20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォー大学集中講義/ティナ・シーリグ | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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阪急コミュニケーションズ
発売日 : 2010-03-10









【出会い】
ブックオフ帯広西5条店で出会いました。

【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
「決まりきった次のステップ」とは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことは起きる。
常識を疑い、世界と自分自身を新鮮な目で見つめてみよう。
――起業家精神とイノベーションの超エキスパートによる
「この世界に自分の居場所をつくるために必要なこと」。

本書は「起業家精神」と「イノベーション」に関する最良のテキストであると同時に、
「人生への贈り物」とも言える言葉がいっぱい詰まった自己啓発書です。
第2弾、イノベーションを開花させるためのヒントが満載の
『未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II』もぜひ!


■『第1章 スタンフォードの学生売ります』より

いま、手元に5ドルあります。
2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?

これは、わたしがスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。
(中略)
おなじ課題を出されたら、みなさんならどうしますか?
いろんなグループにこの質問をすると、たいてい「ラスベガスに行く」とか、
「宝くじを買う」と言う人が出てきます。
ドッと笑いが起きます。
こういった人たちは、大きなリスクを取って大金を稼ぐという、ごくごく低いチャンスに賭けているわけです。

次によくあるのは、5ドルで道具や材料を揃えて、
「洗車サービスをする」、あるいは「レモネード・スタンドを開く」といった答えです。
2時間のあいだに、使ったお金よりも多少儲けようという人にとっては、それもいいでしょう。

ですが、わたしが教えた学生のほとんどは、こうしたありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。
できるだけ多くの価値を生み出すために、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果――
豊かな可能性に気づいたのです。

じつは、大金を稼いだチームは、元手の5ドルにはまったく手をつけていません。
(中略)
では一体、彼らは何をしたのでしょうか?


今の仕事をステップしたいあなたへ。

【響いた抜粋と学び】
著者のティナ・シーリグさんはスタンフォード大学医学部で神経科学の博士号を取得。現在、スタンフォード大学工学部に所属するアントレプレナー・センター、スタンフォード・テクノロジー・ベンチャー・プログラムのエグゼクティブ・ディレクター。さらに、スタンフォード大学の経営工学・エンジニアリング課程やハッソ・プラットナー・デザイン研究所でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当しています。全米の起業家育成コースのなかでも高い評価を得ています。幅広い分野の企業幹部を対象に、頻繁に講演とワークショップを行なっています(執筆当時)。

昨日は
ハーバード流 自分の潜在能力を発揮させる技術/マリオ・アロンソ・ブッチ を紹介しました。
ハーバードの次はスタンフォードです。読書によって、大学留学まで体験できちゃうわけですね!

テストにしても、大人数のクラスなら、正しい答えをひとつだけ選ぶ選択式です、採点がしやすいように、鉛筆で丁寧に楕円を塗りつぶさなければなりません、一歩、社会に出れば、状況はまったく違います、どんな問いにも、答えは何通りもあります、そして、その多くは、どこかしら正しいところがあるものです、学校と社会の違いでもっと重要なのは、社会では失敗が許される点でしょう、じつは失敗とは、人生の学習プロセスの重要な一部なのです。

これは実生活ももちろんですし、介護の仕事でも同様です。介護の仕事の場合、失敗というと、様々で転倒事故などにつながってしまうと、あまり失敗したくないイメージです。
お客様が怪我をしてしまうような大失敗についてはやっぱり遠慮したいところですが、僕自身の体験から言うと、そのような事故の経験から人は学ぶのだとも言えます。

そのお客様には大変申し訳ないのですが、介護従事者の成長のひとつはお客様の事故によるものと言えるかもしれません。

人は誰しも、日々、自分自身に課題を出すことができます、つまり、世界を別のレンズ――問題に新たな光を与えることのできるレンズ――で見る、という選択ができるのです、問題は数をこなすほど、自信をもって解決できるようになります、そして、楽に解決できるようになると、問題が問題ではなくチャンスだと気づくのです。

ニーズを掘り起こすのに必要なのは、世の中のギャップを見つけ、それを埋めることです、ギャップにはいろいろあります、製品を使うときのギャップ、手に入るサービスのギャップ、人々が自分の行動について説明するとき、話のなかにあるギャップ……。

アイデアに「悪い」ものなどない――そう考えられたらブレイン・ストーミングは成功です、実際にブレイン・ストーミングをする際には、駄目なアイデアなどというものはないと、はっきり示すことが重要です、実現可能性がなければ価値はない、という思いこみをなくす必要があるのです、奇抜なアイデアを大歓迎すれば、人に話す前にアイデアを編集してしまうクセはなくなります、当初、提案されたときは非現実的で、とんでもないと思われたアイデアも、長い目で見ればいちばん面白かった、ということはよくあります。


一つ目の抜粋を読んでいて、うんうんと頷いていました。介護の仕事でも同じで、片麻痺のお客様や認知症の深いお客様など様々なお客様と関わることで自信が生まれてきて、次に出会うお客様との関わりがスムーズにできるようになるのです。
僕自身を振り返ると、初めて働いたときには何をどうしたらよいのか、自信がなかったので、オドオドしていたのだと思います。

あなたのために何かしてくれた人に対して感謝の気持ちを示すかどうかで、あなたの印象は大きく変わります、あなたのために何かをしてくれたということは、機会費用がかかっているという事実を忘れてはいけません、つまり、あなたのために時間を割いてくれたのだとすれば、その人自身やほかの誰かのために割く時間を犠牲にしたのです。

当然ながら、どんなときにも万人を喜ばせることはできません、ときにはあなたの行動で波風が立つ場合もあるでしょう、判断に迷ったときの対処法のひとつは、混乱が収まった後になってどう説明するかを考えてみることです。


お客様に限らず、同僚、上司、部下などどのように感謝の気持ちを伝えるかです。抜粋を読むと、何かしてやったんだから、何かお返ししろよ、とも読み取れなくもないですが、これが人間関係の本質な気がします。

世の中では、ほぼすてべのことがチーム単位で進められています、自分以外の人たちを成功させる術を知らない人たちは、著しく不利になります、最高のチーム・プレイヤーは、他人を成功させるために労を惜しまないものです、じつは、組織内で地位が上がるほど、個人としての貢献は重要でなくなります。

なるほど。よくビジネス書には上司の手柄に貢献せよ、とあります。別の書籍では人はひとりで生きていくには限界があるのだから、いかにして協力を得られるか、ということです。
介護の仕事についても介護職、看護職、相談員の三職種の連携が必要不可欠になります。つまり、チームとしてうまくやっていくことが大事なんです。

職を探す時は、自分が応募している食が自分に合っているかを見極めることが大切です、つまり、あなたは的にふさわしい矢でしょうか? 私たちは、職を手に入れるkとおにばかり目がいき、その仕事が自分の能力や興味に合っているか、もっと重要な店として、職場の同僚とうまくやっていけるかどうかを疎かにしがちです、これを見極める方法のひとつは、仕事以外の話題について話してみることです。

これはその通りだなぁ、と思って読んでいました。給料だとか職場の住所、働く時間にばかり気をとられますが、仕事の内容や実際にそれが自分に合っているかなどそっちのけている気がします。

人と関わることがあなたは好きでしょうか? この質問にNOを出したのだとしたら、介護の仕事をするのは、続けるのは考え直してもいいかもしれません。介護の仕事は食事・入浴・排泄の作業ではありません。
人と人との触れ合いなのですから。

【編集後記】
本日は認定調査2件です。

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