沖縄美ら海水族館が日本一になった理由 (光文社新書)/内田詮三 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーで見つけました。


【本書のテーマ】
海の神秘が僕達に訴えること。

【気になった抜粋】

歴史をひもとくと、すでに紀元前11世紀に、中国・周の武王がトラやサイ、さらには鳥類や魚類などを自らの庭園で飼育し、「知識の園」と称していたことが記録に残されている。


日々の生活では見られない、海のなかに暮らす同じ地球の仲間たちの姿を見たいという欲望や好奇心に応えることは、先に述べたように動物たちへの”悪行”ではあるが、そんな水族館が求められていることもまた事実だ、大切なのは、人間の利己的な慾望だけにとどまらず、その先に活かす道を考えることだろう、それが「教育」であり、「自然保護」だ。

【響いた抜粋と学び】
北海道の旭川市には奇跡の動物園と言われる旭山動物園があります。

未来のスケッチ/遠藤功旭山動物園」革命/小菅正夫 など僕は数冊読みました。


そこで、本日は日本の最南端、沖縄県にある「美ら海水族館」が舞台です。


旭山動物園のキーワードの一つは”スター不在”です。プロスポーツチームでも昨今、各国のスター選手を集め、銀河系最強軍団とうたわれたレアル・マドリード、地上最強打線で優勝を狙った読売巨人軍、金にモノを言わせてスター選手を集めたニューヨーク・ヤンキース、キング・レブロンが移籍しビッグスリーがそろったマイアミ・ヒート、これらのチームが必ずしも優勝できたのかというと、そうではないのです。


チームスポーツですのでチームメイトがいかに実力を発揮し、チームに貢献するかなのです。


旭山動物園にはプロスポーツチームで言うスターはいません。しかし”行動展示”という動物をいかによく見せるかで勝負したのです。


さて、「美ら海水族館」はどうでしょうか?


私たち沖縄美ら海水族館は大型動物に着目した、ほかの水族館で見られなかった世界最大の魚類であるジンベイザメ、最大のエイであるナンヨウマンタ、さらにオオメジロザメの大型個体など、展示効果の高い種の飼育・繁殖に力を注いできた、沖縄美ら海水族館には”世界一”と”世界初”が数多く揃っている。


水族館ではスターをいかに集めるかがカギとなっているようです。これはなぜかというと、陸生動物はだいたいが解明されています。


一方で、海の中には未確認生物がまだまだたくさんいるのです。


海の中は分からないことだらけだ、分からないことが分かるから話題になる、話題になれば見てみたくなる、だから、水族館に人が集まる。


深海に生きる魚や生物、僕達が日常では絶対に見ることができないクジラ。海の中には研究者すらも知らない世界があるのです。


介護の世界で言えば、”認知症”というのはまだまだ解明されていないことです。”認知症”を解明しようと医師や介護職など様々な人が研究しています。


ところで、みなさんはイルカとクジラはどこがどう違うのかご存知だろうか、実は生物学的には、どちらも同じ鯨類(クジラ目)であり、イルカとクジラを明確に区別する定義は存在しない、一般的には生体の体長がおよそ4mを超える種をクジラ、それより小さな種はイルカと呼ばれている。


生物学に詳しい人にとって当たり前なのかもしれません。僕は知りませんでした。イルカとクジラは同種であり、大きさによって呼び方を変えているくらい。

しかも、イルカの中には4mを超すイルカがいます。明確な区分けはされていないのが現状です。


海の中にはまだまだ知らないことばかり。ここから学ぶことは、僕達は知らないことを知りたい!という欲があるということ。


「本を読む」という行動もその欲からだと思います。


小説を発表する際には読者のあなたに、「え? そうだったんだ!」という知識欲をそそる部分を入れることを心がけます。


【編集後記】

好評をいただいている「初日の出」の写真です。

カメラの撮影設定を訳もわからずイジってから撮影した風景です。

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朝4時起きで活動し、圧倒的読書量で介護業界に革命を起こす男のブログ


なかなか、幻想的でいいんじゃないかな。先日ブログの記事に載せた写真と同じ場所で撮った写真なんですよ。




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