こんにちは。岡本大輔です。
第8回認知症ケア専門士認定試験 、2次試験が迫ってきました。
ここで最終確認をしましょう。
1.日時
試験に向けて最初に確認したいのは日時です。この記事を読む受験者のあなたは11月25日の試験当日はもちろん休みをとっているでしょう(場合によっては前日から)
日時の調整をつけていることが大前提です。当日は面接試験となります。試験時間はそれぞれ違います。集合時間前に到着できるように出発しましょう。
2.試験会場
僕の場合で話すと、昨年の第7回認定試験では帯広から札幌の試験会場に向かいました。年に一回行くか行かないかの札幌です。会場の住所やアクセス方法を確認しましょう。
3.試験内容(面接)
日時と場所を確認した上で試験内容の確認になります。
グループディスカッションと考えていただければいいと思います。1グループ8名程度で一つのテーマに沿って自分の意見を伝え合います。
【テーマ例】
「家族から身体拘束して欲しいと要望があったとき認知症ケア専門士のあなたはどのような対応をしますか?」
ここでは正解はありません。身体拘束は禁止されていることなので、「身体拘束はしない」と答えたから正しいのではありません。
なぜ、あなたは身体拘束をしないという判断をしたのか?
なぜ、家族の要望があったのに身体拘束をしないのか?
身体拘束をしない場合、あなたは家族にどのような対応をするのか?
お客様にはどのような対応をするのか?
以上を理論的に伝えるのです。
【悪い例】
・身体拘束は法律で禁止されているからできませんと伝えます。
このディスカッションで聴きたいのは、「あなたはなぜそのような判断をしたのか?」です。
”法律で禁止されているから”は理屈としては正しいのですが、専門職としての判断としては不十分なのです。
・これだけの情報では判断ができませんが・・・。
判断してください。むしろ、多くの情報があったら身体拘束しないという考えがひっくり返るのですか?
あなたの”正しさ”は何かを伝えてください。
【参考例】
・身体拘束はしない。
それはどんなお客様も人間として尊重されるものだと考えるからです。僕が今回のケースに立ち会った場合はまず、家族と話し合いたいと思います。なぜ、身体拘束をしてほしいと考えるのかを話し合い、身体拘束をしなくても、家族の要望が満たされるようにします。それがお客様の生活の質向上につながると考えるからです。
・身体拘束もやむをえない。
基本的には身体拘束をしないようにするにはどうしたらよいのかを考えていきます。必要に応じてご家族様と話し合う場を設けます。話し合った結果、例えばベッドで寝るときには柵で囲うことが必要と判断した場合は身体拘束について説明し、「緊急的、一時的、非代替的」を確認したうえで必要な期間のみの必要時のみ対応します。その際はたとえ認知症が深くなっているお客様であっても、お客様自身にも説明します。
※ このようにディスカッションで説明して、万が一試験に不合格になっても一切の責任を負えません。あくまで参考例です。予めご了承くださいませ。
今日から試験当日まで自分にとって何が正しいのか、なぜ行うのかを意識して介護に取り組んでいただければと思います。
受験者のあなたに良い結果が届きますように。
ここまでお読みいただきありがとうございます。