指導者の条件/松下幸之助 | ブログ

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おはようございます。岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
「本田健の人生相談~dear ken~」 にて今週の一冊で紹介されていて、読みたいと思っていたところ、立ち寄ったブックオフの105円コーナーにありました。


【本書のテーマ】
歴史から学ぶ指導者に必要な条件。



【岡本大輔の視点】
介護の専門職が知ること。

【気になった抜粋】
人間の本質と言うものは変えることができない、それを変えようといろいろ努力することはムリである、というより、人間自身を苦しめることになる、だから、その本質はまずこれをあるがままにみとめなくてはならない、そして、その上でどうあるべきかということを考える、それが大切なわけである。

「アメリカ国民諸君、いまは国家が自分に何かをしてくれるかを問うべき時ではない、自分が国政に対して何をなすべきかを問わねばならない時である。」(ケネディ大統領)。

指導者として、何かことをなしていこうとする場合、人びとに自分の考えを訴えるということがきわめて大切だと思う。

きびしさとやさしさの二つをともに持って、しかもそのかねあいを適切にしなくてはならないということである。

経験を積む中できびしい自己鍛錬によって、真実を直感的に見ぬく正しいカンというものを養っていかなくてはならない、そういうカンの働きと、合理的な考え方とあいまって、偉大な成果が生まれてくると思うのである。

地位が高くなればなるほど、周囲の人は、その人自身よりもその地位に対して敬意を表するようになる、それになれると、人間はともすれば傲慢になり、態度も横柄になってくる。

自主性をもって仕事をしていって、はじめて人も育ち、仕事の成果もあがってくる。

一人の知恵というものは、所詮は衆知に及ばないのである。

指導者はつね日ごろから十分心して、適切な信賞必罰というものを求めなくてはいけない、そして、その際大事なのはやはり私情をさしはさまないということだろう。

「一部の人を長い間だますことはできる。また、全部の人を一時的にだますこともできる。しかしすべての人をだまし続けることはできない。」(リンカーン)。

指導者はまずみずから自主独立の精神を養い、しっかりと持たねばならない。

【響いた抜粋と学び】
指導者はつねに公平と言うことを考えなくてはならない、何が正しいかというところから、公平に賞すべきものは賞し、罰すべきものは罰するということをしなくてはならないと思う。

指導者として、真の勇気を生み出し力強い活動をしていくためには、まず自らの心に問うて、やましいことがないか、公明正大であるかということが大切だと思うのである。


指導者たる者はまず人びとの信用を得なければならない、自分が信用しない人にはだれもついていかない、信用している人に対しては、黙ってあの人についていこうということにもなるわけである。


本書における”指導者”の部分をすべて”介護支援専門員”もしくは”社会福祉士”と置き換えて読み解くと自分自身の職業倫理を高められる一冊になります。


幸之助さんの言葉の中に”正義”だとか”正しさ”とあります。僕達専門職にとっての”正義”、”正しさ”は前提に”法の下に”平等であるのか”が問われます。



指導者は自分の指導理念なり方策についてまちがいがないか、あるいは自分の答えるということをくり返していかなければならない、そうした自問自答こそ、指導者が日々決して怠ってはならないことである。

指導者はまず自分が指導者としての仕事が好きかどうか、自問自答することが大事だと思う。無用の人は一人もいない、そういう考えに立ってすべての人を生かしていくことがきわめて大事だと思う。


キーワードは”自問自答”と”仕事が好きか?”です。

あなたは福祉の仕事が好きですか?なぜ”福祉の仕事”を選んだのですか?

お酒を飲まないと眠れない。仕事が終わったらストレスが溜まる。タバコが止められない。


それって、あなたには福祉の仕事以外に相応しい仕事があるんじゃないですか?


本当に福祉の仕事を続けますか?



お互いが、この社会をよりよいものにし、人間の幸せを高めていくためには、まず人間が人間自身を知ることが大切だと思う。

指導者が人を育てるにあたって、知識よりも何よりも、まず人間の尊厳を教えることが大切なのだと思う。


幸之助さんは”人間”について深く考えます。介護業界では人間を知ることよりも”老い”を知ることや”認知症”を知る、”病気”を知ろうとしています。


それらの根本は何か?


人間です。ヒト科のヒトです。


多くの専門職が表面を知ろうとする中で僕は松下幸之助さんと同じように人間を深く知りたいと思います。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

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