こんにちは。岡本大輔です。
先日、「ちょっと待って」はなぜだめなのか? と言う記事を書きました。
「待つこと」とはヒト科のヒトにはできない高等技術なのです。
ワンちゃんで言うならば、「待て」を”練習”しますよね。
赤ちゃんで言うならば、おっぱいを飲みたくなったら”待てない”ですよね?
あなただって、約束の時間に友達や恋人が来なかったら・・・5分待って、10分待って、30分、1時間・・・だんだんイライラしますよね?
何やってんだろう?忘れているのかな?携帯をちょして、電話して、連絡が通じなくて。
多くの方は勘違いされていると思います。大人になれば、待つところは待つ、待って当たり前、待てて当たり前と。
しかし、大間違いです。
「待つ」ことは自然にできることではなく、練習してできるのです。言葉を言い換えると”我慢”することです。
これは後天的に身につけるものです。
子育てや高齢者介護の現場において、僕は耳にします。
「『ちょっと待って』と言っているのに待ってもらえない・・・」
この言葉を聴いて、僕は正直、笑ってしまいます。このように話す方はわかっていないのです。
人間とヒト科のヒトの違いについて分かっていないのです。
”待つこと”は高等技術なのだから、できないのが普通であり、できたらすごいことなのです。
多くの方は前提条件が”待つことができて当たり前”になっています。
そうではなく、”待てなくて当たり前”と考え、なぜ待てるのが普通だと思うのか?
問い直してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。