準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント/川島永嗣 | ブログ

ブログ

保存用

こんにちは。岡本大輔です。
昼の紹介はこちらです。
↓↓↓

角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2011-09-27



















【出会い】
帯広図書館の「サッカー」コーナーで出会いました。一時期サッカー選手の書籍が多数出版されていたので本日からまとめて紹介していきますよ!

【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
僕は、目標とするビジョンを掲げ、試合に出ていなかった時も、自分の描いた目標から遥か離れた場所にいた時も、どうすれば一歩でも、そこに近づくことができるか、際に後に辿り着けるのかを考え、常に100%の情熱を持って努力してきた、自分の経験が、この本を読む皆さんの経験になってもらえれば、これほどうれしいことはない。

サッカー選手の書籍を4冊紹介します。それぞれに目標達成について別の視点、切り口です。どれが正解、不正解というわけではなく、どれがあなたにとって心地よいか、参考になるのか、確認しながら、実戦につなげましょう。


【気になった抜粋】

僕にとって「理想の監督」の定義とは「自分を使ってくれる監督」、「試合に出してくれる監督」だけでなく、何らかの新しい価値観を与えてくれる人、そういう監督が理想である。

アスリートにとって危険なのはマンネリ化である、これは企業に所属するビジネスマンにも共通する危険な兆候だろう、ただ、お決まりのルートセールスや、与えられた仕事を消化するだけでは企業の利益も伸びず、第一、その人自身の進歩はない、常にイノベーションを求めていかねば進化も生まれない。

僕のような情熱タイプと、その情熱をうまく事務処理できる長谷部誠では、性格がまるっきり違うから気が合うのかもしれない、自分にないものを持っている友との時間は居心地がいい、そういう友は、自分を向上させてくれる存在でもある。

誰にも苦手分野はあるだろう、しかし、それは得意分野と表裏一体に存在している、ほんの小さなきっかけ一つで、コンプレックスは払拭できる、僕のPKへの対し方がまさにそうだった。


【響いた抜粋と学び】
目標から逆算して今の自分を考えてみる、その間には、どんなギャップがあるのか、どうやってそれを埋めていくのか、未来は、現在と過去の延長線上に存在している、過去を書きかえることはできないが、未来を書きかえることはできる、だからこそ、今という瞬間が大切なのだ。


40歳でも、トップでプレーしているというイメージを抱いた時に、20代の前半では自分はどういうことをするべきか、20代後半になれば、自分はどういうことを経験すべきかという長期プランを計画せねばならない。逆算のマネジメントとは、先を見て、その描いたビジョンから逆算するわけだから、100%、120%の努力の積み重ねの結晶である、今を100%全力で生き抜くことで、自分の10年後の姿が見えてくるのだ。

書籍タイトルにもある逆算のマネジメント……川島選手の場合、経営者で言えば本田宗一郎さんや孫正義さんのようなタイプと読み取りました。彼らの場合も同じです。小さな町工場だったときから本田さんは「世界のホンダになる!」と豪語していましたし、社員が二人だった孫さんは段ボール箱の上に乗って「10年で年商500億にする!」と豪語し、社員二人があまりに非現実的と思い退社したことは有名です。

彼ら二人の話を考えるに、実際にそれらを実現したために過去の話はより鮮烈になります。そうなるために、彼らは今という瞬間を、そのときできることを積み上げていったのでしょうね。

自分が100%できていると思っていても、それはひょっとして独りよがりなもので、周囲から違った角度で見れば、100%でないこともあると思う、あくまでも客観的に自己評価すべきだ、必ず自己評価と客観評価には、ギャップがあることをわかっていなければならない。

秋田豊さんは、いつも100%だった、試合に出ているピッチ上での100%は当たり前だが、試合に出ていない時でも、今やれることを100%で実行するのだ、理論派で栄養学や戦術論にも長けていて、練習内容やプレーの質などを常に考え、試合や練習後に議論する、考え方も柔軟で、新しい知識やトレーニング方法などをどんどん吸収していた。


なるほど。自分が100%努力しているから、といってもそれはあなた一人の考えだけであり、周りの人間は、もっとできる、もっとこうした方がいい、と思っているかもしれませんね。サッカーはチームスポーツですのでなおさらそうなのかもしれません。
介護従事者であるあなたも同様です。あなた自身が100%と思い込んでいるだけで、一緒に働く仲間たちはあなたのことをもっとできる! と思っているかもしれません。

サッカーでいえば、試合に出ていないとき、介護の仕事で言えば仕事が休みのときにもそのときできることを100%実行する、介護技術・知識を高める、介護の質を常に考える、仕事が終わった後にフィードバックする、北海道にいるあなたであれば、大阪や神戸のように介護が比較的早く発展するところの知識、技術を調べる、などやることはたくさんです。
そう考えると、仕事(本書で言うサッカー)を嫌いだとできません。川島選手は仕事をどう捉えているのでしょう?

僕は、サッカーをやることで新しい考え方や新しい価値観を持ちたいと思っている、選手は常に刺激を求めていいるのだ、それを与えてくれる監督には興味が湧き、信頼感が深まる、そういう監督との出逢いは、自分自身のレベルを引き上げる重要なきっかけになるのだ。

なるほどです。サッカーをすることで自身に新しい考え方や価値観を持たせる、あなたは共感しますか
? 仕事をすることであなた自身に新しい考え方や新しい価値観を持たせたり、常に刺激を求める。
介護をする中で、新しい出会い、新しい別れ、多様な人との関わりの中であなたの考え方や価値観に変化が加わり、刺激をいただけるのではないでしょうか?

【編集後記】
久しぶりに一日2回投稿です。水・木と朝の勉強会があるため、毎日2冊紹介は難しいかもしれませんが、読むスピードが上がってきたため、できるだけ多くの書籍を紹介していきたいと思っています。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。



帯広市内や近郊にお住まいの方で本書の購入を検討した方はぜひ「ザ・本屋さん」での購入をオススメします。
書店での書籍購入は本をもらうだけではなく帯広の書店存続……つまり「帯広市とその近郊、十勝」の文化・教養を高めることにつながります。

「ザ・本屋さん」ではご自宅や勤務先へ本を配達してくれます。
配達地域……帯広市内(大正、川西除く)、札内地区(全域)、音更地区(大通・木野・希望が丘・共栄台・桜が丘・新通・鈴蘭・住吉台・柏寿代・東通宝来・北明台・北陽台・緑が丘・元町・柳町・雄飛が丘・緑陽台)
雑誌、書籍、週刊誌の定期配達は無料で行います。
非定期配達は1000円以上で無料です。
配達区以外の場合は、郵パックで対応してます。

詳細はホームページでご確認くださいませ。
ザ・本屋さんウェブサイト

角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2011-09-27