好奇心ガール、いま97歳/笹本恒子 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館で働く女性関係の書籍が集められた本棚があり、そこで手に取りました。


【本書から感じ取りたいこと】
大好きなことをとことんやっている人の生きた道。

【気になった抜粋】

別に誰かと暮らしているわけではなく、会社勤めがあるわけでもないので、決まったスケジュールで動かなくても誰も文句はいいませんが、適当に暮らし始めると際限なくだらしなくなってしまうので、そこは自分で律するようにしています。


撮影ではじめてお会いした人と写真を撮りながら話をしていると、その人のいろいろな面が徐々に出てきて、表情も変わってくる、わたくしは、そういうところに写真の仕事のおもしろみを感じています、ワインも人もつくづくおもしろい、だから、やめられません。


お料理にしても、女性には家庭の台所は任せるが、料亭などの一流の料理となると男性の仕事になるのはなぜなのだろう。


90歳を過ぎて、恋をしたらいけないでしょうか、誰かに迷惑をかけるのでなければ、いいと思っているのですが、シワの一本も消えるかもしれないし。


昔は、戦争もありましたが、ロマンスもありました、いつ夫が召集されて死んでしまうかもしれないという不安、朝、「いってらっしゃい」と送り出しても、空襲に遭ってもう二度と会えないかもしれないという恐怖、だから、ケンカをしてはいけない、嫌なことをいってはいけないと思っていました。


多摩川のほとりで子どもたちが田んぼでザリガニをとっているのを見て、真似をしてこれをとり、夫の誕生日のごちそうにしたこともあります。

【響いた抜粋と学び】
ほとんどの人が小麦粉で「すいとん」をつくっていましたが、わたくしはどうもあの味が苦手だったのです。


高齢者介護に携わると「高齢者は和食が好き」と思い込みがちではないでしょうか? 和食が好きな人は多いです。オムライスやハンバーグも好評です。

著者の笹本さんは幼い頃から洋風大好きだったようです。介護に携わっていても、年配の方が「洋食が好き」と聴くと”若いなぁ~”と感じます。


じつは”鍋焦がし名人”なのです、煮物をしているときに横で洗い物でもしてればいいのですが、椅子に座って何かを始めてしまうと、もうダメです、そちらに集中してしまい、鍋を火にかけていたことなど記憶の彼方へ。


僕自身も味噌汁を作りながら別のことをやれば、あっという間に火をつけていたことを忘れます。


数年前にも一度ありました。……そのときは長男が妻に教えてくれたので大事には至りませんでした。


僕は介護保険の認定調査員や認定審査会にも携わっております。

この抜粋を読む限りでは、笹本さんは「月に1回」もしくは「週に1回」火をつけていることを忘れ鍋を焦がしてしまうため”物忘れ”が「ときどきある」もしくは「ある」と判定されます。


要介護度が高くなる因子の一つです。ただ、忘れていることをしっかり覚えているので病気の視点で見れば大丈夫でしょう。

……案外介護者としてはそういう方のフォローをするのが大変だったりする。



ところで、日本のヘルパー制度というのは改革しないとダメだとわたくしは思っています、ハートがない、融通がきかない、人によっては常識がない、棚の上にポトスの鉢が置いてあり、わたくしは高いところに乗ってはいけないといわれているので、「すみません、あそこの鉢に水をやってください」とお願いしたところ、「ダメです」という返事、植木の水やりは、「生活するうえで必要な介助」にならないからだそうです、もちろん、ベランダの植木の水やりもダメ。


なるほど。実際にサービスを利用している人から公然と言われることが少ないため、勉強になります。


確かに融通が利いていませんね。


介護保険法(第一条)を添付します。


この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。


「自立した日常生活を営むこと」、


文章を分解していきますね。


「日常」

ふだん。つねひごろ。

「生活」

暮らしていること。暮らしていくこと。暮らし。 「 -を営む」
生きて活動すること。 「アリの-を観察する」
暮らしを支えているもの。生計。 「 -の道を立てる」 「 -をかける」

笹本さんのヘルパーさんの言い分を考えると、日常生活とは”つねひごろの生命活動維持”と捉えることができます。


その介助となると、食事・入浴・排泄等の介助となります。植木の水遣りは生命活動維持にはなんら関係ありません。


しかし「生活」の①にある”暮らす”というのは生命活動維持だけではないはずです。


残念ながら現在の介護保険法では生活支援ではなく、生命活動支援になっているようです。


……「生活」となると人それぞれに違いがありすぎてどこからどこまで税金で支援するのか、線引きが難しいからでしょうね。



【編集後記】
昨日は帯広市介護保険審査会に出席しました。介護保険の申請、更新の方々の”人生を左右する”と言うと言いすぎでしょうか、大事な仕事に行きました。




朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ-image

介護度の変更によっては今まで利用できていたサービスが利用できなくなるかもしれません。


※ 介護タクシーは要介護1からです。デイサービスは要支援2だと概ね週2回、要支援1だと概ね週1回と厚生労働省からガイドラインが出ており、ほとんどのサービス事業所で採用されております。

要介護1で週3回デイサービスに行く人が要支援2になると週2回になる可能性はあります。


しっかり身体の調子や認知面の状態、病気だけでなく、サービスの利用状況も読みこみ、介護度が変わっても大丈夫なのか判断する大切な仕事です。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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