こんにちは。岡本大輔です。
あなたは”あっち向いてホイ”を知っていますか?
じゃんけんをして勝った方が”あっち向いてホイ”と上下左右のどこかに指をさし、負けた方が勝った方が指差した場所と違う方を向くあのゲームです。
先日、デイサービスを利用しているお客様たちとスタッフが”あっち向いてホイ”をやることになりました。
そのとき、ほとんどのお客様が”あっち向いてホイ”ができなかったのです。
ここまで読んだあなたは、岡本のデイサービスは認知症の人ばかりだからそうだったんじゃないの?って思いませんでしたか?
実は、僕はスタッフが”あっち向いてホイ”をやっているのを見て、まず最初に認知症を疑いました。
情けない話です。
でも、よくよく考えてみてください。
”あっち向いてホイ”はじゃんけんをして勝ったら指差す、負けたら勝者が指差す方と違うところを向くのです。
あの数秒の瞬間に自分が指差すのか指差されるのかを判断しなければなりません。
頭で考えて判断していては遅すぎます。
予備知識として、グーはチョキに勝って、パーに負ける、チョキはパーに勝ってグーに負ける、パーはグーに勝って、チョキに負ける・・・
この3すくみを知らないといけません。
そして、”じゃんけんポン!”のあの一瞬に勝ち負けの判断と”あっち向いてホイ”をするかされるかを判断し、行動するという高等技術を要するのです。
”あっち向いてホイ”は瞬間瞬間の判断を要する遊びだったのです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。