四大陸選手権で、山本草太選手はSP、フリーともに中国のボーヤン・ジン選手に続く滑走順となりました。

 

現地観戦していて、ここではスタオベはほぼなく(日本から来ているファンぐらい?)、代わりに(?)応援する選手やいいと思った演技をした選手へは、ぬいぐるみを投げるという印象が強かったです。

 

中国の選手へのぬいぐるみの投げ入れはもちろん多いですし、さらにこれがボーヤン・ジン選手となると、驚くほどの量でした。

 

 

2月1日のSPのときも草太くんはリンクインするまで待たされましたし、他の選手と同じような準備時間はとれなかったですが、2月3日のフリーのときはSPの状況が全然マシだったと思えるほどのすさまじい数のぬいぐるみが客席から降り注ぎました。

まさに雨のようでした…

 

 

FODの配信でも、リンクの状況はけっこう映っていますね(中国現地ではフジの配信動画はブロックされて見られないので、帰国後に見ました)。

 

とうていリンクに届かないような距離の客席からもぬいぐるみを投げてくるので、他の観客にぶつかったり(自分も後頭部は注意しました)、客席とリンクの間に落ちてしまうぬいぐるみもけっこうありました。

 

 

ぬいぐるみの雨から草太くんを守ろうと、連盟の方たちが手やボードをかざしていらっしゃいました。自分が撮影した動画や写真でこのときの状況を一部記録できていました。

 

動画からのキャプチャ-1

 

動画からのキャプチャ-2

 

動画からのキャプチャ-3

 

これは写真です

 

 

フラワーキッズならぬ、ぬいぐるみキッズ(?)たちはかなりの人数がいて、がんばって拾っていますが、あまりの量に2月1日よりもずっと時間がかかっていました。

 

草太くんはこの子どもたちに気を付けながら、準備をしなければならない時間が当然長くなります。

 

 

 

2月1日のSPを経験しても、そしてシミュレーションされていても、この状況はとても想定できるものではないと個人的には感じました。

 

ぬいぐるみのすさまじい量だけではなく、会場の空気が浮足立っていて、この中で平静を保って準備に入れる選手はいるのだろうかと思うほどでした。

なお、私はボーヤン選手自体はずっと好きですし、応援しています。今回の演技にも、もちろん拍手を送りました

 

配信では客席の歓声の音量が絞られている感じですし、ぬいぐるみを集めている間の映像は一部しか映っていませんが(演技振り返り映像になっている)、ずっと会場中が興奮状態という感じでした。

 

 

そして思い切って書きますが、次の選手を迎えるという意識がほとんどないように私には思われました。

 

男子フリーのときが一番観客が入っていて、そしてボーヤン・ジン選手の後が今回の四大陸選手権で一番の大興奮状態だったと言ってよいと思います。

狂乱状態とも呼べるかも…

 

あんな浮ついた空気の中で演技を始めるのはどれほど酷かと思いました。

 

 

ようやくキッズがいなくなり、コール前に周回されている草太くん

 

 

草太くんは、あの狂乱状態の興奮がおさまらない中で演技をスタートされ、最初のジャンプ2本こそ予定どおりとはいきませんでしたが、そこから崩れずにしっかりと最後まで演技をされて、本当にお強くなられたと胸が熱くなりました!!

 

この記事でも書いたとおり、今回を経験すればきっと今後は何も怖くない!ぐらいの経験だったかと。

 

草太くんはもっともっと強くなられます!

 

 

フリー演技中

 

 

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