ご家族様からの熱い想いが届きますか? | ブログ

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こんにちは。

岡本大輔です。




「養豚生活の始まりか・・・」


僕たち介護職の仕事で

短期入所生活介護というものが

あります。


※俗に言うショートステイです。

僕のお客様が

ご家族様の都合で

ショートステイに入ると決まった時に


「養豚生活か」とおっしゃいました。


※食っては寝ての生活の意味



その瞬間・・・

養豚生活と聞いたお客様のご家族様は

お客様に対して、本気で怒りました。


それは何故か?




お客様自身にしてみれば

そのお客様は若いときに仕事で

福祉施設のことをご存知ですから

はっきり言って施設の生活というのは

制限された生活だと感じたのでしょう。


しかし、

ご家族様にとってみれば

自分たちの都合で

赤の他人である

自分の親の面倒を

一週間近く見てくれるのです。


自分たちの都合を

解決してくれる場所に対して・・・


施設で働いてる人に対して



養豚生活と称するのことが

許せなかったそうです。



施設で介護してる人に対して


・豚の面倒を見てる

・人間の世話をしていない


と蔑んだ表現が

ご家族様の怒りを買ったのです。




僕は正直なところ

お客様がショートステイでの生活を

”養豚生活”と言って苦笑したときに

僕も一緒に苦笑ししまいました。


それは僕が介護施設で

実習をしたことや

アルバイトをしたことが

あることも理由の一つです

措置の時代よりはひどくはないにしろ

僕が施設で実習やバイトをして

介護に携わり

養豚生活といわれても

仕方がないことかなと僕は感じました。



それだけ、

僕が行った現場は

混沌としていて

何をどうしたらよいのか

わからないし、


水分補給とおむつ交換

入浴介助、食事介助に追われた

生活をしていました。



実習をしていた

10年前僕は介護現場を

体験して、

”人間の生活支援”というより

”家畜の世話”と感じたのです。


施設で働いてる人たちは

大変な思いをして

それでも給料が低い


施設で実習やバイトをしている

僕には施設での介護は

とても尊い仕事してるとは

感じられなかった・・・。





それでも

そのお客様の家族にとっては

自分の家族を面倒みてくれる

とても尊い仕事してくれる


そんな場所だと

感じてくれたのです。

言ってくれたのです。




僕たち福祉職は

このようなご家族様の

熱心な想いを受け止めて



今できることを

やるべきではないでしょうか?