こんにちは。岡本大輔です。
先日、僕が大好きなPodcast(ポッドキャスト)の一つ「本田健の人生相談」 で本田健さんが「”人を動かす”の現代版を作りたい」と話していました。
僕も以前から、「人を動かすの介護版を作りたい」と考えていました。
そこで、カーネギーを介護で役立てる本を作る前座として、ブログに更新したいと思います。
人に好かれる6原則「名前を覚える。」より。
名前は、当人にとって、最も快く、大切な響きを持つ言葉です。
介護現場において、難聴のお客様、認知症が深くなり、理解能力が低下してきたお客様がいます。
そのようなお客様でも、自分の名前は認識することができる言葉なのです。
以前、とても耳の遠いお客様がいました。普段耳元で会話をしても、何度も聞き返されます。
全然、聴こえないのです。そんなお客様でも、周りが騒がしくしている状況の中で、そのお客様の名前を言うと、僕の方を振り向くのです。
そのお客様は僕の話をほとんど聞き取れなかったのですが、自分の名前だけは別でした。
認知症の深いお客様との関わりでも、そのお客様の名前を呼べば、そのお客様はあなたの方を見ますよね。
どんなに耳が遠くなり、どんなに理解能力が低下しても、自分の名前を覚えているのです。
僕はデイサービスで働いています。
お客様がデイサービスに到着すると挨拶をします。そのときに心がけているのは「〇〇さん、おはようございます。」と言うことです。
最初に名前を言うことです。
名前を言うことはその人の存在を認めることだと僕は思います。
※ 名前を呼ぶことで、お客様はあなたの名前も覚えてくれます(認知症等の症状にもよりますが)。あなたへの親近感が増します。
年を重ね、できないことが増えて、社会から不要だと自己嫌悪に陥るお客様が多いのが介護現場です。
その中で、あなたがお客様の名前を伝えることは、お客様の存在を認めること、生きていていいことを伝えることにつながるのです。
家族からも邪険にされ、自己嫌悪に陥るお客様への光明。それが名前を覚え、名前を呼ぶこと。
まずは挨拶のときから名前を呼ぶ。「〇〇さん、おはようございます。」