実践するドラッカー【思考編】 /佐藤 等[編著] | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
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ダイヤモンド社
発売日 : 2010-01-29









【出会い】
TSUTAYA音更店で出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
ドラッカー教授の膨大な著作のなかから、「強み」「貢献」「集中」など、自分自身を「成長」させるために必要な「思考」にまつわる言葉をピックアップ。名言を日々の仕事に生きるよう解説する「ガイド」と、自分の考えを書いてまとめる「実践シート」で、プロフェッショナルの習慣をつくろう!

来年の抱負をこの一冊で作り上げませんか?

【響いた抜粋と学び】
著者の佐藤さんは1984年小樽商科大学商学部商業学科卒業、2002年同大学大学院商学研究科修士課程修了。1990年公認会計士試験合格後に開業し、現在に至ります。主催している(有)ナレッジプラザの研究会として「読書会」を北海道と東京で開催中です(執筆当時)

図書館にある本をすべて記憶しても、それだけでは成果をあげられません、単なる情報の集まりにすぎないからです、頭の中にある情報を人前で話す、文章にして伝える、といった行動が誰かに伝わり、評価されて情報は知識となり、価値を生むのです。

情報は、調理して初めて知識に変わります、調理の経験を何度も積んで、腕が上がると、やがて成果をあげられるようになるのです、読書やセミナーは素材を仕入れるという意味で重要ですが、前項で紹介した「五つの能力」を身につけ、実践や行動の質を向上させなければ、成果にはいたりません。

成果を上げる人に共通するものは、つまるところ成果をあげる能力だけである、成果をあげることは一つの習慣である、実践的な能力の集積である、実践的な能力は修得することができる(『経営者の条件P42』)。


情報はあくまで情報に過ぎません。それを実践に役立ててこそ意味があるのです。読んだら実践を習慣づけていけば、読んで終わりにはならないかと思います。

第一に身につけるべき習慣は、なされるべきことを考えることである、何をしたいかではないことに留意してほしい(『経営者の条件』P3)、「なされるべきこと」は、「できること」に制約されます、ですから、「できること」を着実に増やし、「なされるべきこと」の範囲を広げていかなければなりません。

自らを成果をあげる存在にできるのは、自らだけである、したがってまず果たすべき責任は、自らのために最高のものを引き出すことである、人は、自らがもつものでしか仕事はできない(『非営利組織の経営』P208)。

役割や仕事が合っているかは、その人の個性によって決まります、その人の強みや仕事の仕方、価値観が、組織とその仕事に合ったとき、組織に大きな貢献をもたらします。

自らを変えようとしてはならない、うまくいくわけがない、それよりも、自らの仕事の仕方を向上させていくべきである、不得意な仕方で仕事をしようとしてはならない(『明日を支配するもの』P207)。


成果をあげる習慣をつけることが先であり、第一の習慣は「できること」を考えることなんですね。あなたができること、あなたにしかできないこと、に特化していくことですね。人真似から始まっても構いませんが、最終的にはあなた独自のものにしなければ、ただのコピーです。

「その者の下で自分の子供を働かせたいと思うか」また、組織で働く者の真摯さとは、見返りを求めない親や教師の心構えで人に接することに等しいともいいます。

仕事の魔法 [単行本] の中に
「あなたは自分自身の部下になれますか?」
という問いがありました。

これと似たようなところですね。

本来福祉の仕事も抜粋にあるような見返りを求めない心構えだったのでしょうけれど、近年では”仕事”として確立してしまっていて、そのような姿勢が失われつつあります。

ほとんどの人が下に向かって焦点を合わせる、成果ではなく努力に焦点を合わせる、組織や上司が自分にしてくれるべきことを気にする、そして何よりも、自らがもつべき権限を気にする(『経営者の条件』P78)。

成果をあげるための秘訣を一つだけ挙げるならば、それは集中である(『経営者の条件』P138)。

集中とは、「真に意味あることは何か」「最も重要なことは何か」という観点から時間と仕事について自ら意志決定をする勇気のことである、この集中こそ、時間や仕事の従者となることなくそれらの主人となるための唯一の方法である(『経営者の条件』P152)。


なるほど。部下の立場からすると、たとえ成果が出なくても努力を見てほしい、と感じてしまいますが、それは”甘え”なのかもしれませんね。あなたが部下であるならば成果を出すことに集中するしかないです。努力を見るのは上司の役割です。
部下であるあなた自身が努力を見てください、というのは逃げなのかもしれませんね。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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発売日 : 2010-01-29