経営者の条件/P・F・ドラッカー……「汝の時間を知れ」 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
年末年始の「名著読み」の一冊です。帯広図書館で借りました。


【今回の紹介】

「汝の時間を知れ」からの抜粋です。

【気になった抜粋】

仕事の関係に人間関係がからむと、時間はからむと、時間はさらに必要になる、急げば摩擦を生ずる、あらゆる組織が仕事の関係と人間関係の複合の上に成り立つ、ともに働く人が多いほどその相互作用だけで多くの時間が費やされ、仕事や成果や業績に割ける時間が減る。


人が少なければ仕事のできあがりはよくないかもしれない、だがそれは一般的な状況ではない、むしろよく見られるのは、成果をあげるには人が多すぎ、したがって仕事のをするよりも互いに作用し合うことにますます多くの時間が使われているという状況である。


【響いた抜粋と学び】
成果をあげる者は仕事からスタートしない、時間からスタートする、計画からもスタートしない、時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする、次に時間を管理すべく、時間に対する非生産的な要求を退ける、そして最後にそうして得られた自由になる時間を大きくまとめる。

仕事をする上で大切なことは何か。それは”時間”です。僕達が何か成果を出すためには”時間”が必要になります。


僕のことで例に出せば、「小説を書きたい!」と思ったときに”時間”がなければできません。


あなたが仕事で成果を出したいと思ったのなら、成果を出すための時間を捻出する必要があります。


いきなり、行動計画を立てても成果を上げられません。


まずはあなた自身を知ることです。あなたは今、どんなことに時間を使っていますか?


先日の僕の記事「今後の更新について。 」でも、どんな行動をしているかまずは書きました。そこから無駄な時間はないか考えるのです。自分の行動を知って、いきなりプラスしてはいけません。入り込むスペースがありません。


やりたいことがあるのなら、何かを削るのです。


成果をあげるには大きな固まりの時間が必要である、いかに総量が大きくとも細分化していたのでは役に立たない。


本を読みたい!と思ったとして、例えば待ち時間の5分に読むことは可能です。しかし、それは時間を有効活用する手段の一つです。


実際に成果を上げる場合は細分化した時間を一杯もつよりもまとまった1時間を読書にあげたほうがはるかに成果を上げられます。


時間の浪費発見のための簡単な方法……「あなたの仕事に貢献せず、ただ時間を浪費させるようなことを私は何かしているか」と定期的に聞けばよい、答えを恐れることなくこのように質問できることが、成果をあげる者の条件である。



無駄な時間を発見するための簡単な方法です。聞いてみることです。仕事で言えば、抜粋のように他者に聞いてみるのです。


ひとりの時間については自分自身に問いかけてみることです。定期的に自己に問い直してみるのです。


ブログの更新はここまで必要なのか? 読書の時間は足りているのか?


時間を浪費する非生産的な活動を見つけ、排除していくことである、第一にする必要のまったくない仕事、何の成果も生まない時間の浪費である仕事を見つけ、捨てることである。



第二に他の人間でもやれることは何かを考えることである。



重要なことに取り組めるようになるには、ほかの人にできることは他の人にやってもらうしかない。


時間の浪費についての対処です。まずは不要なことは削ることです。やめてしまうことです。次に自分ではやらないことです。

介護の仕事で言えば、管理職じゃなければできない仕事に集中するのです。……だからといって現場の仕事を丸投げしてしまっては信頼関係にヒビが入りそうなので、常に気にかけて仲間に声をかける、現場に出向くことは必要でしょう。


緊急時、必要時には現場の仕事を手伝うのです。それ以外は現場に任せるのです。


時間を記録して分析し、仕事を整理するならば、重要な仕事に割ける時間を把握できる、真の貢献をもたらす大きな仕事に利用できる自由な時間は、実際にはどのくらい残るか、 実は、時間浪費の原因となっているものを容赦なく切り捨てていっても、自由になるまとまった時間はさほど多くはない。


不要な時間を切り捨てたとしても、結局自由になるまとまった時間は多くないよ、ということです。つまり、切り捨てなければもっともっと時間はないのです。


成果を上げるのに必要な”時間”、それは元々少ない。だからこそ、まとまった時間を作れるよう、「汝己を知れ」なのです。


時間の管理は継続的に行わなければならない、継続的に時間の記録をとり、定期的に仕事の整理をしなければならない、そして自由にできる時間の量を考え、重要な仕事については締め切りを設定しなければならない。

介護現場で一つ一つの行動でストップウォッチなどで時間をとるのは好ましくないでしょうし、難しいかもしれません。


しかし、自分の時間を知るには、まず自分がどのような行動をしているか、一週間くらい自分の行動記録をとることをドラッカー大先生はすすめています。


介護現場でできないのでれば、せめて自宅でのすごし方で活用してはいかがでしょうか?


【編集後記】

寒い日が続きます。この記事を読んでくれているあなたの体調はいかがでしょうか?


北海道、帯広は例年のごとく寒さが厳しいです。寒すぎて”痛い”です。鼻水が凍ってしまいます。


出勤前の札内駅の温度計です。

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写真: 始発に乗って仕事に向かってます。
外はマイナス20度。寒すぎです。



朝6時半でマイナス20度です。寒いわけだ。まだまだ厳しい寒さは続きます。

※ 北海道、帯広ではこの寒さを活かして冬の間は各小・中学校のグラウンドにスケートリンクができます。本州の方々には想像できないでしょ?



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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