彫ったのを作った

のが初めでした。

左の若い男女と夕陽の図柄は永らくアベックと言っていましたが、

近年スタッフに今はカップルと云うと教えられました。

更に別の職人がマド貝のイヤリングの売り込みです。

付き合いで各100ペア購入です。

彼らは私の情報源です。

白ヤタラ、ピンクヤタラを各250本買いました。

これは重いので直接私の取引先に届けてもらいました。

ヤタラ、ヒーシーの類は値上がり傾向でしたが聞くと30~50%

の値上がりです。

前述のように中国の買いが原因のようです。

昔、V6が白のヤタラを着けたときに価格が急伸しましたが、

このときも永い付き合いの私にも値上げするのかと云って、

値上げを最小限に抑えました。

 

今回は以前と別の業者ですが同様に価格を抑えさしましたが

それでも以前の価格とは15%ほど高くなっています。

V6の時は一時的でしたが、今回は中国ですので長期的に

値上りは避けられないでしょう。

上からマベ、ペン、ハマー、ホシダカラのヒーシーです。

上からムラサキ、マガキ、白のヒーシーです。

他にはグリーン、メロン、オイスター、オリーブなどのヒーシーを

思い出しますが、今では作られているのは白、マガキ、ハマー、

グリーン、メロン、ペンなどに限られているのではないでしょうか。

 

ヒーシー類も全て値が上がっています。

従来は材料の貝が高い物、貝が小さい物などは値が高くなって

いましてもペンシェル(タイラギ貝)、ハマーシェル(ピッケル貝)

など材料の貝が大きい物などは価格も安定していましたが

今回は全て値上がりです。

頼んでありましたパウアシェルの磨きです。

10個出来ていましたが6個のみ持参してもらいました。

12cm~14cmの大きさです。全てジュエリーグレードです。

重さはそれぞれ70~120gです。

(他社のネット販売されている貝の重さは大体35~65gくらいの

コーリヤングレードです。)

ニュージランドからの原貝の輸入価格は1個当たりジュエリー

グレイドはコウリアングレードに対して4倍の価格でした。

 

これだけは破損しやすいので持ち帰りです。

 

出国時の荷物検査が厳しいので、ほとんどは航空便での発送

です。

 

貝職人が亀の甲羅部分をイトノコで切り抜いています。

イトノコの歯は昔と同じく鋼鉄の針金?にトンカチで鏨(タガネ)を

斜交いに打ち目をいれての自作です。

 

別の業者がブロッキングのパーツを持参。

7~800ペア注文してありますが、出来上がりが遅いです。

職人が不良品など修正品を持参。

写真はオウム貝のクラッキングです。

昔の職人の作です。きれいな仕事をしています。

すべて帰国前日に航空便での発送を依頼する。

 

6ケ月前にギングチサザエのハートを注文していますがいまだに

出来ません。

滞在中に職人を紹介してくれる者がいてタクシーでセブ市外まで

足を伸ばしました。

職人は60歳前後で真面目そうな男です。

サンプルを見せてくれと頼みますとその場で大、中、小のハートを

瞬く間に作りました。1個のハートを作るのに僅か20秒ほどです。

まさに職人芸です。とりあえず中を1,000個注文しました。

 

私はこのような一般的なパーツはフィリピン人を介して注文

します。

と云うのも直接頼むと必ず足元を見て高く言われるからです。

この職人夫婦には翌日ホテルに来させ、別のアイデア商品を

作るように注文をしました。

1週間の滞在を終え、帰国です。

離島前のセブ空港の航空各社のラウンジです。

ウイスキーがありませんので白ワインです。

次いでそばを注文しました。

味はあっさりして口に合います。

以前のラウンジはキャセイとPAL2社のみのラウンジでトリ肉の

入ったお粥がありました。

これにガーリック、干しジャコなどトッピングすると絶妙な味で2杯

食べていました。

ここにもお粥はありますが単なるお粥で箸が進みません。

香港での乗り換え時間が余りありませんのでラウンジは一番近く

に寄りますとウイスキーはありませんワインです。

機内でも家で酒を呑みたいので、機内食も摂らずワイン2杯です。

 

今回は9月の15号台風のようなこともなく順調に帰宅できました。

 

上の白のヤタラはフィリピンに行く前にTピンから切り離しを

済ましていました。

帰国後、糸に差し替えました。33本出来ました。

以前は解体したヤタラを拾いながら、手間と時間を考えると

仕入れた方が安いと常々思っていましたが、今回の値上がりで

少しは報われるのではないかと思います。

拾い終えたと思いましたらまたTピンに刺した手前のヤタラが

出てきました。

バラして拾いです。3本出来ます。

しかし更なる白のヤタラの端切れが見つかりました。

休みの日に片瀬海岸まで釜揚げしらすの2パック購入に行く。

これでしばらく酒の肴が1品増えました。

肥り気味で極力酒の肴を減らしていますが、しらすは別腹です。

古いノシ貝ですが塩酸でひと皮溶かしました。

左が良質、右がB級品です。1500個くらいでしょうか。

糸に通した穴開きは以前に5,000個仕入れました。

 

今年も残りⅠケ月余り、SCRAP &  BUIDが続きます。

 

 

 

 

 

タイトルに貝一筋に75年と題しましたが、正確には貝をメーンに

75年が正しいです。

後年には水牛、ウッドなどの天然素材も扱っております。

しかし時は流れても貝がメーンであることは変わりありません。

 

