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大和書房
発売日 : 2012-04-12
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【出会い】
GEO音更店で出会いました。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
この本は、就職する前にしておきたいことをテーマにしていますが、面接で好印象をもってもらうといった類のノウハウ本ではありません、人生を切り開いていくための就職とは何か―仕事やお金、働くことについて考えながら、その答えを見つけてもらえるように書きました。
【響いた抜粋と学び】
著者の本田健さんは経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」。独自の経営アドバイスで、いままでに多くのベンチャービジネスの成功者を育ててきました。育児セミリタイア中に書いた小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」は、世界中130万人を超える人々に読まれています(執筆当時)。
17のことシリーズで有名な本田健さんの書籍……文庫版です。
僕は2004年、大学を卒業してから高齢者のデイサービスで働き、1年3ヶ月で退職し、愛知県で自動車工場の派遣として9ヵ月、北海道に戻って知的障害者施設で1年9ヵ月、そして今、あかりデイサービスで5年を迎え、6年目です。
僕の場合は就職はしていますので、もし考えるとしたら、「転職」についてです。今辞めるとか、そういうことは一切考えていませんでしたが、せっかくこのような書籍と出会ったので、
「もし〇〇ならば……?」
という視点で読み解いていきます。
この厳しく激しい時代を乗り越えるには、自分の直感を信じて決断し、行動していくことが大切です、自分を幸せにするのは、誰でもないあなた自身です。
これは会社勤めをする人全員に言えることですね。僕が愛知県の自動車工場での就業期間が終わったとき、契約終了が2006年3月でした。僕はそのまま契約を終了し北海道に戻ることを前々から決めていました。
80万円くらい貯金して北海道に戻り、僕が感じたのはもうこの仕事はやらないということと、いつでも仕事で嫌なことがあって辞めたくなれば、職種を考えなければお金を貯めることはできる、という自信でした。
僕はちょうど運がよかったこともあり、派遣切りがその後ありましたので、ちょうどいいときに契約終了したのです。
そのとき、本来であれば、北海道に帰る前に離職票をいただくでしょうけど、事務が間に合わないという理由で5月に入る寸前でようやく北海道の僕の手元に届いたことを記憶しています。
一緒に働いていた同僚の一人が
「あんなに頑張って働いていたのに、離職票もちゃんと出してくれないなんて……」
と嘆いていました。
会社都合の契約終了ですので、離職票をもらってハローワークに提出すると雇用保険が入るわけです。
そして、派遣と言えど、給料はそれなりにもらっていたので、ほぼ満額で雇用保険が入るのです。
会社のことを責めても仕方ないし、自分に生活する力がないのを会社のせいにするのは情けないな、と僕はそのとき感じたのです。
会社バスの中は、快適とはいえないまでも、雨風はしのげるし、それに、ほかにも乗客がいます、その人たちが暗かったり、あまり好きな人たちではなかったとしても、一人になるよりは、まだマシだとお考えます。
どんな組織でも孤独で居るよりよっぽどいい、と感じてしまうのでしょうね。落合さんの「采配」でも孤独に打ち勝つことを挙げていました。それができないから、会社員となる人が多いのかもしれませんね。
私は、どんなことも、入口より、出口が大事だと思っています、介護の仕事に就きたいのであれば、最初は、老人ホームでも病院でも、どこでもいい、その代わり、入った場所ではベストを尽くすことです、そこで学べるものは、すべて学んでいけばいいのです。
介護の仕事のことが書かれていたので思わず抜粋しました。あの施設がダメ、社長がダメ、経営者がダメ、施設長がダメ……そんな文句を垂れるまえにやること、それがそこでのベストを尽くすことです。
ベストを尽くすということは文句を垂れたり、愚痴を言ったり、不満をこぼしたり、といったことではありませんね。
いまいる場所が自分に合っていないという場合には、そこで、どんなに頑張っても、幸せを感じることはできないし、満足な結果も出ないでしょう、自分が本来行く場所に行かないと、人生は開きません、その場所を探すための就職であり、転職だということを覚えておきましょう。
お客様やクライアントの助けになることは何か、仲間の助けになることは何か、上司の助けになることは何か、それを考え、行動に移せる人が、仕事のうえでの成功を得られます、そういう人は、それと同時に、「仕事の喜び」もつかんでいます。
ベストを尽くす、という大前提はあるも、自分が本来いる場所を意識しなければなりません。本書にもありましたが、ジョン・レノンがパン屋さんだったらどうだったろうか? パンを焼きながら鼻歌を歌って、自分はろくにパンも焼けない、そんな俺が音楽なんてできるはずがない、と嘆いていたのではないか、ということです。
ジョン・レノンは音楽の道で生きることができました。けっしてパン屋さんでは才能は開かなかったでしょう。
あなたはどうですか? 今働いているあなたの仕事はあなたのいる場所でしょうか? ベストを尽くした結果、あなたの居場所でしたか?
仕事の喜びをつかんでいますか?
自分のことを理解してくれないと思う相手には、必要以上に反抗的な態度を取りがちです、「どうせ、あまえなんかにできるわけがない」という父親の声が、無意識に聞こえててくるからでしょう、上司や取引先とたびたびトラブルを引き起こす人は、父親と音信不通になっているケースが多いようです。
ここはなるほど……と思いながら読んでいました。僕自身は幼いころに両親が離婚して母と生活しているので、父に否定された経験がありません。そういう意味で不要なトラブルを引き起こすことはないのかな。
人生は速さを競うゲームではないのです、全速力で走り抜けるより、途中の道で転んだり、歩いたり、誰かと会って立ち話をしたり、というほうが、どれだけ面白いかもしれません。
これは面白いですね。人生は100m走じゃない!! 100kmの障害物競争だ……いや競争じゃなくてウォーキングだ。走ってもいいし、歩いてもいい、そこで止まってもいい。遅くたっていいじゃない。途中、間違って穴に落ちたらはいあがればいいんだから。
【編集後記】
本日、観楓会最終日です。そして、明日は社会福祉士基礎研修Ⅱの集合研修です。
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発売日 : 2012-04-12
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