こんにちは。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【本書のテーマ】
東日本大震災で被災したのは人間だけじゃない!
【岡本大輔の視点】
震災の事実を受け止めること。
【気になった抜粋】
「最近は、きじが鳴くのう。昔の人は、”きじが鳴く時は、大きな地震が来るから気をつけろ”とよくいっていたもの。だから大地震がくるはず、みんなは地震がきたら庭の竹やぶへ逃げるんだぞ。」。
「でもここでクルマをとめたら、チョコとの別れがもっとつらくなる。がまんをしなくちゃ。チョコ、かならずむかえにくるからね。ごめんね、ごめんね。」。
【響いた抜粋と学び】
日本政府は、各家で飼っている犬や猫の小動物をはじめ、酪農家が育てていた牛、馬、豚、にわとり、ひつじなども「警戒区域」から連れ出すことを禁止すると発表をしていました、ですから、人間は避難することができても動物たちを連れて帰ることができなかったのです。
僕は幼少期からペット嫌いな祖母と一緒に生活していたため、ワンちゃんやニャンちゃんを飼うことができませんでした。
結局、その反動のためか一時期は動物が嫌いになりました。
生活相談員やケアマネジャーという仕事柄、お客様の家に訪問することが多く、ペットを飼っている人の家にも行きます。
そんなときに、「僕は動物が嫌いなんで」、だとか「動物が苦手で・・・」なんて話したら、お客様はどう思うでしょうか?
お客様が愛しているペットを、苦手なんて言ったら、自分のことまでイヤだなと思われていると変に気を遣ってしまうでしょう。
ということで、僕はこの仕事になってから一気に動物が好きになりました。
そんな大切なペットは震災の時に置き去りにしなければならなかった・・・。僕はその事実を本書ではじめて知りました。
ペットを自分の子供のように大切にしているお客様がいます。その方を思い浮かべながら抜粋を読むと、切なすぎます。
「あなた方はみなさんに希望と夢と美を見せる人間です。プロダンサーとして、見てくださる方たちに生きるよろこびや元気を与えなければなりません。わかりますね?」、「舞台の上では、どんなにつらくても笑顔をわすれないこと。そして熱く、美しく、希望をもって、自分の思いを伝えてください。」。
今回の震災では私たちが助け合うのは、炭鉱人ではなく、日本人です、「一国一家」というくらいの強い気持ちで、みんなで力を合わせてがんばっていきましょう。
初代フラガール早川さんの言葉です。
”フラダンス”を見ることで生きる喜びや元気があるなんて科学的根拠はないと言われるとそれまでですが、そうではなくて自分達には今何ができるのか?
考えた末の言葉だと僕は感じました。
自分の仕事に誇りを持っている人たちがいるだけで、見ている人は希望を持てるのだと感じます。
自分自身が仕事に誇りを持てているか再確認できる部分です。
読み終えて・・・ チョコとの再開部分よりかは、モアナ梨江さんがフラガールの試験に落ちても2年間頑張り続けたこと、そしてモアナ梨江さんの側で支えてくれた愛犬チョコ、最初の部分でウルっときていました。
自分がなりたいと思ったものに真直ぐ努力していく姿は読むだけで心に響きます。
【編集後記】
小説を読まないようにしていた僕がここ数日手に取るのは「小説」です。なぜでしょうか?・・・それは自分が小説を書くようになったからです。
世の小説家はどんな書き方をするのか、表現をするのか、自分の表現力を上げたいために読む機会が増えました。
・・・元々、赤川次郎さんの三毛猫ホームズシリーズは読んでいたので(小学生~高校生くらいまで)、小説嫌いではないんですね。
年末年始の休みの間に1冊完成させます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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