余命1ヶ月の花嫁/TBSテレビ報道局 | ブログ

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こんにちは。岡本大輔です。

本日の紹介はこちらです。
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【出会い】
読書で人生武者修行~言葉の滝に打たれて、鍛錬は今日も続く…~ プレミアム【通勤読書家&書籍抜粋プレゼンター】 さんのプレゼント企画で当選しました。


本書は当初、希望者がいなく1ヶ月間貰い手がつかなくて、ついに今回二人の求婚者(応募者)が出て、当選したのです。


【本書のテーマ】
余命1ヶ月・・・あなたはどう過ごしますか?


【岡本大輔の視点】
生きているとは?

【気になった抜粋】

23歳になったばかりの千恵さんには、がんという病気がどこか異次元の話のように思えた。

「まずは病気を治そう。でも病気にばかりとらわれていると、楽しい生活を犠牲にしなくちゃいけない。それはやめようね。楽しい生活をするために病気と闘っていくんだから、二人の時間は大切にしようね。」。

国立がんセンターは原則として「告知主義」を取っている、がんであること、今どんな状態であるか、治療にはどんな選択肢があるか、そして先の見通しはどれくらいか、それをきちんと患者に伝えることで、自分がどのような治療を受けるか、また受けないか、そして残された時間をどのように過ごすか、といったことを患者自身が考えられるようにしている。

24歳の患者に「余命1ヶ月」と告げることは、どの医師にとっても簡単なことではなかったに違いない。

ベッドの上で考えていること・・・夢、病気のことはあまり考えない、つらくなるだけ。

「本当に自分が病気になってからじゃないと健康であることのありがたみがわからない部分が多いと思うんです。」。

毎日「がん患者」という肩書きをぶら下げて生きるわけにはいかなかった。

「生きている側からすれば・・・、もうちょっとしゃべりたかったな・・・。あと1日でもいいから・・・。」。

「余命1ヶ月の花嫁」は「物語」ではない、24歳の女性が懸命に生きた「現実」の記録だ。


【響いた抜粋と学び】
「明日はどのかつらをつけていこうかなー」。

「別に胸がなくなってもいいよ。でもそれが原因で千恵の性格が変わるのが嫌だ。胸がなくても、髪がなくても、千恵が千恵でいるならそれでいい。」。


抗がん剤の副作用により髪の毛がごっそり抜け落ちた次の日の千恵さんの切り替えの早さ。

「髪は女の命」と呼ばれる中で、女性の象徴とも言える綺麗な髪が抜けていくのは想像以上に辛いことだと思えます。


そこにプラスして、乳がんの手術です。別の書籍では乳房摘出は男性が想像できないほどの心的な苦しみがあると言います。


その二つを乗り越えていく千恵さんの前向きさから僕達は何を学べるのでしょうか。


「毎日何やっているの?病室で・・・」、「・・・生きてる」。


何をしているのではなく、存在していること。深い答えだと僕は感じました。


僕達が同じ質問をされた場合、「生きてる」とは答えないだろう。


なぜなら、それは”当たり前”のことだから。でも、この答えは間違ってはいない。


まずは「生きてる」ことから始まるのだから。


「外の空気は元気になるよ。こんな都会の空気でも、外の空気はやっぱり気持ちいいの、風って気持ちいいの。知っている?」。


この一節を読んだ時に、僕は大学時代社会福祉士の実習でとある知的障がい者施設に行ったときのことを思い出しました。


僕と友人の二人はその施設に利用者様と一緒に寝泊りして、週末に家に帰る生活を4週間続けたのです。


千恵さんの言葉の通りで、外の空気を普段何気なく吸っているし、家から外に何も考えずに出ていたのです。


けれど、実習に行って初めてわかったのです。そこの利用者様は自分が外に出たくても出られない。言葉は悪いかもしれないけれど”軟禁状態”です。

毎週末僕は感じたのです。

外に出て、職員がいないところに行くのは清々しいと。


その一方で、この”当たり前”と思われることができない人が目の前にいるし、この施設以外にも何百、何千といるんだという事実を体感したのです。




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