女って大変。/渋谷智子 | ブログ

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おはようございます。

岡本大輔です。


本日の紹介は

こちらです。

↓↓↓















【出会い】

赤い表紙に魅せられて、

帯広図書館で瞬時に

手に取りました。


【本書のテーマ】

現代社会で生きる

女性の大変さ。



【岡本大輔の視点】


母親・妻に対する想いを

考え直してみる。


【抜粋】

今日の先進国社会では、

男性は自分の父親と

似たような生活をする一方で、

多くの女性が自分の母親と

違う生き方をするよう迫られている。


賃金を得るための仕事が素敵に見え、

家庭での仕事が退屈に

見えるようになっている。


今の日本社会では

やっぱり男性にかけられる期待と

女性にかけられる期待は同じではない、

子供が父親に期待するものと

母親に期待するものも違う。


結婚後に生じてくる妻、嫁

そして母としての役割を

全うすることが女として

ごく自然な道だと

無意識に刷り込まれていたのだろう。


子育ての中での孤独・・・

社会から隔絶されたような状態だった。


家族の前では専門家になる必要がない、

家族として向き合えばいい。


情報が入らないという事は

疲弊した家族にとって致命的であり、

人生を全うしようとする

老人にとっても厳しいことである。


幸せは「旦那や子供によって保証される」

という思い込みがある限り、しかもそれが

「主婦である自分の努力によって作られる」

という思い込みがある限り

母親たちは競争に苦しめられ

無心にこどもを愛することが

できなくなっている。


今まで子供が病気になっても

夫が仕事を休むことはないに

等しかったのです。


身体拘束をされた家族に

なってみて初めて

どうしょうもないジレンマが

あると身をもって知った気がします。


【学び】


今の日本社会では

やっぱり男性にかけられる期待と

女性にかけられる期待は同じではない、

子供が父親に期待するものと

母親に期待するものも違う。


結婚後に生じてくる妻、嫁

そして母としての役割を

全うすることが女として

ごく自然な道だと

無意識に刷り込まれていたのだろう。



男性目線からしても

僕は同感です。


女性に対して・・・


特に母親に対して

妻に対しては

特別な感情を持ちます。



おそらく、

世の多くの男性は

同じように考えていると

思います。




母親は子供のために

無償の愛を注ぐべきだ。


子供が辛いときには

常に甘えられる

存在でいるべきだ。


子供が元気に過ごせるように

ご飯を3食準備するべきだ。


子供の話を

聴いてあげるべきだ。




少なくとも僕は

そう考えていました。


(・・・今はその考えは

あまりに独断的だと理屈では

思っていますが、

自分自身にしみこんでいると

感じています。)



僕は特に

2歳頃両親は離婚し、

祖父母と母と4人で

中学1年生まで

生活していて、


中学2年のときから

母と二人で生活、


高校1年生から


母と母の恋人(?)と僕の

3人で生活していました。





このような生活で

母は僕が物心ついたときには


仕事をしていたし、

小学校4年生のときから

看護学校に入って

勉強に明け暮れていました。



その生活で僕は

女性が仕事をすることを

当然受け入れているし、


夜勤もしていた母を見ていて

身体が辛いときは

家事は全然できないし、



仕事をしていて

大変だろうという状況は

見てとれたので、


必然的に僕は

家事を(上手ではなくても)

やるようになったのです。




とりあえず

何か食べさせなきゃと

思っていた母は僕に

3日連続でマックを

買ってきたことも

ありました。



当時は

「3日連続でマックを食べてたら

人生嫌になるわ」なんて

悪たれてましたが、


当時の母の心境を考えれば


致し方なかったのかと

思います。



元々、料理が得意ではない

母でしたから。



高校生になってからは

夜勤明けでは


まず、朝ご飯はなく、

昼も2時過ぎにおきてくるので


僕の昼ごはんはありません。


そうなるとどうするか?



自分でつくるわけです。







正直なところ、

専業主婦で家に帰ったら

母がいて、

ご飯を用意してくれる。


そのような家庭が

羨ましく思っていたのが

事実です。



大学1年生のとき

札幌圏にいた僕は

夏休みに母から

「いつ帰って来るの?」


「絶対帰らない。

帰るつもりはない。」


と言いきり、

1年間帯広に帰りませんでした。


僕は母に


「何で帰って来ないの?」


と聴かれ、


「帰ったってご飯が

用意されているわけでも

なんでもないし、

(母は)仕事で

疲れているんだから

帰ったって

気を遣うだけ。」


と言ったところ

母は激怒し、


「だったら2度と帰って来るな!」


と言いました。


母が仕事で大変だったことは

理解していたつもりですが、



家に帰って

心の安定をもらえない場所に

帰りたいとは僕はそのとき

思えなかったのです。




今まで子供が病気になっても

夫が仕事を休むことはないに

等しかったのです。







子育てをするようになって

初めて気付いたことがあります。


一人身だったときは


「子供が風邪をひいたため」

仕事を休む人のことを




「お前は子供の管理もできないのか!?

と僕は憤っていました。


僕は親たるもの、

子供が風邪をひかないように

最善を尽くすのが当たり前と

思っていたのです。




しかし、

自分が親になってみて

初めて分かったのです。


親が管理していても

風邪をひくときはひくし、


保育園や学校でインフルエンザを

もらってくるのです。



小さい子供と生活していると

子供たちが体調を崩すのは


管理しようがないことなのです。




小さい子供がいる人が働くことは

会社にとって、職場の仲間にとって

大変なことです。



体調不良や病気は

予定を組むことができません。



小さい子供がいる人が

働くにはその人の努力も必要ですが、



その人の生活環境等を

理解してくれる職場環境が

何より大切なのです。



社長や役職のある人だけが

心遣いをするのではなく、


同僚や部下など

仲間たちが、

「子供さん大丈夫?」と

一声かけてくれるだけで


働きやすさが変わると

僕は思います。



あの頃、憤っていた僕も

今では、共感を

示せるようになりました。


「子供さん、大丈夫ですか?」


だけでなく、


「〇〇さんは大丈夫ですか?」


と仲間のことも気にかけるように

しています。










ここまでお読みいただき

ありがとうございます。


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チェック項目11箇所。今日の先進国社会では、男性は自分の父親と似たような生活をする一方で、多くの女性が自分の母親と違う生き方をするよう迫られている。賃金を得るための仕事が素敵に見え、家庭での仕事が退屈に見えるようになっている。今の日本社会ではやっぱり男性にかけられる期待と女性見かけられる期待は同じではない、子供が父親に期待するものと母親に期待するものも違う。結婚後に生じてくる妻、嫁そして母としての役割を全うすることが女としてごく自然な道だと無意識に刷り込まれていたのだろう。子育ての中での孤独・・・社会から隔絶されたような状態だった。家族の前では専門家になる必要がない、家族として向き合えばいい。情報が入らないという事は疲弊した家族にとって致命的であり、人生を全うしようとする老人にとっても厳しいことである。幸せは「旦那や子供によって保証される」という思い込みがある限りしかもそれが「主婦である自分の努力によって作られる」という思い込みがある限り母親たちは競争に苦しめられ無心にこどもを愛することができなくなっている。今まで子供が病気になっても夫が仕事を休むこと話題に等しかったのです。身体拘束をされた家族になってみて初めてどうしょうもないジレンマがあると身をもって知った気がします。