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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 為末大
扶桑社
発売日 : 2012-07-12









【出会い】
ブックオフの105円コーナーで出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
アスリートは、自分を強くもって向き合っていたり、はっきりとした目標に向かっているようなイメージをもたれているけれど、実際には日々悩みの連続だし、自分という存在をとても不安に思っていると思う、少なくとも僕はそうだった。

僕自身は何も答えを持っていないのだけれど、どうも25年も一人で走っていると自問だけは得意になっていて、たくさんの問いを生み出すようになった、僕はこの本で、もっと本質的な問いが共有され、それぞれの方が自分の人生、社会のやり過ごせなくなったような問題と向き合うきっかけになればいいなと思っている。


トップアスリートの哲学! スポーツ選手はよく”筋肉バカ”なんて言葉があるように哲学と無縁のイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。

あなたの仕事に”哲学”を加えてみませんか?


【響いた抜粋と学び】
著者の為末さんはトラック競技における日本人初のプロ陸上選手です。シドニー、アテネ、北京と3大会出場しています。
あの為末大選手が書籍を? と思われるかもしれません。僕も以前
インベストメント ハードラー (FOOTBALL Nippon Books) [単行本] を読んだことがありました。

アスリートの書籍は、しゃべったことをそのまま文面に下ろす感じが多い中で、彼の書籍はかなりの哲学です。Twitter上で流れたものを集めた書籍です。140字の端的な言葉から彼の知性が滲み出ています。

早速、参考にしましょうよ。

プロの定義はいろいろあるだろうけど、その特定の職業のスキルが秀でていてそれに対して対価をもらう事だと思う。

トラック競技において日本人初のプロ陸上選手。
インベストメント ハードラー (FOOTBALL Nippon Books) [単行本] でもそのようなことが書かれていた記憶があります。

哲学、そしてお金にもかなりシビアなところがあり、一般的に考えられているスポーツ選手とはイメージが変わります。

介護の仕事においても”プロ”の定義はそのまま適用できるかもしれませんね。現状としてはお金と時間をかけて取った”資格”が生活費をくれる、という状態かもしれませんが……。

僕はずっとモチベーションが高いと思われているけど、そうじゃなくて壊れないように大事にしているだけ、自分の本当の感情を無視してやる気を自分に押し付け続ければ心が壊れる、どこまでなら我慢できて、何を楽しんでいるか、このコツを掴むのがやる気で居続けられるコツで、それは自己観察しかない。

なるほど。モチベーションを上げるのではなくて、壊れないように自己観察を続けている、ということでしょうか。

人が思い込みに気づくときには必ず他者の視点が必要で、日本の若者が視野が狭くなりがちなのははみ出たロールモデルが少ない事と、所属しているソサイエティの中でしか交流していないからだと思う。

介護現場ばかりが安月給で過酷な労働で報われない、というわけではない。僕は3年前に参加した中小企業家同友会の中堅幹部学校で実感したのです。

それまで同じ介護業界の人としか集まったことがなかったので、自分たちの業界のことしか知りませんでした。

幹部学校に参加することで配送関係の仕事をしている人、出版関係の仕事をしている人、誰もが長時間労働で休みは少なく、それでいて残業代がしっかり出ているわけではないことを知ったのです。

介護業界ばかりが大変ではなかったのです。

自分がない人は新しい視点を恐れてむしろ頑固になるか、ただ染まる、寛容は目の前のものを受け入れるのも受け入れないのも自分でコントロールできるという自信からきていて、だから自分を理解している深さと受け止められる幅は関係している。

