5月9日に開催され、現地鑑賞できた『氷上の王、ジョン・カリー』ジャパンプレミア。遅ればせながら、備忘録的メモ作成しました。
※「もう一度観たいあの演技第9弾」(感動!)については、このジャパンプレミア記事をアップし終わってから、別途記事にする予定です。
新宿ピカデリーにて
映画も、町田樹さんと宮本賢二さん登壇のトークショーも、大変濃い、素晴らしい内容でした
おみやげとして配布されたプレスシートは、A4サイズ、計20ページの立派なパンフレットです。
表紙と裏表紙をスキャンして小さくした画像を貼り付けますね。
「そこに音楽がある限り」の告知カードも同梱されていて、これは、このジャパンプレミア限定だそうです。
豪華愛蔵・決定版作品集「そこに音楽がある限り―フィギュアスケーター・町田樹の軌跡―」が10月刊行決定!制作者集団Atelier t.e.r.m編・著でおくる町田樹の真の軌跡。映画『氷上の王、ジョン・カリー』ジャパンプレミアにご来場の皆様、プレスシートと一緒に配布された告知カードは会場限定です! pic.twitter.com/V6mRfUri4X
— World Figure Skating (@WFS_JP) 2019年5月9日
カードの表裏はこんな感じ。
なお、バレエショップフェアリーで次の告知が。
当日会場のみで配られた「決定版作品集 そこに音楽がある限り―フィギュアスケーター・町田樹の軌跡―」の告知カードを1冊につき1枚差し上げます(先着順、なくなり次第終了)。ご希望の方はこちらからご予約ください⬇️https://t.co/zbmreQaWbh
— バレエショップフェアリー (@balletshopFAIRY) 2019年5月9日
映画については、当時の映像と資料のみで、よくここまでの作品にと感嘆しました。
エルスキン監督の並々ならぬ思い入れが、よく伝わってきました。
以下、私の雑感メモです。どうしても少しは描かれていることに触れていますので、そこをご了承の上、お読みください。
・常に誰かといないと寂しいカリーの心に哀しさを感じた
・カリーは、人との出会いと別れは通常の人の数倍で、傷ついたことも多数だろうが、それでも彼を長年にわたり理解した人たちがいたことは良かった
・カリーのセクシュアリティを予想以上に真正面からとらえている。当時のゲイへの弾圧ぶりもよく分かる
・自分のやりたいことを実現させるために、現役時代の実績は絶対必要。その思いは町田さんも同じだったろう(と映画を観ながら連想)
・プロスケーターとなってからこそが、カリーが実現したかったスケートの本番
・当時、これほどアーティスティックなアイスショー興行があったことに驚いた
個人的に思い入れのある音楽や、ちょうど聴きこんでいた音楽が出てきたりもしたので、そこからの連想もいろいろでした。以下、映像お借りします。
優勝したインスブルック五輪のフリー『ドン・キホーテ』
(ブログ上では再生できないので、YouTubeで視聴してください)
この動画は、オリンピック公式チャンネルでも観れます。
https://www.olympic.org/john-curry
あくまでなんとなくですが、町田さんがプロスケーターになってから自分でドン・キホーテを振り付けたことに、ジョン・カリーの影響も少なからずあるのではとは勝手に想像してしまいました。
他、ジョン・カリーがプロになってから滑ったプログラムからいくつか、個人的に特に印象深かったもの。
『シェヘラザード』
ノイマイヤー振り付けのバレエ『ニジンスキー』を深く愛する私としては、カリーのこの滑りから、ノイマイヤー版ニジンスキーの美しさやはかなさ、そしてディアギレフに捨てられるシーンを連想せずにはいられませんでした。
関連記事:→11/18深夜はバレエ「ニジンスキー」放映・超オススメ!
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調の第2楽章を使った『ムーンスケート』という作品映像もあり、ちょうど最近、この曲をちょっと聴き込んでいたので、何だか「うわっ」という感じでした(何がどうというわけではないのですが)。
この第2楽章、本当に美しいのです。
ツィメルマンの演奏をお借りします。第2楽章は8分45秒くらいからです。
『美しく青きドナウ』は、しみじみ心に沁みました(カリーと、一緒に滑っていたスケーターたちのことを想うと)。ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで必ず演奏される曲です。
関連記事:→新年おめでとうございます/ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2019
さらにカリーの動画をいろいろ見ていたら、バレエのガラ公演でよく演じられる「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」の映像を見つけました。
パートナーは、プロとなっての初演目「牧神の午後」で相手役のキャシー・フォルクス。
こんなにバリバリに、バレエを氷上で演じていたのですね。
『牧神の午後』
映画では映像が流れませんが、町田さんはトークショーで次の『After All』も印象深いと話されました。
ほか、John Curryで動画検索するといろいろ出てくるものですね。
フレッド・アステアトリビュートのプログラム、軽妙でとても楽しいです。
長くなってきましたので、トークショーについては記事【2】へ。
映画『氷上の王、ジョン・カリー』予告編ナレーションは、諏訪部順一さんです🎬
— 映画『氷上の王、ジョン・カリー』5.31公開 (@TheIceKingJP) 2019年5月12日
🔻本予告編(町田樹さんコメント)https://t.co/sD7rVsuq0S
🔻30秒版(伊藤みどりさんコメント)https://t.co/yZckzsW1im
山本草太選手、いつも心から応援しています!