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【本書紹介のねらい】
~本書抜粋より~
忙しい日々のなかでは、なかなか自らの命を見つめることは難しいものです、また、ちょっとしたことにも悩んだり、怒ったり、落ち込んだりとめまぐるしく心は揺れ動くこともあるでしょう、そんなとき板橋禅師匠のやわらかな言葉に耳を傾けてみると、すっと心が静かになる道が見えてくるかもしれません。
行間たっぷりで読みやすい。質問形式で書かれているので気軽に相談してもらえる一冊です。ちょっとした悩みがある方は自分のことと置き換えて読んでみると心がフワッとなるかもしれません。
【気になった抜粋】
仏教とは、一言でいえば、「大自然のなかにごくあたりまえに息づいていること」と言いたいね。
ひとりでは節制はできないですよ、規則正しい生活を送っていると、自分に締まりがでてきます、そして、身心ともに健康であることを、じかに感じますね。
どんなことでも一流になった人は、言葉を使わないですよ、はじめは「こうすればこうなるんだよ」と教わるけれど、熟達すれば自然に手が動くようになるのでしょう、そうなると「どうしたらそんなに上手に手が動くの?」と聞かれても、「自然と手が動くんだよ」としか言えない。
Q.解脱(悟り)とはどういうことですか? 「このままでよかったのだ」と気づくことですね。
【響いた抜粋と学び】
今の世の中では、お坊さんは職業の一種だということになっていますが、本当はそうじゃない、お坊さんというのは修行をするための道なのですよ。
以前、お客様宅にお寺さんのパートの募集か何かのチラシを見て「お坊さんにも時間パートがあるんだなぁ」なんて思っていました。本来的にはお坊さんは職業ではなくて、修行するための道なんですね。
おそらく、良寛さんのように子どもと遊んで、無欲恬淡と生きた人は今までたくさんおられたでしょうが、とにかく悟りを開いておられたところが絶対的な違いです、それを文字や詩に表現できたから、今日まで伝わっているのでしょうね。
その人の立場や人間性によって、人のはたらきはそれぞれ違いがあります、良寛さんはお寺を持つこともなかったけれど、書や文章などが残っていて、今も多くの人に慕われています、道元禅師は大本山永平寺を開かれた崇高な祖師として尊敬されていますね。
良寛さんや道元禅師の生き方がとても参考になります。最初の抜粋では良寛さんのように悟りを開き実践をすることは大切ですし、もっと大切なのはその実践を文字や詩に残していくことなんですね。高齢者介護の現場でも自分たちの介護について記録をしっかりとります。生きた証が残るんですね。
良寛さんのように、現代で言えば出版することは一つの表現であり、道元禅師のように建物を建てて教えを広めることも一つの表現です。
あなた自身はどのような生き方をしますか?
Q.今、禅師様に悩みはありますか? 悩みはないですね、お腹が痛いとか、そういう苦しみはあるでしょうけど、悩みはないねぇ。
ここを読んだ時に、今まで僕は「悩み=苦しみ」ととらえていたことに気付きました。本来的には悩みと苦しみは別々なんですね。
「生きている」ということは、「今、ここ」に現実があることをいいます、「今、ここ」の実感をおろそかにして、頭のなかで、あれこれ考えるくせがついてしまったのが現代人です。
ビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方/藤井英雄
にも「今、ここ」に意識を集中させようと
ありました。理屈をこねるのもときには大事ですが、まずはやってみる。「今、ここ」に集中することなんですね。
最近の日本はモノが豊かになり、時間的ゆとりが出てきました、それで人は、いろいろ考えたり、喜んだり、悩んだりすることが多くなりました、これを文明というのでしょうか。
私は敢えて叫びたいです、「奈良時代を思え」と、質素な生活ほど精神性を深めます、再び良寛さんや二宮尊徳のような質素な暮らしが重んじられる時代が必ずやって来るでしょう、それが日本人の底力だと思っております。
なるほど。モノに溢れて、モノが幸せの象徴と思われた時代は終焉を迎えます。幸せは「今、ここ」に気付くことと僕は解釈していました。
質素倹約。これはケチケチすることとは大違いです。不況が叫ばれる時代だからこそ、質素倹約、無駄なものにはお金を遣わず、必要なこと、大切なことに遣っていきましょう。
【編集後記】
本日は休みです。午前中から介護の相談を受けてきます。午後からは執筆をします。
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