本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
【出会い】
お客様の部屋によく置いてあるのが永六輔さんの書籍です。借りて読みたいと常々思っていて、ついに帯広図書館で借りました。
【本書紹介のねらい】
・商人の生き方からあなたの仕事・人生の参考にしてみましょう。
・商人とはお金をふんだくるのではなく、お客様に信頼され、必要なモノを売るのが商売です。商人の原則を学びましょう。きっとあなたの仕事に役立つはずです。
【気になった抜粋】
商売は、約束を守ることで信用をつくることが一番大切です。
<安いから買う>じゃいけません、<高くても買う>のが買物です、<欲しいから買う>じゃいけません、<必要だから買う>のが買物です。
売場を拡げると品数が増えます、品数が増えると、質にかかわっていられなくなります、そういう店が増えました。
ヤーさんというんですか、やくざは経済評論家より目先がききますから、景気のいい町にしかいません、金の動く場所にはかならず群がっています。
安売りをして儲かるってことは、安売りじゃないってことでしょう、どうしてそこがわからないんでしょう。
人間と違って、動物が死んでも気楽なのは……ペットには遺産がありませんから。
不景気は最初にデパートで兆しがあらわれてきましてね、最後に来るのがスーパー・マーケットです、オシャレからはじまって食費にきたら……これは本当に不景気です。
<安い><高い>で商売していた時代は楽でした、最近の客は<好き><嫌い>ですからね、これはむずかしい商売です。
商人の道……農民は連帯感に生きる、安定を求める、安全を欲する、土着を喜ぶ、商人は孤独を生き甲斐にすべては競争者である、不安定こそ利潤の源泉、喜ばねば成らぬ、危険な世界を求めよ、どこからでも養分を吸いあげる浮き草でなければならぬ、他人の道は自分の道ではないというのが商品の道である。
【響いた抜粋と学び】
お客様は常に正しいのです、もし、お客様が間違っているとします、それは間違っていることが正しいのです。
介護現場において、たとえばお客様が施設で決められた入浴時間に入浴したくないと話されたとします。介護保険の施設のルールだけで話せばそのお客様はわがままなお客様となるかもしれません。
しかし、この抜粋から照らし合わせるに、お客様が正しいのです。お客様が入浴したい時間に合わせることが正しいのです。お客様の認知面の低下が……とか理解が難しい、だから間違っているではなくて、その状態が正しい。それにあわせることが必要だと説いているのです。
わてら商人はお客様に頭を下げているんとちゃいます、お客様のくださるお金に頭をさげてるんですわ、<ようこそ、お越しやす>って……。
なるほどですね。介護現場で話せば、理不尽な要求をされて嫌な思いをするときがあるかもしれません。そんなとき、頭を下げるのです。お客様が払うお金に? いえいえ、もっとです。お客様は1割負担です。ということは残り9割、介護を受けていない人数が圧倒的に多い40歳~いただく介護保険料、そして公費……つまり税金です。目の前のお客様だけでなく国民からお金をいただいているのです。国民に生かされているのが僕たち介護職なのです。
農作物も、ブルセラも、作った人、使った人の顔が見えるものが、高く売れるんです。
朝っぱらから吹きだしそうです。永さん、面白いこと言いますよね。ブルセラって……。確かにそうだろうけど。
介護現場でも入り口に職員の顔写真が貼りだされているところが多いです。私たちが介護をしています! とアピールです。
顔が見えるもの……そうですね。笑顔がまぶしい人の写真だとなおよろしいですね。頬に十字の傷がある人の写真があったらその野菜はビビって買えないだろうなぁ。
以前なら都会にいけないと買えなかった品が、自由に買えるのである、店が無いという商売は新しいわけではない、商売の歴史では、そもそも店は無く、売り歩いていたのだから……。
通販、ネット販売と言うのは進化ではなくもともとあったものなんですね。考え方によっては退化していることになりますね。時代の変遷と共に売り方が変わるんですね。ネット販売や通販が主流になっていくと、今度はお店で売る形が主流になる、時代がそう流れているだけなんだろうなと思いました。
【編集後記】
先日無事に十勝毎日新聞社と北海道新聞社の取材が終わりました。記事に掲載される日が楽しみです。
3月9日のイベント名とフライヤーが完成しています。
「NEXT READING」読書会~書店で出逢う・創る、十勝の未来と文化~
……いいネーミングでしょ?
Facebookアカウントをお持ちの方は「NEXT READING」読書会で検索してください。
応援メッセージもよろしくお願いします。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは自由制です。一見さんも読者も大歓迎です。
返信は24時間以内にいたします。
※心無い非難・誹謗・中傷等は削除させていただきます。
帯広市内や近郊にお住まいの方で本書の購入を検討した方はぜひ「ザ・本屋さん」での購入をオススメします。
書店での書籍購入は本をもらうだけではなく帯広の書店存続……つまり「帯広市とその近郊、十勝」の文化・教養を高めることにつながります。
「ザ・本屋さん」ではご自宅や勤務先へ本を配達してくれます。
配達地域……帯広市内(大正、川西除く)、札内地区(全域)、音更地区(大通・木野・希望が丘・共栄台・桜が丘・新通・鈴蘭・住吉台・柏寿代・東通宝来・北明台・北陽台・緑が丘・元町・柳町・雄飛が丘・緑陽台)
雑誌、書籍、週刊誌の定期配達は無料で行います。
非定期配達は1000円以上で無料です。
配達区以外の場合は、郵パックで対応してます。
詳細はホームページでご確認くださいませ。