おはようございます。
岡本大輔です。
本日の紹介は
こちらです。
↓↓↓
【出会い】
帯広図書館の新刊コーナーに
数ヶ月前に出たばかりの
新書があったため、
借りてみました。
【本書のテーマ】
遺品整理から見る社会の闇。
【岡本大輔の視点】
遺品整理から見る介護問題。
【抜粋】
事業者の責任は大事だが、
社員の思い、社員の家族のことを
配慮していなかった。
自分が正しいと思っていたことは
相手にとってどうなのか?
自分たちを知るという意識から
自分たちが日頃、
ステークホルダーに対して
どのように接しているか、
どのような行動をしているかを
再認識をすることも多い。
ゴミの量が減ることで収集頻度が減り、
無駄な運搬コストが発生しなくなる。
ごみ屋敷の事例。
遺品整理事業の仕事が増えるほど
社会が抱えている孤独死、無縁社会、
超高齢社会が浮き彫りになる。
スピーディー
=電話をいただいて
24時間以内に見積もり、
契約後48時間以内に作業着手。
【学び】
事業者の責任は大事だが、
社員の思い、社員の家族のことを
配慮していなかった。
経営者や役職のある人への
メッセージを送ります。
戦前、戦後すぐは家庭の都合で
働く人は少なかったかもしれません。
性別役割分業が
機能していた時代は
男性は会社に尽くして
家事は女性が担ったかもしれません。
しかし、
現代は男女共働き、共家事の
家庭が少なくありません。
自分のことや家庭の都合を配慮して
職場を決める人が増えてきて、
これからも
子育てや介護のことで
家庭の都合に合わせた働き方を
求める人が増えてくると思います。
「業務命令」だけを
ふりかざしていては人の心は
動かせない時代に入りました。
働く意欲の低下?
忠誠心がなくなった?
いえいえ、
労働者は時代や環境の変化に
柔軟に対応していこうと
しているのです。
経営者や役職のある人は
このような時代背景を配慮して
従業員と接してみてはいかがでしょうか?
ゴミの量が減ることで収集頻度が減り、
無駄な運搬コストが発生しなくなる。
介護現場で考えるとどういうことか?
要介護3のお客様が訓練等を行い、
要介護1になると
僕たちのデイサービスで考えれば
通所介護費、お客様負担が
1,100円だったのが
809円になります。
つまり、
11,000円から
8,090円になります。
3,000円の減収ですね。
このお客様が週3回来ていたら
一週間で9,000円
一ヶ月で36,000円の減収です。
目先の利益を考えると
介護度が下がると
僕たちの利益が下がります。
お客様やご家族様の視点はどうか?
元気になりすぎて
要支援1
もしくは
自立になってしまうと
週1回の利用や
利用中止になってしまいます。
デイサービスに行かなくても
外出して生活できるのであれば
その判定に
何の問題もありませんが
中には
介護度が下がったことで
外出の機会が減ってしまい
認知症が悪化したケースも聴きます。
そのようなケースは除くとどうか?
デイサービスに通い
元気になることで
今までできていたことが
またできるようになることで
意欲の向上や生活の楽しみに
つながるのならば
そのお客様にとってメリットは
大きいと思います。
また、
居宅介護支援事業者への
印象もけっして悪いものでは
ないと考えられます。
ただ、介護は
本人だけの問題だけでなく
家族の都合も考えるので
単純に介護度が
下がっただけでは
双方にメリットが
ないのかもしれません。
ごみ屋敷の事例。
遺品整理事業の仕事が増えるほど
社会が抱えている孤独死、無縁社会、
超高齢社会が浮き彫りになる。
著者の赤澤さんも
おっしゃっていましたが、
遺品整理業はもともと
家族の仕事であり、
会社が担うことではなかった。
それが、
現代に入り、
無縁社会、
人との関わりに煩わしさを感じる
世の中になって
このような仕事が必然的に
生まれたのだと思います。
以前の職場で
何度かゴミ屋敷に住む
お客様宅に訪問したことがあります。
心理学では
自宅や自室の状態が
その人の心の現われと言います。
実際に部屋が
乱雑になっている人と
会話をすると話が
まとまっていないし、
何を言いたいのか
わからないことが
多いです。
正直、
部屋が乱雑くらいなら
まだいいのですが、
掃除をしていない、
部屋で排尿・排便がされている
埃がひどい。
そのような状況の
家に訪問するのは
かなり辛いです。
お金を貰っているから・・・
福祉の仕事だから・・・
そう言われたとしても、
いくらなんでも・・・と感じます。
仕事のためにやる
というよりかは
社会経験や修行だと思って
行かないとなかなか行けないと
僕は感じます。
今回は僕の素直な気持ちを
書かせてもらいました。
ここまでお読みいただき
ありがとうございます。
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