レクでトランプをするときに・・・。 | ブログ

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こんにちは。

岡本大輔です。




唐突ですが、

こちらが分かりますか?


↓↓↓




photo:01



トランプです。


左から順に

11、12、13、1



となっております。



僕たちのデイサービスでは

少人数のレクレーションに


トランプで

ババ抜きや七並べをします。



そのときに

J、Q、K、A


お客様の前に立ちはだかるのです。



戦前からトランプは

あったようですが、


当時のお客様たちは

トランプで遊ぶ余裕はなかったのです。



お客様の子供たちが

遊んでいるのを見ていたり、

人によっては一緒に遊んでいます。




先日、

七並べをしていたら


お客様に言われました。


「10の次は何を置くの?」


と。



僕たちの世代では

当たり前にJ、Q、Kと

並べていきますが、


お客様の世代では


これはなに?


ということです。




ババ抜きをしていても


”JOKER”の「J」と


11の「J」が


一緒のカードだと思って


ペアにしてしまうお客様が

います。



認知症の人に多いですが、

中には認知症の診断や

諸症状のない人でも


勘違いすることがあります。



認知症の諸症状のない方には

説明すると理解できるので



ゲームの支障はないのですが、


認知症の深い方ですと

説明してもすぐに忘れてしまって


「これとこれは同じですね?」



JOKERと11のJをペアにしようと

してしまいます。



この光景を見ている

周りのお客様たちは

どう感じるでしょうか?



人によっては3,4回続くと

「さっきも同じことを言ったでしょ!?」



となります。



言われるお客様も

不快になりますし、

傷ついてしまいます。


だからと言って

理解できない方が

一緒のレクに参加しない


だとか、


その人にババが

いかないようにすることは

できません。



そこで僕は考えました。




11のJ、4枚を最初から

なくせばいいんだ!




それから

ババ抜きをするときは

11を4枚外しています。



今ではゲームがスムーズに

流れています。



ちょっとした発想と配慮で

レクレーションが円滑に

流れるんです。



高齢者施設で

トランプをしていて

同じような体験をしている方は

ぜひ、試してみてはいかがでしょうか?