今日から子どもと心がかよう魔法のことば/木下 山多 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 木下山多
明日香出版社
発売日 : 2013-03-18









【出会い】
著者の木下さんから献本していただき、一度読み解きました。先週夕方の読書会のときに改めて読んでみました。


【本書紹介のねらい】
~Amazonより~
大事なのは、大人が子どものそのままを受けいれ、そのままで良いことを心から伝えることだった。こうすれば子どもは伸びる、家族みんなが幸せになる。いま人気の中学教師サンタ先生の教育メソッド全公開。





【響いた抜粋と学び】
著者の木下さんは総合商社三井物産で12年間勤務の後よのなかを変えるために転職し、現在、学校法人玉川学園中学部英語科教諭。米国NLP協会認定トレーナー・アソシエイト、大連心理カウンセラー協会特別招聘専門家、大連心理カウンセラー養成学校特別招聘教師、NPO横浜大学特別講師として、「伝える&教える」ということに幅広く関わっています。

(「やれる子ども」と「やれない子ども」の違いとは?)……「やれる子ども」は「やれると思っている子ども」だということです、「自信のある子ども」だということです、その自信にはなんの根拠も必要ないのです、ただ自信さえあればいいのです、「〇〇はやればできる子なのに、どうしてちゃんとやらないの? 今度からちゃんとやろうね! いい?」、「ダメもと」で取り組むこと。ノミの話……失敗し続けれるとできなくなる。やらなくなる。もう一度できるようになるには他のノミと一緒にいればいい。

できる・できないの違い、と捉えて差し支えないかもしれません。その違いは”自信”があるかないかの違いということです。しかも、根拠のない自信でいいのです。
ノミの事例は面白かったです。ノミは30cmくらいは跳びはねることができます。しかし、ここで蓋をしめてしまうとノミは跳んでも自分はダメだと思って、そのあと蓋をとっても跳ばなくなります。

これを治すことができます。それはどういうことか? 跳ぶノミがいるところに入れるのです。他のノミが跳んでいるのを見ているとまた自分も跳べると思って跳べるようになるのです。

人間で言えば、失敗ばかりして実践できなくなった人は、自信を持って実践する人と一緒に過ごすことで、
「自分もきっとできる!」
と思えるようになる、ということですね。

(そもそも「自信」がないのは誰?)……世間の「いじめ」をやってしまう子どもたちも同様で、自分に不安があったり、なにかをおそれているからこそ、他の子どもを攻撃するのです、「心ない言葉」をあびせた相手。

世に言う、いじめっ子、彼ら・彼女らこそが自信がなくて傷ついている、だから相手を攻撃してしまう、ということですね。根拠のない自信がないだけで相手を傷つけてしまうわけです。
いじめっ子たちも親や知り合いから傷つけられた、と解釈できますね。

(「価値観をゆるめる」方法って?)……「親が自分を他の人と比べるのをやめること」です、そうすることで初めて、子どもは「自分を他の人と比べ、自分の評価を下げてしまう」のを変えることができるようになるのです、「私にとっては、あなたの存在そのものに価値がある」ということを子どもに伝えてあげる必要があります。

比較するのは過去の自分と。相手と比べてしまうと、相手から見てあれが足りない、これが足りない、と自己嫌悪につながってしまいます。

過去の自分と比べて、あれができるようになった、これができるようになった、これでいいのです。

さらに言えば、僕たちは皆生まれたときは何もできない赤ん坊だったわけです。何もできない状態から色々なことをできるようになったのです。
年齢を重ね、できなくなったとしても、それは若い時と比べればできなくなっただけで、もともとは何もできない状態だったのですから恥じることではないのです。

【編集後記】
本日は「NEXT READING」読書会です。早朝から学びます。


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著者 : 木下山多
明日香出版社
発売日 : 2013-03-18