こんにちは。
岡本大輔です。
第8回
認知症ケア専門士認定試験
1次試験の
合格通知はあなたの
お手元に届きましたか?
合格通知は
8月16日に投函されています。
8月22日を過ぎても
お手元に届かない時は
事務センターに連絡してください。
無事に1次試験を通過したあなたが
行うのは
論述問題です。
このブログで
昨年の問題を
公表して
どのように書くのか?
を載せてしまうと
まずいはずなので、
今回は論述の書き方を
紹介します。
最初に
論述問題や2次試験の面接では
よっぽど常識を外したことを言ったり、
無回答でなければ
(要するに白紙)
合格できるという
”噂”があります。
※ 僕もちなみに
昨年度の試験に
合格しています。
例えば
「一人で立ち上がって
転倒してしまうお客様がいて、
家族から拘束させて欲しい」
という要望があったとき
認知症ケア専門士の
あなたはどのような判断をしますか?
という問題があったとします。
このときの書き方例です。
まずは
結論から書くのが
書きやすいと思います。
事例の問題で言えば・・・
私は家族からの要望が
あったとしても
お客様を拘束しないで
転倒予防できる方法を提案して、
実践します。
だとか、
私は
認知症ケア専門士として
認知症のお客様が
不本意に拘束されないよう
全力を尽くすが、
今回のケースのように
家族の強い希望があれば
拘束することも検討する。
というように問題に対しての
あなたの考えを書きましょう。
※ 注意点として、
あなたの考えが
どこから来るのか?に
気をつけましょう。
”職場の仲間がやってれば
僕もそうします。”
だとか、
”上司・施設長の命令だとしたら
やります。”
という答えは
もちろん
×
です。
なぜかというと
あなた自身の倫理観や
介護観がゼロだからです。
その次に
なぜ、あなたは
拘束しないのか(するのか)?
の理由を書きます。
上の例で言えば
たとえ認知症が深くなり、
自分の意思を伝えられなくても
僕たち専門職はお客様の真意を
汲み取って対応する責務が
あるからです。
認知症になると、
確かに自分の意思は
うまく伝えられないかもしれません。
しかし、
それは拘束されていることが
わからないことではないのです。
意味もわからず拘束されることが
専門職として、
人間として許されることでしょうか?
僕は違うと思います。
僕は専門職として、それ以上に
人間として何が正しく、
何が間違っているのかを考えて
介護をしていきたいと考えています。
拘束して欲しいと話す家族に対して、
「はい、わかりました。」
ではなくて、
なぜ、拘束しなければいけないのかを
話し合って、
拘束しなくてよい方法を模索したいと
思います。
拘束しない方法を提案することが
僕たち専門職の責務だからです。
という書き方となります。
拘束したくないあなたは
どうすれば拘束しなくていいのかを
どのような行動で実践するのか?
を書くのです。
論述問題が届いて、
時間の空いた時に・・・
なんて言ってたら
あっという間に期限がきます。
届いたらすぐに封筒を開けて
問題にとりかかりましょう。
あなたの結論を
先に出しましょう。