学校を変えよう!/加地健 | ブログ

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こんにちは。

岡本大輔です。


本日の紹介は

こちらです。

↓↓↓


じゃこめてい出版
発売日:2012-08-01


【出会い】


「本が好き!」で当選しました。


【本書のテーマ】

学校教育の常識・非常識

子どもがこんなときどうする?



【岡本大輔の視点】

教育界と介護業界って似てる。


【気になった抜粋】


人の話を聴くのはしつけではなく、

「自分の話を聞いてほしい、

話を聞いてもらえないとつらい、

他人につらい思いをさせてはいけない」

という人格形成。


教育で一番重要なことは

「理念の自由と実践の自由」。


日本という国は法律で様々な規制を設け

人々の安全を保障してきた

・・・今まで正しいと思ってきた法律を

政府がいとも簡単に破ってきた

(低レベル放射性廃棄物の基準など)。


原子力政策についての

教育界が正しいと思う根拠はない

・・・政府の発表がないとできない。


倫理綱領のデメリット・・・

マニュアルどおりの対処で自らの判断力が低下。


少人数学級では先生と子どもの距離が縮まって

授業中の見回りが増えて先生の視線が増える。


忘れ物・・・

連絡ノート、前日の持ち物準備時、登校直前の点検。


担任発表のアタリ・ハズレは禁句。


モンスターペアレントといわれないために。


教育はその時の風潮や世論で変わらず、

その理念は永久的なはず。


学習環境の整備を多くの地方自治体は

国に頼りきってしまい

その手立てを講じることを怠ってきました。


【響いた抜粋】


学校の常識化した「非常識」とは、

いじめがあっても子どもが

犠牲になるまでいじめの存在を認めない、

学校訪問で特別仕立ての授業や学校を披露し、

指導主事も知らぬ振りして褒め称える、

学校行事が毎年改善されないまま

実施されても平気など。




介護業界で置き換えてみると

虐待があったとしても

高齢者が犠牲になるまで

その存在を認めない(傾向がある?)


監査の時だけ

普段、やっている拘束をなくして

あたかも法を遵守した介護をやってます

と見せている


ということを思い出しました。


教育界に限らず、

どの業界でも非常識が

まかり通っている現実があると

感じたところです。



上海市の教師上限14時間/1週間、

日本だと20時間以上

・・・中国政府は教育改革に総力をあげる。


オランダでは

それぞれの発達段階に合わせて、

自分で選んでいくので

他人と違うことを勉強しているのが当たり前。



中国やオランダの教育の取り組みが

本書には載せられています。




僕がそれらを読んで感じたのは



で、実際にそれらを実践して

成果はどうなのか?



ということ。




上海の教師は日本より

授業を受け持つ時間が短い



それはつまり、

短い分濃密な授業を

提供できているのか?



教育改革を推進しているが

現場の子どもたちはどれだけ

満足しているのか?



オランダの子どもたちは

個別の授業を展開しているけど、



その成果はどれくらいなのか?



そもそも

日本が今までやってきた教育・・・



僕たちが受けた30人1クラスの

あの授業じゃダメなのか?




そんなことを考えていました。



他の国では

こんな取り組みをしています。



それは参考になります。



介護でも

他の施設での取り組みを

教えてもらうことがあります。



僕が気になるのは

やっていることよりも



それでどれだけの成果が出たのか?



現場にいるお客様が

どれだけ喜んでいるのか?





いい子だからストレスに?



帰宅後怒ったり、

泣いたりは曜日や日にちに注目。

何があったの?



→級友のために

がんばっていることはないかな?





本書後半のQ&Aコーナーでは

我が家の上の子達が

モロに当てはまる部分があります。



あなたの家の子供たちに

置き換えて

質問を読み解くと、学びと共感が

深まります。



ここでは

一つだけ例を出します。



我が家でも2番目の女の子が



帰宅するなり

怒ったり、泣いたり感情の起伏が

激しい時がありました。




話を聴くと以前から

クラスの子に嫌がらせを

されていた




だとか、



席替えのときに



暴力的なクラスメイトの隣に

ばっかりされる



(娘以外の子はそのクラスメイトに

言い返せないので、



先生もわが子に甘えてしまったようです)。




感情の起伏を見て

初めて僕たち夫婦は

それらの事実を知ったわけです。




思えば

介護施設でも



俗に言う

問題行動・・・

(問題解決行動と今では言われる)


徘徊をどうしてするのか?



何時が多いのか?

誰が対応していたのか?



そのようなことを考えることに

気づきました。




人間を知ることの基本は

子どもも高齢者も同じだと

気づいたのです。




ここまでお読みいただき

ありがとうございます。


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じゃこめてい出版
発売日:2012-08-01