君は、世界を迎え撃つ準備ができているか? /田村 耕太郎 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 田村耕太郎
中経出版
発売日 : 2012-12-01










【出会い】
メルカリというフリマアプリで他の書籍と一緒に出会いました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
私がこの本を書こうと思った理由は1つ、日本人に、これからの時代への準備の大切さを知ってほしいからだ、大げさに言えば、自分で自分の救命ボートを用意してもらうその術について書いたつもりだ。

私は「人生全ては準備しだい」だと思っている、うまくいかない人のほとんどは準備をしていない人だ、私もその一人なので自戒を込めてこれを書いている。

世界で通用する人材になるために「準備」をしよう。

【響いた抜粋と学び】
著者の田村さんはエール大学、ハーバード大学元研究員。世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク、ランド研究所にて唯一の日本人研究員を務めた。新日本海新聞社相談役。前大阪日日新聞代表取締役社長。国立シンガポール大学公共政策大学院元研究員。’02年から’10年まで2期参議院議員を務める。その間、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権・再チャレンジ各担当)、参議院国土交通委員長を歴任しています(執筆当時)。

昨日の「NEXT READING」読書会(朝)読みました。仲間のひとりからは
「神田さん(神田昌典さん)の書籍に近いですね」
という言葉通り、日本国内にとどまらず、世界で活躍できる人材になれるように、その準備の大切さを説いています。

これからの時代を生き抜く第一の掟は「自立・責任・決断」だ、日本の内と外で、人々の姿勢の違いを端的に表すなら、「自立・責任・決断」があるか、ないかだと思う、もちろん、地域によるし、個人にもよるが、ざっくりと分けるなら、日本は「自立・責任・決断」がない世界、日本以外はそれらがある世界だと言える。

サラリーマンは守られている面、「自立・責任・決断」が薄れているのが気になります。福祉業界についてもこれは同じなのかなと感じます。もちろん、お客様の人生を、命を預かる者として、全責任を負うのにはあまりにも重いのは事実です。
しかし、失敗をすべて上司や会社にとってもらうのが前提だと「自立・責任・決断」がなくなっていくようにも感じます。

タイムコストを意識しよう、自分が1時間に生み出せる価値をお金で測ってみる、つまり時給である、1日の行動の価値がこのタイムコストに見合っているかどうかを常に考えるのだ、タイムコストを上回る時間の使い方をしていれば貯金ができ、タイムコスト以下の時間の使い方だと借金ができる。

このあたりは福祉職には意識が少ないかもしれませんね。モノを売る商売ではないので、どうしてもこのあたりの意識は少ないかもしれません。

易経の原文には「君子豹変、小人革面」とある、これは「立派な人物は、自分が誤っていると分かれば、豹の皮の斑点が、黒と黄ではっきりしているように、心を入れ変え、行動の上でも変化が見られるようになる、反対に、つまらぬ人間の場合は、表面上は変えたように見えても、内容は全然変わっていない」という意味だ。

「君子豹変」は悪い言葉のように捉えられていますが、本来はそうではありません。理念やミッションをコロコロ変えてしまっては元も子もありませんが、それらを達成するための手段についてはそのとき、そのときで変えていくことは当然、ということです。

日本の「就職」は「就社」に近い、職に就くと言うより、人生の大切な時間を特定の会社に売り渡しているように思う、その間に成長は止まり、会社の外で通用する能力を磨く時間は失われる。

これはそのとおりですね。福祉業界で言うと、
「介護の仕事をする」
というよりかは
「施設で働く」
という面が強いです。専門職として従事するよりかは、その施設に骨を埋める感じですかね。

(世界と戦うのになんで家族の対話が必要なの?)……多くの動物には帰巣本能がある、皆、生まれた場所に帰っていく、それを迎えてくれる場所が必要なのだ、人間関係も同じだ、激変の時代の激流に流されても、最後まで沈まない船は家族だと思う、家族を大切にし、対話によってお互いの成長の糧としていこう。

これからあなたが世界で活躍する中で大切なのは、帰る場所のことです。あなたが外へ出向いて、戦い続けても、最後に帰るのは家庭です。


ここを読んだときにふと思い出したのは
「機動戦士ガンダム」
です。

第43話「脱出」
アムロ・レイの名セリフ
「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね? ララァにはいつでも会いに行けるから」

帰る場所があるって素晴らしい、ってことなんですね。

意外に重要なのが、”健康”だ、この手の本では勉強の仕方や意識について書いてあるものがたくさんあるが、実は成功しようがしまいが人生を意義ある楽しいものにするのに、最も大切なのは健康だと思う。寿命が延びるこれからの時代は、自分に投資し、自分で自分を養っていく時代になるだろう、すでに、次世代が面倒を見てくれる人口構造にはない、その中で平均寿命は延びていく、将来、人々の寿命が延びたとしても、それは健康な状態を保ったままとは限らない、すなわち、寿命ではなく健康寿命を延ばさないといけないのだ。

人生最大の財産はなんといっても健康である、私が尊敬する80歳を越えても現役で活躍する世界中の素敵なシニアは身体を鍛えている、いくら経済的に成功しても、大きな権力を持つことができても、健康でなければ幸せではない。


最後に著者の田村さんが伝えたいのは”健康”についてです。
あなたが活躍するためのベースはあなた自身です。あなたの身体、健康です。食事、睡眠、生活習慣をしっかりして、活躍し続けられるベースを作りましょう。



【編集後記】
昨夜は「NEXT READING」読書会を朝・夜と二回開催させていただきました。ありがとうございます。本日は認定調査同席1件と調査1件です。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 田村耕太郎
中経出版
発売日 : 2012-12-01