わかるという事は自分の中に存在するという事、だから苦しい人の気持ちがわかる人は自分の中も同じ事事で苦しいか、苦しかったことがある。


なるほど。特に二つ目の抜粋が気になりました。”わかる”というよりか、自分も似たような体験をしているので”わかってあげられる”という状態でしょうね。

相手のことを100%わかる、なんてことはほぼありえないにしても、自身で似たような体験をしていれば、”わかってあげられる”のかもしれませんね。

朝起きて、今日が人生最初の日だと思ってみる、それでも今までやってきた事を選ぶだろうか、人は辞める事は逃げじゃないか、せっかくここまでやってきたのだからと考える、終着と他者の評価を断ち切って、毎朝辞める事変える事も含めて、新しい気持ちで選択する事もできる。

ほとんどの書籍は
「今日が人生最後だったら……」
の切り口が多い中で為末さんは”人生最初の日”だったら……と問いかけます。

今日が人生最初の日だったら、あなたは今の仕事を選びますか? あなたは今の自分を嬉しく思いますか? あなたは何を選びますか? 何を決断しますか?

※ 高齢者介護においてのレクなどでの質問にも使えそうですね!

【編集後記】
本日は午前中と夕方6時から担当者会議があります。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。

著者 : 為末大
扶桑社
発売日 : 2012-07-12
おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
著者 : 曽野綾子
幻冬舎
発売日 : 2013-07-28









【出会い】
子どもの用事で立ち寄ったTSUTAYA札内店でDVDと共に購入しました。最近のベストセラーのようですでに5刷です。


【本書紹介のねらい】
~本書表紙より~
世知辛い世の中を自分らしく生き抜くコツを提言。

ストレス社会と呼ばれる現代を楽に生きるためのちょっとしたコツを紹介しています。仕事に疲れたあなたや家庭での関係に疲れたあなたにオススメの一冊です。

内容としては著者の曽野さんがそれぞれのテーマについて思いを語っていく形式なので、人によって読みやすさが違うかもしれません。

先日、紹介した
高濱コラム: 子どもたちを育てる目/高濱 正伸 の形式と同じです。

【気になった抜粋】
絆の基本は、家族が普段から心をかけ合うこと以外にない、もちろん友人も職場の人間関係も大切だが、親子兄弟の繋がりを断っておいて、今さら「絆が大切」もないものだ、と私は思う。


【響いた抜粋と学び】
著者の曽野さんは作家で1979年ローマ法王によりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めていました。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、2012年代表を退任しています。

本書タイトルにある”成熟”、人間としての”成熟”を考えていくのがねらいですが、それ以外の話題も豊富です。
※ どちらかというと、その他の話題に興味がそそりました。

最近のように、子供たちにテレビつきの一部屋を与えなければいけないなどという贅沢は考えもしないし、、人間はそもそもは大部屋で雑居する暮らしが原型だったのだ。

僕が子供のときには自分の部屋はありましたし、ゲーム用ではありましたが16インチくらいのテレビはありました。考えてみれば贅沢なもんですよね。
僕の部屋は確か8疊以上あった気がします。

現代はそれにプラスして携帯電話を持っているんですか? 社会全体が成熟していくと、高齢者や子供などまでもが一人部屋、個人のケータイを持つようになる、ということでしょうか。
※ もちろん、必要な人はいるでしょうが……。

皆が手さぐりでやって来て、それぞれの家庭で年寄りの最期を見送ったのである、介護というものは、そういうものだ、つまり食事と排泄と体をきれいにすることが実務だが、そのほかに大切なことは、病人や老人を楽しくすることだったはずだ。

ここは介護問題について言及しているところです。僕は50年以上前、家庭でどのような介護がされたのか実際のところよくわかりません。大家族だったため、子育てや介護はそれぞれの「家」である程度やってこれたのかな、とも思います。
現代のように核家族が主流のところでは「家」だけではほぼ不可能と思います。

デイサービスで働いていても思うのですが、食事・入浴・排泄の介護というのは基本であり、当たり前にやること、それと同時に「楽しい」というのは求めていきたいところですね。

