「叱らない」で部下を育てる技術 “認めて、伸ばす"で部下は成長する /叱りゼロプロジェクト | ブログ

ブログ

保存用

おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
日本能率協会マネジメントセンター
発売日 : 2013-03-31










【出会い】
帯広図書館のマネジメントコーナーあたりで出会いました。タイトルに興味を惹かれました。


【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
本書で紹介しているのは、「部下を威嚇して、恐怖を与え、無理やり行動を変えようとする」ことではなく、「声を荒らげることなく、部下自身に気づきを与え、行動変容へと導く」ための考え方と技術です。

よくあるのが、
「怒る」≠「叱る」
であり、「叱る」はいい、とされていることです。本書では「叱る」……「叱責」=「怒る」と捉えています。

上司のあなたがいかにして部下に気づきを与えるのか、を考えていきます。

【響いた抜粋と学び】
叱りゼロプロジェクトとは山田容子さん、藤井美保代さん、井上羊美さん、森田圭美さんら人材育成の現場で働く研修講師4名からなる集団です。「叱責」のようなマイナスのコミュニケーションではなく、プラスの関わり方で人の能力を開発する方法を日々研究しています。

「部下を叱らない」とは、「部下を放置しておく」ということではありません、これまで「叱る」ことだとされてきた叱責や、怒鳴ることをやめる代わりに、部下を正しい方向に導くための働きかけをするということです。

最初に、よく「叱る」ことはよいこととされる書籍があります。本書では「叱る」……「叱責」=「怒る」と捉えています。昔の世代であれば、感情をぶつけられても
「なにくそ!」
の精神で働き続けられました。もっと言うならば、それでも働かないと食べていけなかったのです。
現代はどうでしょうか?
「嫌なら辞めればいい」
という風潮もあります。……良くも悪くもね。

女性の社会進出もこれは影響している部分が多いようで、主婦が働く、つまりはパートタイマーとして働く、ということは自分の都合で働きたい、となります。

そんな中で仕事で「叱責」されるとどうでしょうか?
なら、辞めるわ、なんてことになります。難しい時代なんですね。

逆に捉えると、「叱責」されてもへこたれない人材が今求められている、とも取れそうです。

大切なことは、「自分のやり方は間違っている、直さなければ」と部下が気づき、「二度と失敗をくり返さないようにしよう」と気持ちを改めることで、行動を改善することです。

昔の世代の「叱責」は何も、人格否定したくてやっていたわけではない、と思います。つまりは相手のことを思っての「叱責」でしょう。

現代はそれが伝わらないのか、それとも松下幸之助さんのように叱責の中に「愛」がないのか、はたまた両方か、それともか別の考えなのか、わかりませんが、昔とは違ったアプローチが必要なんですね。

また、抜粋にあるように目的を忘れてはいけません。上司であるあなたの腹いせに「叱責」しているようだと、部下は離れます。
※ 子育ての場面でも同様のことをしていれば子どもの心は離れるでしょう。

人にはそれぞれ軸となる価値観があり、仕事をしていくうえで、「これは許せるけれども、これは許せない」といった基準があるはずです、ある人にとっては身だしなみであり、ある人にとっては時間や約束を守ることかもしれません、部下を指導する立場であればとくに、こういった価値基準をもつことは大事です。

叱ることができない上司の一例として”自分の基準がない”というのが挙げらていました。指導する立場として、自分の軸がなければいけませんね。

たとえば、稲盛和夫さんであれば、いかにして生きるのか、人間として何が大切か、といった部分を軸にしていますね。

人は叱責によって抑圧されると「せめて叱られずにいたい」という思いから、防衛的な行動を取るようになります。安心して転べない環境や、転んだら二度と起き上がれないような環境では、部下は転ばないように注意しながら行動するようになります。

本書を読み進めていくと、「叱責」が絶対悪、と感じられるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。命に関わることや会社の命運に関わることにおいては致し方ないときもあるはずです。

しかし、日常的な「叱責」は部下のやる気を削ぎ、自発性を失わせる要因になりますので、ご注意を。

感情的な叱責は、部下に威圧感や恐怖しか与えず、望ましい行動の変化につながることはありません、部下を正しい方向に導くには、感情的にならず、事実だけを伝えることが大切です。

よくなかったことの”事実”を伝える……子育てにおいてもこれは挙げられます。しかし、相手を想えば想うほど、感情が出てくるんですね。
僕の場合ですと子育ての場面で感情が出ます。自分の子どもがもっとよくなって欲しいと思うからであり、相手のことを考えるからこそ、「感情」も出てしまう……でも、「感情」を、特に負の感情はエネルギーが強いので、子どもが萎縮することも考えなければなりません。

高齢者介護の現場においては目の前でお客様を叱責するようなことはないかもしれませんが、従業員同士でこのような場面がある場合で、どうしてもの場合はお客様のいないところでやったほうがいいです。

お客様もしっかり見ていて、わかるものです。
高齢になると耳が遠いし、そういうことはわからないだろう、なんて思うのは介護者側の傲慢です。

何かが起こったときには、他人のせいだと考えるのはなく、自分を指さして、「自分に何かできることはないか」と問いかけてみます。

これは上司の立場に限らず、部下であっても、「自責」の念を持つことは大事です。自分にはそのとき何ができたのか、どんな配慮ができたのか、考えていくこと、次回につなげることが成長につながるのでしょう。


【編集後記】
本日から10月です。今年も残り3ヵ月ですね。帯広市役所の駐車場内の木は早くも紅葉していました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。


日本能率協会マネジメントセンター
発売日 : 2013-03-31