リーダーは話を1分以内にまとめなさい/沖本 るり子 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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著者 : 沖本るり子
中経出版
発売日 : 2011-02-24






【出会い】
帯広図書館のビジネス支援コーナーで出会いました。

今回が3冊目の出会いです。以前の書評はこちらです。
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出るのが楽しくなる! 会議の鉄則/沖本るり子
リーダーは会議で姿を消せ!/沖本るり子

【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
本書は、ビジネスの現場でよくある具体的なシチュエーションのなかで、どう話せば相手に聞いてもらえるのか、その伝え方、話し方をまとめたものです、リーダーとして、上司や部下、社外の方など、いろいろな人を相手に「伝わる話し方」ができる人になっていただければうれしいです。

リーダーと条件をつけていますが、たとえば親子関係であれば親として、上の立場の人が会話をするときの注意点が書かれています。
ほとんどの人が何らかのシチュエーションで上の立場になる可能性があると思います。そのようなときに参考になる書籍です。

【気になった抜粋】
仕事をすべてひとりで抱え込む部下の視野を広げる「質問」……「ひとりで頑張ろうとする意欲はすごいな。情報を全員で共有しながら、分担して仕事をするとどうなると思う? みんながついているよ」と、頑張りを認めながら、チームの大切さを伝えてみましょう。

最近、自分で考えて自分で行動する「自律型」の人材を求めている声を、よく聞きます、しかし、自分で考えて行動しても、そのやる気を削ぐようなリーダーがいると、せっかくの自律型の人材も「指示待ち」になってしまいます。

慶弔関係への対応に、リーダーの人間性が出る……プライベートに踏み込みすぎずに、会社への報告すべき必要最低限のことのみを簡潔に聞き出すだけにとどめましょう。


【響いた抜粋と学び】
著者の沖本さんは会議活用術カンファリスト トレーナー、で日本メンタルヘルス協会基礎心理カウンセラーです。リーダーとして組織をまとめながら経営に関わる中で、「部下との行き違い」「他部門との衝突」「長いばかりで中身のない、無駄な会議」に頭を悩ませる、その会議が原因で腰椎椎間板ヘルニアの手術に至ります。やがてその会社は倒産し、「つぶれない会社づくりに必要なのは、”円滑な会議”だ」と痛感し、「会議」を研究します。その結果が「会議を仕掛けで変える」ことです

会議のスペシャリストであり、”リーダー”としての考えをまとめる沖本さんから話し方を学びます。

まず問題なのは、話が長いことです、とくに朝一番で長い話を聞かされると、その日一日の調子が思いっ切り狂います。

いきなり核心をついてきますね。逆に部下や子どもが話が長いときは、
「ごめん、ちょっと話をまとめてくれるかな」

といった感じで頼みやすいのですが、逆の立場になるとどうしても部下はリーダーの話を聞かなきゃいけないもんだ、と思ってしまうので、リーダー自ら気を付けなきゃいけないですね。

介護現場で考えても、だらだら話をしても、高齢のお客様、特に認知症の診断を受けている方だと、話の理解が難しくなる場合があります。

「こんなリーダーになりたい」と思われていたり、「このリーダーは頼りがいがあるなぁ」と思われていたりするなら、部下は自然にアドバイスを求めてきます、それがないうちは、こちらがどんなアドバイスをしても、まったく無駄です、相手が聞く耳を持っていないからです。

相手との信頼関係を作ることが何より大事ということですね。介護現場で考えてもそうです。入ったばかりの職員が……たとえ、その職員が年配だとしても、お客様からすれば年下なわけです。以前の職場でも、
「俺の方が長くここにいるんだから勝手がわかっているんだ」
と新しく入った職員に話す人もいました。

リーダーには「部下育成」という大切な役割があるのですから、自ら先に挨拶をして、「あいさつのできる部下と職場を育てていく」という気持ちに切り替えてみましょう、あいさつをうながすのであれば、リーダーがあいさつの手本を見せることです。

この部分で、幼児や赤ちゃんから教えもしないで挨拶をしてくることはない、普通は大人や親が見本を見せてからするもの、だから部下から挨拶ではなく、上司から挨拶を実践する、というところが
「なるほど!」
と思いました。

ネガティブな人の「ネガティブな考え方に感動する」……ほかの人が気づいていない点をしっかり観察できて、しかも指摘をしてくれているんです、気づいていても指摘できる人は少ないなかで、その人は自分が悪者になってでも、話してくれる人なのです、だとしたら、もっとその人の個性を活かす方が、チームにとって得策ではないでしょうか。

確かにこのような存在は、仮に自分の意見が否定的に捉えられたらイラっとしてしまうかもしれませんが、もしその考えに不十分な点があるのなら、大事な意見になりますよね。
なんでもかんでも悪く言うのはよくない、という一方でみんなが見落としている不備に気づいているとも考えられるんですね。

もしも「10分だけ」のつもりだったのに、上司のペースに流されてなし崩し的に話を聞いてしまうようであれば、キッチンタイマーを常に携帯しておくことをおススメします、10分経過後に音が大きくなるように!

これは裏技的な感じですね。さすがに、実際に上司との会話の中でキッチンタイマーを使うことは難しいかもしれませんが……(笑)

僕たち介護支援専門員の中では、話がまとまらず会話にならないお客様とエンドレスに会話が続く場合、前もってその情報が分かっているのなら、1時間経ったら携帯のアラームが鳴るようにして
「あ、ごめんなさい。……もしもし?」
と電話に出て(ふりをして)

「ごめんなさい。会社から呼ばれてしまったので、次回またお話を聞かせてくださいね」
とするのも時には必要かもしれませんね。

このあたり、携帯電話をうまく活用していけるといいですね。

【編集後記】
昨夜食べた焼きおにぎりがとっても美味しかったです。また食べたいです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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著者 : 沖本るり子
中経出版
発売日 : 2011-02-24