おはようございます。
岡本大輔です。
本日の紹介は
こちらです。
↓↓↓
【出会い】
子育てに必要なことって何か
気になったので、
帯広図書館の新刊コーナーで
借りました。
【本書のテーマ】
子育てに必要な3つのことを
教えます。
【岡本大輔の視点】
子育てから見る介護への応用。
【抜粋】
戦前の国のありかた
・・・国の体制維持のためのもの
(国民の幸せな人生を送らせる目的はない)。
子育ての3つの柱は
愛情・時間と感動の共有・親の権威。
「時間」・・・大人はこれをジカンと読むけど、
子供にとってはアイジョウ。
子供と関わり方には質と量のバランスが大切。
人は感じたことを心にしまってはいられない、
人は孤独に生きることはできない。
子供が親に求めること
・・・話をよくきいてくれ、
優しく尊敬できる存在でいて欲しい。
将来自立した立派な大人に
成長させることが目的
・・・そのために少しずつ
生きていく方法を教えて
自分でやらせるように
仕向けていかなければいけない。
人生という未知なる海の中を安心して
のびのびと泳ぎ回るためには、
人生の大先輩の言うことに
聞き従うことがとても重要。
本当に子供を愛するなら
親を敬ってその権威に
従わせることが絶対に必要。
男の子の多くは力や強さに
憧れる誰が一番強いのか?
子供にとって父親がヒーロー。
夫婦の関わりを見て子供は学ぶ。
子供をのびのびと育てるというのは
無条件に自由を与えるのではなく、
予めルールを決めた上で、
積極的に年齢や能力に
応じた自由を与えること。
私たちは子供たちにとって
良きリーダーになっているか?
子どもの成長を考えるなら
家事の手伝いをする必要がある、
生活に必要な基本的技術を
しっかり習得することが
子供たちのリーダーとして不可欠。
父親が子どもに
「ごめんなさい」と謝ることは、
決してたやすいことではない、
でも父が謝ることで
正しいことを実践してくれた、
父への信頼と尊敬をより一層
深めるきっかけになった。
話しかけられず、
可愛がられることもない
赤ちゃんは全員が1歳の誕生日を
迎えることなく死んでしまった
・・・充分な栄養と清潔も保たれていたのに、
愛情なしでは生きられない。
【学び】
子供と関わり方には
質と量のバランスが大切。
本書の例で言うと、
普段は仕事で忙しくて
子供とキャッチボールはおろか
会話すらできない父親が
ゴールデンウィークだけはと
旅行に連れて行く。
もちろん、旅行に連れて行って
思い出を作ることが悪いことでは
ありません。
しかし、大事なのは
日常の会話だったり、
ちょっとしたことが満たされているか
どうかだと話します。
デイサービスに置き換えてみれば
外出行事などの非日常的なイベントを
大々的に行うことは
決して悪いことではないけど、
日常の過ごし方が
ないがしろにされてしまっては
せっかくのイベントも
魅力半減になってしまいます。
日常が楽しめてこその
非日常のイベントですと
本書では訴えています。
子育ても高齢者介護も同じです。
恋人同士で考えてみれば
普段ろくに話も聴いてくれないのに
ディズニーランドに行っても
もちろん、楽しめることはあると
思いますが、楽しさ半減ですよね?
日常の会話や普段の関わりを
しっかりしてこそのデートです。
話しかけられず、
可愛がられることもない
赤ちゃんは全員が1歳の誕生日を
迎えることなく死んでしまった
・・・充分な栄養と清潔も保たれていたのに、
愛情なしでは生きられない。
この事例は僕に何を教えてくれるのか?
高齢者介護においても
話しかけられず、愛情を向けられない
高齢者はやせ細って、
脳が萎縮して、
心も身体もボロボロになってしまう・・・
言葉を適切にかけられない人は
心豊かに生きていくことができない。
そう訴えているように
僕は読んでいます。
例えば、
僕たちのデイサービスの
送迎において毎回
お客様が乗車してから
クリアケースをいただきます。
この中には
・連絡ノート
・内服薬等
が入っています。
僕たちのデイサービスに来ると
乗車してから
クリアケースを預かるのが
決まりです。
これも
もしかしたら人によっては
毎回いただいているのだから
お客様だってわかるでしょ?
と声掛けをしないで
物盗りのごとく
鞄からクリアケースを奪うのか?
それともか
わかって当然かもしれないけど
お客様の持っているものを
預かるのだから
「鞄からクリアケースを
いただいてもよろしいでしょうか?」
と一声かけるのかでは
大きな違いがあります。
必要な声掛けをしない
これは相手の存在を
認めていないことに
つながっている
と感じます。
また、
お客様に
あなたは何もできないから
わたしがやってあげている
と無言の圧力をかけている
ようにも感じます。
家族や施設等の介護職員などの
介護者は一緒に生活するうえで
同じ声掛けを何度も何度もすると
思います。
介護者側からすると
当たり前のことを声掛けするので
これくらい言わなくても
その光景を見ていれば
お客様だってわかるでしょ?
と感じることがあると思います。
そう思うことには
僕も同調しますが
声掛けしないでいいか悪いか?
と聴かれれば
声掛けした方がいいし、
むしろ、声掛けするべきだと
僕は感じるのです。
ここまでお読みいただき
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