人間の幸福の形というものには定型がない、なぜなら、最期に大切なのは、心の問題だからだ、心の中の幸福の量と質は、厚生労働省もその供給の目安を文書では示せない。

通所介護計画書や居宅サービス計画書などの目標の部分に「楽しむ」と書かれているとデイサービスを利用しての結果どうだったかのときに、どれくらい楽しんだのか、表現が難しいです。
笑顔が多かっただとか、他利用者様と会話を楽しんでいた、だとか。
数値化するとどうやるのかな。利用中ほとんどの時間で笑顔が見られる、という書き方のなのかな。

最近、私の周囲を見回すと、実にもらうことに平気な人が多くなった、「もらえば得じゃない」とか、「もらわなきゃ損よ」とか、そういう言葉をよく聞くようになったのである、「介護もどんどん受けたらいいじゃないの。介護保険料を払ってるんだから、もらわなきゃ損よ」とはっきり言う。

これはホントいかんなぁと思いますね。セーフティネットは万が一のときのためであって、”受けなきゃ損”ではないですね。海外に目を向ければ、8割以上が国の制度で保障されていないのが現状であって、日本では万が一の時のために法が整備されている、その整備料を保険料として払っている、それで安心して生活できる、ということなんだと思います。

人生には安心して暮らせることなどないことは……何度も書いているのだが……東日本大震災とそれに続く原発事故の結果が如実に示した、いい年をして、そんな甘い夢を見ることはやめた方がいいのだ、人生は、常に問題が続いていて当たり前だし、不足に思うことがあって当然なのだ。

このあとに、不足に思うことに感謝しよう、という流れが書かれていました。実際のところ、どんなに法を整備しても絶対的な”安心・安全”は存在しないことが先の震災、原発事故で証明されたようにも思います。

国が保障してくれるというのはすごいことです。戦時中、戦後はほとんどのことで保障なんてできませんでしたし、それが当たり前でした。

人間にとって大切な一つの知恵は、諦めることでもあるのだ、諦めがつけば、人の心にはしばしば思いもしなかった平安が訪れる、しかし現代は、諦めることを道徳的にも許さないおかしな時代になった、いつどの時点で、どういうきっかけで諦めていいのか、そのルールはない、その人の心が、その人に語りかける理由しかない。

諦めることは否定的に捉えられがちですね。別の書籍では諦め=明らめ、としており、明らかにすること、とされていました。やらないことを明らかにする、という意味合いでしたね。
なんでもやってみて、ダメだったら、自分には合わないことが明らかになる、という感覚でいいのかな、と思いますが……。

人間何をしたって自由なのよ、したいようにすればいいのよ、という発想は実は根本的にまちがいなのだと大人たちは言わなくなったのだ、それは自由のはきちがえ、もっとはっきり言えば、教養のなさ、人間失格の条件なのだが、いつのまにかずるずるとその程度のことは、「今の時代仕方ない」という形で、市民生活の間に浸透してきた。

なにをやっても自由でしょ、という言い方だけですと、”人間”というよりかもっと動物的な”ヒト科のヒト”という印象を受けてしまいます。
人の間にいるのが人間、つまり社会の中に生きているのが”人間”、そうであるならば、抜粋にあるような何をしても自由、したいようにすればいい、というのはまちがいだと言えます。
でも、それを指摘する人も少なくなったように思います。

成熟ということは、傷のない人格になることでもない、そういう人もいるだろうが、やはり熟すことによる芳香を指す言葉のように思う、或る人の背後にあるその人間を育てる時間の質が大切だ。

本書タイトルにある”成熟”についてです。抜粋したときは
「おっ!」
と思ったのですが、改めて読んでみると、なんのこっちゃ? と僕は感じています。

そうだ、大切なことは、お茶をいれて、すべての些細な対立は、強靭な大人の心で流してもしまえるかどうかなのだ。

最後の部分です。受け止めること、受け流すこと、これらができることが人間としての”成熟”の一つということかな。

【編集後記】
本日は経営者モーニングセミナーに出席予定です。喜んで学びます。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 曽野綾子
幻冬舎
発売日 : 2013-07-28