生きてるだけでいいんです。/香山リカ | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
帯広図書館でいつもは歩かない本棚周辺を歩いていたところ、香山リカさんと出会ったので、思わず借りました。



【本書のテーマ】
向上、成長を強制するようなことはいっさいかかれていないことだけは、保証する。

【岡本大輔の視点】
認知症を知る前に考えたいこと。

【気になった抜粋】

「もうダメなんですよ」と肩を落とす若者に「絶望からはい上がった偉人の伝記を読め」などと言っても意味はない、まずは彼らが「挫折しているときも、自分は自分。そしてこんな自分を愛してくれる人がいる」という安心感を持てるよう、大人が励まし、受け入れるしかないだろう。


大切なのは、落ち込んだり傷ついたりしても、そこから自分を立て直す回復力だ。


うつ病では眠れなくなるんじゃないの、と思う人もいるだろうが、最近では眠りすぎる、起きられない、といういわゆる過眠型のうつ病も増えている。


昇進でプレッシャーを感じすぎるのもよくないが、「オレってすごい」と有頂天になりすぎるのも危険、ということだ、いつもなるべく平常心、これがいちばんいいようだ。


【響いた抜粋と学び】
「あなた、まだ医者一本に絞れないの?”二兎追う者は一兎をも得ず”っていうことわざ、知ってる?」。


自分自身に置き換えて、香山さんの母から僕も問われたと思いながら読みました。


香山さんを例に出せば医師一本で、精神科のスペシャリストとして専門性を高めていくことが一つの生き方です。



僕個人としては香山さんのように、本を書いたり、テレビに出たり、自分の才能をマルチに発揮していくことは”二兎を追う”のではなく、”二刀流”だと思ってます。


二兎を追うものは一兎も得ませんが、二刀流ならば、違います。


宮本武蔵も剣の達人でありながら、芸術の分野でも才能を発揮する二刀流でした。



「花粉症」と言われただけであんなにショックなのだから「うつ病です」などと突然、言われたらかなりの衝撃なのではないか。




このエピソードは面白かったです。医師である香山さんが患者さんから「先生、それ花粉症ですよ」と言われただけでショックを受けたことあったそうです。


その一方で香山さんは患者さんに「あなたはうつ病ですね」と宣言するのですから。自分が言われて、初めて相手の気持ちが分かるということです。




僕達福祉の専門職もお客様やご家族様に”認知症”であることを伝えなければいけない時があります。



僕も以前、とあるお客様に今現在の状況がよくないことを伝えるために、主治医の〇〇先生から手紙が来て、”認知症”の診断があったんです。


と伝えたことがありました。



そのとき、そのお客様は「え?」と驚いた表情をしました。


普段、おおざっぱな性格で、何でも「いーよ、いーよ」と豪快な方でしたが、自分が”認知症”という現実を知った時はショックだったようです。


”うつ”もそうですが、”認知症”もショックは大きいです。気軽に伝えられるものではありません。



何より大切なのは「認知症になったらすべておしまい」といった社会の考え方を変えることではないか、と私は思う。



ここは僕も同感です。


認知症=記憶がなくなって、何もかも自分でできないこと。


というイメージが世間一般にはあるかもしれません。



僕が以前関わっていたお客様の例を言うと、何もかもわからないわけではありません。



自分の興味のあること、関心のあることは1時間前でも3日前でも覚えていますし、思い出すことができます。



福祉の領域における、”認知症”の定義で考えると、健忘状態とは度忘れしても思い出すことができるとあります。


認知症の人もそれは同じです。


ただ、TPOに応じて、適切に思い出せない、覚えられない、状態なのです。




”認知症”を知る、”認知症”の問題解決行動(問題行動)をどう解決しようか?



福祉の専門職は追求するけれど、もっと大切なのは人間はどのようなことに興味を持つのか、どのようなことを覚えていられるのか、どんなことに不快を感じるのか、人間とは何かを追求することが、結果として”認知症”を知ることにつながると考えています。



”認知症”→”人間”を知るアプローチから”人間”→”認知症”を知るアプローチに変えていくことが必要です。



僕達の土台は”人間”(ヒト科のヒト)なのですから。




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