おはようございます。
岡本大輔です。
本日の紹介はこちらです。
↓↓↓
【出会い】
本書タイトルが気になりまして
帯広図書館で借りました。
【本書のテーマ】
年齢を重ねても、
自分の年齢を受け入れられないと
不幸になる。
心理学の観点から教えます。
【岡本大輔の視点】
中年期・老年期の心は?
福祉職のモラルとは?
【抜粋と学び】
心が不安定なのは
思春期だけではない・・・
中年期や老年期も同じ。
思春期がなぜ心が
不安定になるのか?
自分の子供たちが
小学校5年生、6年生と
ちょうど思春期を迎えます。
僕自身がそのようなときを
迎えたことがあり、
主観的に体験したことがあり、
かつ
今度は子供たちの人生を
客観的に捉える立場に
なりました。
小学校5,6年生となると
小学校と言う
小さな小さな井戸の中で
王様のような立場になります。
小学校1年生
右も左も分からずに
先生や親以外でも
多数の先輩たちがいる中で
生活を続けていき、
階段を昇るように一年ずつ
先輩になります。
その中で児童会やらなんやらで
役割を持つことになり、
・社会的立場の変化
・身体面の成長
・心理面の変化。
・知識が増え、
視点が広がることでの変化
これらの変化が
思春期を取り巻くのだと
今、改めて感じました。
僕自身は
同じ年代の頃
長く続けたスイミングスクールを辞めて
ミニバスケットボール少年団に入り、
それも辞めて、
「自分は何がしたいんだろうか?」
と自問自答を続けた2年間であり、
自分の言葉遣いや友達関係など
悩んでいた時期も
やっぱりこの2年間だったと
感じます。
僕がこれから体験するだろう
中年期・老年期
というのは
思春期同様に
心が不安定になると
著者の津田さんは話します。
思春期の変化で挙げた
・社会的立場の変化
・身体面の成長
・心理面の変化。
・知識が増え、
視点が広がることでの変化
これらが基本ですが
中年期・老年期には
↓↓↓
・会社での役割の増減
・身体的衰え
・身体面の変化による心理面の変化。
・知識の停滞と今後への不安。
これらが挙げられると
感じます。
僕たちのお客様で
80歳を超えた方でも
「仕事がしたい。」と話す男性が
いらっしゃいます。
6月や12月などの
ボーナス時期には
「ボーナスが貰いたい」と話す
男性がいらっしゃいます。
単純にお金を稼ぎたい
というものではなく、
その心理は
”社会に貢献したい”
”自分の役割が欲しい”
”自分の存在する意義を見出したい”
というもののようです。
高齢者福祉に身を置く僕にとって
今回の抜粋は共感できることです。
モラルの3段階・・・
自己中心的レベル1、
レベル2みんながどう思うか。
レベル3自己の良心に従う。
介護支援専門員が
お客様宅に訪問したときに
お客様やご家族様から
お茶(コーヒー)を出されました。
あなたならどうしますか?
(僕の読み解きや認識が
間違っていたらごめんなさい)。
レベル1
・お客様が飲んでと言ったから飲む。
・自分は飲みたくないから断る。
→単なる自己判断。
レベル2
・法律上
認められていないから遠慮する。
・会社でダメと
言われているから遠慮する。
・上司からあのお客様宅では
必ず飲み物が出て飲むまで
会話ができないから飲む。
→環境や周りが自分の行動を
どう考えるかが判断基準。
レベル3
・法律上はダメとされているが
人間同士の交流において
飲み物が出てくるのは
自然のため、法には触れるが
人間としていただく。
または・・・
・人間の交流において
飲み物が出てくるのは
自然なこと(と思われること)だが、
専門職として法令遵守することが
お客様へのサービスに最終的には
つながると判断したため断る。
というように
単なる自己判断や
周りの言葉だけでなく、
同じ、「受け取る」、「断る」
という行動でも
その理由付けが、
法令と照らし合わせること
人間としての行動に照らし合わせること
自分はどちらを選ぶのか?
自分の価値観を出すのが
レベル3といえます。
あなたは今まで
どのレベルで対応していましたか?
【まとめ】
様々な変化を経験する
中年期・老年期には
家族や地域、専門職など
多くの人のサポートが必要になる時期。
その時期に
身体面の変化等で外出が困難に
なるのだから、閉じこもりが増えるのも
必然と言えます。
高齢だから閉じこもり
ではなく、
なぜ、その状況になるのか考えてみましょう。
あなたの考え方・価値観は
どのレベルですか?
人に言われて行っていますか?
それとも、
自分の考え、他者の意見を
法令等を踏まえたうえで
判断していますか?