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幻冬舎
発売日 : 2013-06-12
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【出会い】
本が好き!: 書評でつながる読書コミュニティ で当選しました。ありがとうございます。
【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
人生に迷ったとき、もうこれ以上歩めないと思ったとき、この本を手にとってもらい、生きるよすがにしていただければと念じています、日本人が目指してきた「即実践」を心がけて書いてみました、心に感ずることがあれば、すぐ実践してください、幸せはあなたの隣にいるのです。
日本人として、あなたが本来持っている生き方、考え方、その原点を振り返ります。あなたの遺伝子には「即実践」の血が流れています。早速実践しましょう。
【気になった抜粋】
機械や装置をスムーズに動かすための余裕を「遊び」といいますが、人間も同じで、遊びがあるから心が豊かになり、人間関係も円滑になります。
神様にほめられるには、「ほめられる資格」が必要です、それは、失敗を繰り返しても諦めることなく常に前向きで、反省を重ね、たとえわずかずつでも向上しながら只々歩む続けることではないでしょうか。
【響いた抜粋と学び】
古代、名を告げるということは、相手に対して身も心も捧げることを意味しました、名前には魂がこめられているので、その名を告げると、告げた人間のものになる、ですから、いにしえの女性たちは夫にしか名前を教えないものでした、ゆえに平安時代の女性たちの本名はわからないことがほとんどです、紫式部や清少納言というのも、実は宮中の女官としての源氏名であり、本名はわかっていません、それほど名前は大事なものだったのです。
本か何かで、昔の人は他人が読めないような名前をつけることが多かった、ということを読んだことがあります。
また、紫式部や清少納言の流れは飲み屋のおねーちゃんたちが受け継いでいますね(?)。彼女たち(あ、ホストもそうだね)は実名で仕事をしない。源氏名で仕事をしますね。
名前に魂が込められている。
古来、日本人は言霊といって言葉を大事にしてきた、というのは今までも読んだことがありましたが、名前もそうだったのですね。なるほど。
昔の人は不吉な言葉を用いることさえ嫌って、メデタイ言葉に言い換える「忌み言葉」を使いました、「猿」は「去る」と重なるので「えて」といい、「すり鉢」を「あたり鉢」、ひげを「剃る」のではなく「あたる」というのは、すべて不吉な言葉を避けるためです。
こういうのは10年くらい前の僕だと、なんでそんなこと気にするんだろう、言葉なんて関係無いじゃん、なんて思っていました(ガキだったんですね)。
先程の話と同じで言葉は言霊として力が宿るのです。言葉を大切にするからこそ、いい生き方ができるのです。
自己啓発書の多くでは普段使う言葉をネガティブなものからポジティブなものに変えよう、とあります。
日本人は古来からこの原則を活用していた、ということです。
気を付けなきゃなぁ。
もしも最初から神仏の存在が確認できたら、人々は打算をもって参詣するに違いありません、ゆえに人の真心を試すために、わざと神仏は存在がわからないようにされているのです。
偶像を作って神の姿を一律にしてしまえば、それぞれの信者が自分なりに心に描いた理想的な神の姿を損なってしまうというのです。
なるほどね。倫理法人会でも「神」という文字のなかに「我(が)」があると「鏡(かがみ)」となる。つまり、自分自身の中に神は存在する、ということを聴いたことがあります。
それぞれの人の中にそれぞれの神様がいる、それぞれが思い描く理想像がある。
すべての人が同じ神を崇拝するのではなく、人それぞれの心の中にある神を崇拝する、奥が深いです。
コップに水を入れ、満杯になったら、それ以上水を入れることはできません、でも、コップが倒れて水がこぼれると、また新しい水を注ぐことができます、同じように、ためになる話や言葉は、つまずいたときにこそ、心に入ってくる、順風満帆のときは人の話に耳を貸さないのが我々人間です。
この説明はわかりやすいです。あなたの心はすべてコップでたとえられます。人によっては200mlくらいのコップかもしれません。人によっては500mlくらいのコップであり、さらに人によっては3L以上入るバケツかもしれません。人それぞれです。
人によって心のコップ(バケツ)は大きさが違う。その中に経験、実績という水が流れ込む、そしていっぱいになると、行動ができなくなる。過去の栄光、実績を捨てて己の中を空にする、そうすると、また経験や実績が入れられる、ということなんですね。
時間に追われる現代人の生活から考えると、季節によって時刻が変わるのは不便です、しかし、夜明けとともに働き、日が暮れると眠るという生活パターンを送っていた頃は、起きている実働的な時間を六つに分けた方が働きやすかったのです、その頃の日本人にとって、不定時法は実践に即した、合理的な時間の計り方なのです。
日本人はもともと農耕民族です、農作業は、皆が歩調を合わせなければうまくいきません、一軒の家が田んぼや畑に草を生やし放題にすると、そこに害虫が発生し、周囲の家にも虫がうつるため、草を刈るならば皆が一斉に刈っておかなければいけません、農業で大事なことは協調性で、抜けがけや手抜きは許されないのです、こうして「みんなで幸せや苦しみを分かち合う」という独特の気風が必然的に生まれました。
一方、狩猟民族だった西欧諸国では、狩るものと狩られるものという関係から社会が成り立っています、強い者が勝ち、弱い者が泣くという弱肉強食の文化は、本来、日本にはそぐわないのです。
時間の概念や暦は現代では太陽暦を採用しています。太陽暦については効率よく1日24時間1週間を7日として、一年間を365日(4年に一度は366日)としています。
これは西洋では、白夜と言って昼なんだか夜なんだか、よくわからん状態なので明確に区切った、という話を聴いたことがあります。
僕たち日本人は朝・晩がはっきりしています。
書いてあるように農耕民族なので、日が昇れば仕事を始め、日が沈めば仕事が終わる、そういう生き方だったのです。大自然とともに歩んだのが日本人だったのです。
四季についても現代は春夏秋冬の4つですが、昔は72に分類されておりました。
農耕民族ゆえの協調性や分かち合いの文化が生まれたのですね。
すべては大東亜戦争の敗戦、占領軍の策略により変わってしまったのです。残念なことです。
しかし、今からでも遅くありません。あなたの身体には皇紀2673年続く日本人の誇り高き遺伝子が組み込まれているのです。
あなたがあなたらしく、生きていくには西洋の文化の取り込みばかりではありません。今こそ、日本人としての生き方が求められているのではないでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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