ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣/イアン・エアーズ | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館の新刊検索で発見し、予約しました。

【本書を読むコミットメント】
当初、読んでみて読みづらかったので「NEXT READING」読書会で読み終えておこうと思いました。しかし、読み込みが浅かったので、本書にあるようなコミットメントをしました。

「本書を読み終えたら、セブン&アイののりしおポテチが食べられる!」

さぁ、岡本大輔はポテチを食べることができるのでしょうか?

【気になった抜粋】
日が近づいてくるにつれて、人々はどこかで選好を逆転させてしまう、これを行動経済学で「双曲割引」という。

本当にすばらしいアメを失うかもしれないと思えば、他の選択肢など考えない。

ザッポスは新人研修の一週目で辞めればそれまでの分の給料に加えて無条件で2千ドルを払う申し出を選別装置として使っている、すばらしい会社で働く機会よりも手っ取り早い2千ドルを選ぶような社員は、ザッポスの求める社員ではない。

ガミガミ屋の仕事は簡単だ、毎日わたしの作ったグーグル表計算文書にログインして、5つのコミットメントを遵守しているかチェックするのだ。

絶対避けるべきなのは、ダイエット日記をずっとつける、といったことにコミットすることだ、問題は、数ヶ月以上日記をつけるだけの精神力を持っている人はほとんどいない。

無作為化実験でウェルテンブロックがつきとめたのは、消費者はポテトチップスを買うときに、それが美徳財(油分を75%カット!)としてフレーミングされている場合には、大量買いの安売り袋を好むが、同じポテトチップスでも、それが悪徳財(油分25%)としてフレーミングされている場合には、小さな袋で買いたがるということだ。

成功とは、望むものを得ること、幸福とは、得たものを望むこと。

【響いた抜粋と学び】
罰金前は、託児所に遅れてやってきて、一部の保母さんを待たせるのは「悪い親」だった、でも罰金後は、親たちは罰金さえ払えば遅れてくる権利があると思い始めたのだ。

マイケル・サンデル先生の「それをお金で買いますか」でもこの話題は出ていました。本来は遅刻者をなくすための罰金だったのにやってみると延長料金化してしまったのです。罰金の額の設定も手ごろな価格にしてしまっては延長料金化してしまうし、かといって高額になると低所得者へのいじめと化してしまう。
難しい問題なんですね。

コミットメント契約では気持ちは変えられない、ピンクのゾウについて考えないというコミットメントは、失敗がほぼ運命づけられている、でも心の問題であっても、行動についてはコミットメントで改善できる。

ヒンズー教の経典には

心が変われば態度が変わる

態度が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

運命が変われば人生が変わる


とあります。

コミットメント契約では行動を変えるのです。もともとは心を変えれば態度が変わり、行動が変わるのですが、コミットメントにより、心と態度をすっとばして行動を変えるのです。
行動を変え続けることで内面も変わると考えられます。

変な例えですが、ホームレスはどのような歩き方をしていますか? うつむいて猫背になり、肩を落として、手はふらない、トボトボと、表情は暗い。ホームレスだからこのような歩き方なんでしょうか? それともこのような歩き方だからホームレスになるんでしょうか?

「手短にしますから」というのではなく、相手に対して「X分以上しゃべったら教えてください」と言う方が、コミットメントとしては強い。

なるほど。僕は「1分お待ちください」だとか「5分お時間をいただけますか?」と振ることがありますね。「X分以上しゃべったら教えてください」、これだと相手は話の内容よりもどれだけの時間喋っているかが気になりそうですがどんなもんでしょうか。

幸せになることにはコミットできない、幸福の追求は人が求める究極のものだが、でも信頼できるコミットメントは外的に証できる行動や事象に限られる。

「幸せになります!」ではなくて、あなたにとってどうすることが幸せなのか? 僕の例で言えば、今では摂生も兼ねて食べることがほとんどありませんが僕はポテチが大好きです。

たまには食べたいなぁと思います。ただ、理由もなく食べるとクセになってしまいます。

そんなわけで今回のコミットメントだったのです。僕にとってポテチを食べている瞬間は何も邪魔されない幸せな時間なのです。

【編集後記】
……というわけで、読書会の【今週のベビーステップ】で宣言したように僕はポテチを食べる権利を得ることができました!パチパチパチ。

読書の本来の目的からは外れるかもしれませんが、このようにちょっと楽しみを加えながら行うのも一年に1回くらいはいいのかと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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