貝パーツの種類の多さ、特に自作パーツ(オリジナル)の多さには

自信があります。

これもひとえにお得意さんに恵まれたのと、日本での職人さんは

元より台湾、フィリピンで良い職人に出会えたおかげです。

私自身もこの職に就いて50年になりました。

日本の職人はすでに亡くなり、台湾は廃業、フィリピンは老齢化で

廃業と、そろそろ潮時だと感じていましたが、最近、腕の良い職人

が見つかり一縷の望みを託しています。

ただいたずらに馬齢を重ねてきた感がありますが今少し馬齢を

重ねてみます。

 

幸い亡き日本の職人の貝パーツは2万点ほど20年間売ること

なく残してあります。いまだにこれは私の宝です。

写真右上のウッドはバレッタです。

中央に白蝶貝のスイライが貼られています。

ずいぶん昔に仕入れたものですがフィリピンでの糊が悪いので

数十個はがれています。手作りですので全ての白蝶貝のサイズ

が違います。はがれたときにバレッタと貝を同じ袋にそれぞれ

入れて保管してくれればよいのですが、無造作に一括して入れて

あります。合わせるのが大変です。

タカセのシズクはキャップがなくなり、最近仕入れて糊づけです。

 

ループタイの金具がありましたのでヤコウ、黒蝶、メキシコ貝を

貼りました。

シャコ貝とノシ貝を稀塩酸で洗いました。

ノシ貝は数千個ありますので、暇を見つけて塩酸に浸けます。

ブレスの解体です。500~600本くらいでしょうか。

ほとんどガラスビーズです。水牛ビーズ、水牛ボーンパーツが

どれだけ取れるでしょうか。

ガラスビーズはフィリピンにあげたく思っています。

ペンダントなどの金具です。廃棄です。

左下の金具にはシルバーの刻印があります。

ヤシ貝のサカナ、白蝶貝チューブ、シャコ貝ビーズのイヤリング

です。解体です。金具は廃棄です。

上がガラスのダイヤカット、次が水牛ソロバン、淡水パール

モチ型、白蝶貝チューブです。

いづれも切れ端を拾ったものです。

 

メキシコイタヤ貝が届きました。

取り敢えず外郭を揃えます。

あとは貝のみで売るか、フットランプにします。

フットランプです。。

メキシコ貝、ヤコウ貝を貼りペンダントヘッドです。

蝶のミニブローチまたはタックブローチです。

貝はメキシコ、タカセ、マガキ、ムラサキはマダライモ貝です。

やはりペンダントヘッドですが貝が細かくて糊づけが大変です。

3角の貝はメキシコ、白蝶、黒蝶貝を作りましたが、今は黒蝶、

白蝶のみです。金具枠は8ケのみです。

黒蝶貝が20~30ケ残っていますがイヤリングのパーツでもに

使います。

下の琵琶のような形をした貝も30ケくらいあります。金具枠は

残っていません。

 

金具枠にこのように貼り合わせたものです。

メキシコ/ 白蝶貝、メキシコ/黒蝶貝、白蝶貝/黒蝶貝とコンビで

貼り合わせました。生かし方を考えてみます。

ウッド丸ナツメのブレスです。7x12.5mmで穴は2mmです。

解体しますが大量のナツメが出来るはずです。

ホワイトココとブラウンココヒーシーのネックです。解体です。

白コkヒーシー14本、茶7本出来ました。

手間を考えますとフィリピンで買った方が安上がりですが捨てるも

出来ません。

やはり解体したものの拾いです。

上から水牛ゴールデンのソロバン、カマゴン(黒檀)8mmの

ビーズ、バヨンのライスビーズです。

ホラ貝35cmです。

美貝です。売りに出します。

ホネガイ15cmです。ふたつきです。

ハシナガソデ25cmです。

貝アクセサリーが専門ですが、フィリピンに師の中安氏にお伴を

するたびに集めた物です。

シェルワールドにはこれまでコモンシェルのみ出していましたが

標本類の貝も出して見ます。

 

上の白蝶貝はフィリピンに磨きを依頼して9月に届きました。

シェルワールドに5,000円で出して2,3日後で売れたようです。

お客さんとの出会いですがお買い得の品だったはずです。

 

タヒチ産の黒蝶貝です。19x21cmお大きさです。

画面中央右側に2点虫食いが見れます。

内側の写真です。

近々シェルワールドに出して見ます。

 

タカセ5x12mmのシズクです。

白、ピンク各2,000個送ってもらいました。

下に2個づつ並べたのは他の色を各10ケづつサンプルに送って

もらったものです。

白のヤタラです。2個づつTピンに通しています。

白ヤタラのネック、ブレスの引き輪の反対側の丸カンの飾りに

作られたものです。

3,000個近くあるのではないでしょうか。

作るも作ったりです。まだマガキ、トルコもあります。

2X3,000=6,000個になります。

40cmのヤタラが30本あまり出来るはずです。

上から水牛ゴールデンビーズ、白ヒーシーです。

ペリドットなどのサザレ石は90cmを45cmに分割しました。

昔、アクセサリー問屋さんに頼まれたものの余分です。

11本です。私のデザインではありませんのでそのままにして

ありました。

時効ですので売っても良いでしょうが、タカセのイルカが12個

付いています。昔の作りですのでイルカの形がきれいです。

12X11=132個取れます。解体です。

イルカ付きはこれだけですが、他にサカナ、トリ、などがあるはず

です。

 

終わりが見えないSCRAP & BUILDの毎日です。

 

今年のミカンの木です。

例年30kgほどのミカンが採れるのですが今年はわずか5個の

実が付いているだけです。

木も30数年経っています。その間、手入れもしていません

でしたのでそろそろ歳でしょうか。

 

いつもですとヒヨドリ対策に網を張るのですがその必要は

ありません。

メジロも飛んできていますが不作にがっかりではないでしょうか。

来年は剪定の真似事でもしてみます。