「家系図」を作って先祖を1000年たどる技術/丸山学 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。
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著者 : 丸山学
同文館出版
発売日 : 2009-07-07














【出会い】
以前帯広図書館の家系図コーナーか何かで出会ってました。先日訪問したお客様が自分のルーツを探ろうと家系図を作っていることをお聞きしてこの本を読んだことをおもいだしました。

【本書紹介のねらい】
小関を調べ、家系図を追う中であなたのルーツを探っていこう。あなたの祖先を知ることがあなた自身を寄り深く知ることの第一歩です。


【気になった抜粋】

708年「橘は果物の王なり。その枝は霜雪を恐れずして繁茂し、葉は寒暑を凌ぎて凋まず。しかも光は珠玉と争い、色は金銀と交わりて益々美し。故に橘を氏とせよ」。

「廃家」、戸主が他家に養子縁組などで入る場合には、従前の家を廃家とします。

分家、戸主以外の家族が、その家から分離して新たに家(戸籍)を創ること。

妾、明治3年~明治15年まで法律上認められていた。

自分や直系尊属の戸籍については、自由に取得する権利があるため、とくに問題ありません。

武士であれば「通称」、「実名」と二つの名前を有していたり、農民であっても「改名」をしたりと、同一人物が複数の名前を持っていることもあるため、必ずしも過去帳宗門人別帳分限帳と戸籍制度の資料に同じ名前で登場するとは限りません。

当時の武士は自分一人の命よりも、家を代々継続させることのほうを重視したのです。

【響いた抜粋と学び】
宗門人別改帳ではきちんと家族ごとに記載されているため、戸主の名前や年齢、家族構成、そして飼っていた馬や牛の数までわかります。

江戸時代の宗門人別帳は、支配者の事情でキリスト教を弾圧するために作られたものでした。

昔ってすごいですね。家族構成だけでなく、家畜の数まで書いてあるんです。さらに言えば、給料をどれくらいもらっていたかまで書かれているらしいです。あなたのご先祖様がどれくらいの給料取りだったのかがわかるんです。

江戸時代……織田信長の時代からフランシスコ・ザビエルがやってきてキリスト教が伝来しました。実際のところ、布教活動は植民地政策に活用されていたらしいです。その土地に宗教を根ざすことでヨーロッパ諸国の植民地を作るのに貢献したんだとか。
あと、キリスト教が激しく弾圧されるようになりましたが、実際に30万人近くの女性が人身売買や身売りでマニラやフィリピンあたりに飛ばされたんだとか。
そういうのから日本を守るために鎖国や伴天連追放令が発動したらしいです。

臣籍降下……皇室から離れて民間人になること、皇室の財政難が原因。

現在でも藤原姓の方は多いのですが、佐藤姓や伊藤姓などの「藤」がつく苗字は、もとをたどると藤原氏に行き着くことが多い(明治になって新たにつけた苗字の場合はその限りではない)と言えます。


皇室も財政難に苦しめられて、皇室から離れてもらった性が多かったらしいです。昔も今も財政難で色々あったのね。

歴史の授業のために一所懸命暗記した人物の血が、実は自分の中にも入っているからもしれないと思うと、それはそれで楽しくなります。

家系図をたどっていくと大体の人は偉大な人物と極悪人と両方の血が入り混じっていることが判明するらしいです。歴史の時間に一所懸命覚えた人物の血が少しでも流れている、と考えるとロマンがありますね。

戸籍法施行規則の第5条に「除籍簿の保存期間は、当該年度の翌年から80年とする」とあります。

家系図を追うなら急げ! ということです。80年経ってしまうといつ処分されてもおかしくないそうです。

実際、先日お会いしたお客様の戸籍ですが、80歳を超えるお客様のひいおじいさんのお父さん、ひいひいおじいさん? の名前までわかりました。明治3年生れのひいおじいさんのお父さんは江戸時代に生まれており、平民ということまで分かっています。手書きの用紙を触り、読んだ時の感動は格別でしたね。
「すごいですね!」
僕は思わず驚嘆しました。

さぁ、あなたもぜひ自身のルーツを探りませんか?



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発売日 : 2009-07-07