幸せって何? /高橋朗 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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ナナコーポレートコミュニケーション
発売日:2006-09-01














【出会い】
僕は一生サラリーマンなのだろうか? /高橋朗 の続編があることを知り帯広図書館で借りました。
※ 個人的にはとても面白くて参考になります。

【本書紹介のねらい】
あなたが考えている幸せは誰の幸せ? あなたが考えて出した答えですか? 周りにいる人の考えや周りの人と比較して作った偽装幸福じゃありませんか?

自分の幸せを明確にするために、小説の登場人物になったつもりで考えてみましょう!

【気になった抜粋】
「セオリーや事例を知っているだけという人に、お金を払っても良いと思う人はいるでしょうか? 当たり前ですが、そんな人はいません。自分が抱えている問題を解決してくれるからこそ、お金を払うのです」。

「コンサルタントは、コンサルタントとして考えていてはダメなんですよ。そんなことでは、当事者にとっての答えは出てきません。第三者的な答えになってしまいます。そしてそれは、答えというよりも、評論です。評論なんて、何の役にも立ちません」。

「目的というのは、欲求に基づいたものですからね。日本は裕福だから、欲求が満たされちゃっているんで、目的を持ちにくいんです」。


「普通の人と同じことばっかりやってたら、普通にしかなれないだろ。普通じゃないことをしないと、普通以上にはなれっこないよ」。

「一人ひとりが速く考える必要はなくて、大勢で普通に考えれば、結果的に早く結論に辿り着くことができる」。

「死を意識しないってことは、自分の人生が有限であることを忘れてるってことだよ」。

「人生を楽しむっていうのは、意味のある人生を送るってことっだよ」。

【響いた抜粋と学び】
「普通の人は自分で考えないから、金持ちにさえなれば、幸せになれるに違いないとか、愛さえあれば幸せになれるとかって思っちゃうんですよ。でも、そうじゃない人が大半でしょう?」。

「頭を使って考える」というのは高等技術なんだと思います。ほとんどの人は考えるのが面倒だから、自分以外の誰かが言った言葉を鵜呑みにして、それを真似する、実践する。その人の言うとおりにすればいいのだと思う。もっとひどくなると自分は何もしないけど、誰かが自分を幸せにするとすら感じているのかもしれない。

ヒト科のヒトは基本的に考えないし、依存する。それが自然界の動物の真の姿なのだと思います。
人間として生活するには考えること、自分の頭で考えて行動することが必要です。依存はしますが、それ以上に相手に与えなければいけません。

「え? って言わないでください。それも、何となくというのと同じで、考えていない人がよく使う言葉です。頭が動いていないから、相手の言った言葉をすぐに理解することができない。そういうとき、え? とか、は? とか、ん? とかって言っちゃうんですよ。それは、考える習慣がない証拠です」。

高齢者介護の現場では難聴の方が「は?」、「え?」、「ん?」と返すことが多いです。聴こえていないことはもちろん、”考えていない”というのも一理あると僕は考えます。
アルツハイマー型認知症などの脳の萎縮について、脳の萎縮は年齢を重ねれば誰もが避けられない道です。
しかし、脳の萎縮を遅らせることはできると思います。
認知症の診断を受けている方に特に抜粋で言う「考える習慣がない」証拠が多く見られます。
※ 個人的には認知症だから習慣がないのではなく、習慣がないから認知症になったと考えています。

「謝る必要がないときに謝るっていうのは、状況に適していない行為です。状況を観察してちゃんと考えて判断していれば、そういうことはしないはずですからね」。

以前出逢ったお客様で僕たち介護職のいかなる行動に対しても「すみません」と伝えるおじいさんがいました。いかにも日本人と言う感じで、何かをしてもらったら「すみません」。僕らが感謝の言葉を伝えたら「すみません」。便利な言葉「すみません」をいかなる場面でも使っていたことを思い出します。

日本人の美徳だ、と言えばそうなのかもしれませんが、より適切な言葉を選ぶ習慣を作ることが必要ではないでしょうか?

「色々なことを考えつく人は、考えようとして考えているわけではありません。自然に考えてしまうのです。その理由は、何かを見たり聞いたりして触ったりすることによって、多くのことを感じているからです。つまり、感受性が豊かなのです」。

作品を創りあげる人、哲学する人、それらのひとに共通するのは見聞きする、行動する習慣だと思います。何もすることがないから、考え事をする人はいません。何かするから、考えが生れるんです。



【編集後記】
2月3日に「マンダラクイーン IN 帯広」に参加しました。

マンダラ手帳と言う9マス手帳を活用して自分の人生目標を多角的に掘り下げていくのです。


小説家になるためにはどうしたらよいのか? 賞に応募する具体的な日付やそれまでにどのような行動をするのか? 家庭では何をするのか? など幅広い視点で考えることができました。


朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ-image

参加者の皆様ありがとうございます。


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ナナコーポレートコミュニケーション
発売日:2006-09-01